独逸に帰化するには何がいるのか。

 

  • 8年間滞在
  • 有効な滞在許可証がある
  • 生活保護、失業手当などの社会保障を受けていない
  • 前科がない
  • 独逸語、文化などの知識がある

 

条件をチェックしてみるとすべてパスしているようです。

 

そこで早速、必要な書類をもらいにお役所に行ってみました。婚姻時にビザ発給された『外国人局』ではなく、『帰化局』です。局と言っても1部屋で、担当も1人だけの小さな事務所。そこで必要書類についてまとめた用紙1枚と申請用紙を渡されました。お役所にしては良心的で、私が必要な書類をわざわざ緑のハイライトでチェックしてくれました。申請者の状況によって必要になってくる書類が違ってくるからです。

 

家に帰って目を通すと、思っていたよりも集める書類の数が少なく、しかもそんな手間がかからないものばかりです(それは後ほど詳しく書く予定)。

 

が、しかし…!

 

2つだけ、頑張らないと手に入らない書類がありました。それらは…、

 

1.  『独逸語がデキますよ〜』という証明書。

2.  『独逸のことワカってますよ〜』という証明書。

 

独逸の学校を出たという『卒業証書』。これを持っていない人は独逸語がデキるのを証明するためにあるレベル以上の『独逸語検定』を受けて見事に合格しなければならないのです。

 

独学とオットーだけで勉強して何とか話せるようになったものの、お恥ずかしい程度の独逸語です…。

 

帰化局を訪ねてから数日、よく考えてみました。

 

一か八かで検定を受けても不合格は目に見えてわかることでした。だから『もう一度、しっかり独逸語を勉強しよう!』と、この歳になって一念発起。初めの一步として、ウン十年ぶりに学校なるものに通うことに決めました。

 

頑張っても合格して無事証書がもらえるのか不安で、必要書類が書かれた紙を持つ手が若干震えてましたが、何が必要なのかわかり、手続きも比較的に容易みたいなので安心しました。

 

それではまた。