ベジミ特製食品チェック表PDF版できました。
5月9日のエントリ で発表したベジミ特製食品内容チェック表。
少し画像が小さかったため書きにくかったりする箇所が
多々ありました。(・∀・;)
そこで!この度、そのチェック表のPDF版をアップしました。
これで書きやすくなりましたので是非是非皆さん
ご活用ください。(・∀・)
ベジミ特製食品チェック表(272KB)
http://akt-on.com/vege/sheet.pdf
※PDFファイルの閲覧にはAcrobat Reader がお勧めです。
質問大募集中です。
「京都自給ネットワーク 」主催の京都農塾に参加してきます。
取材&お手伝いがてら。
この京都自給ネットワークさんは
「自分たちの野菜は自分たちで作る」という言葉を合言葉に
様々な活動をされているNPO法人です。
ということで、この遠征にあたり、
京都自給ネットワークに参加されてる方への質問、
その他、見てきてほしいこと、もの、
知りたいことなどがありましたら
是非皆さんの代わりにゴリが調べてこようと思います。
皆さんどしどしTB、コメントで送ってくださいね☆
宜しくお願いします。(・∀・)
鈴鹿さんのインタビュー2弾目アップは
もうしばらくお待ちください。お楽しみにー。
ベジ人vol.03:鈴鹿樹里さん
昼間はカフェ・夜はバー。日替わりのマスターで運営していくという
面白いシステムを採用している「Common Cafe 」。
現在、そのCommon Cafeで、
月・火・水のお昼にマスターとして働いてるのが、鈴鹿 樹里さんです。
彼女の作るメニューはオーガニック中心のもの。
どうしてこのようなスタイルをとるようになったのでしょうか。
お話を伺ってみました。
■オーガニック料理をつくるきっかけ
ゴリ:
「鈴鹿さんがベジタリアンを始めたのは大体いつぐらいからですか?」
鈴鹿さん
「んーと、かれこれ高校生ぐらいの時ですね。」
ゴリ:
「うわー、長い。」
鈴鹿さん:
「ええ(笑)これには色んなきっかけが重なったんです。
まず、クラスで隣の子がアトピーだったんです。
その子に卵を使わないケーキを作ってあげようとしたんですね。
で、その時に色々勉強し始めて、
現在の食事が何故そんなにいけないのか、
とか知るようになってきたんです。
他のきっかけとしてはクリスティーナ・ターナという人が書いた
「セルフ・ヒーリング・ブック 」というマクロビオティックの
本もすごく影響受けました。
これはクックブックと書いてるんですけど、
食事に対してすごく深いことが書いてます。
あと、私の父がアーティストで、
鶴田 静さん(※)の旦那さんと芸術家仲間だったんです。
で、その付き合いから色々教えていただいたりしました。」
※鶴田静さん ベジタリアン界隈でとても有名。
ベジタリアンに関する著書多数。
http://www.edophoto.com/ts.html
」
ゴリ:
「すごいですね、色んなことがつながってますね。」
鈴鹿さん:
「そうですね。」
この日のご飯。メニュー名を記しておくのを忘れました・・orz
とりあえずカツが気になると思いますが、こちら
「麩」をあげたものです。
■周りの人を考えるからこそ。
ゴリ:
「鈴鹿さんがオーガニック料理にこだわる理由ってなんですか」
鈴鹿さん
「率直に言えば、これからの時代に必要な考え方だと思うんです。
私が菜食をする理由は『隣の人、周りにいる人を大切にしたいから』。
ちょっと大げさかもしれませんが、
菜食というスタイルはそれに通じると考えています。」
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※補足:
肉の生産には純粋な穀物の生産と比較して環境コストがかかる、
この鈴鹿さんの発言は、その事実を踏まえての発言かと思われます。
下記、参考のために引用しておきます。
「世界の穀物の38%は家畜の餌になっている。」
「牛の体重を1キログラム増やすために必要な穀物は少ない場合で4キロ、多い場合で30キロと言われている。これだけでなく精肉処理をするので、結局牛の体重比でわずか35%~40%しか食用にされてない。」
(「もう肉も卵も牛乳もいらない 」P.211, 212より)
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鈴鹿さん:
「情報化社会になって、遠くの国のニュースも見れるようになりましたよね。
世界の各地で飢餓があったり、環境破壊があったり、っていう情報も知れるようになった。
だけどそのニュースを知っておきながら何も行動を変えてないのは何か変だなと思って。」
ゴリ:
「よくわかります。」
鈴鹿さん:
「自分にできることはオーガニック料理を作って、他の人にふるまうこと。
それによって周りの人の健康や、環境にいい影響を与えていければ
それが一番いいことだなって思うんです。」
ゴリ:
「いやぁ、いい話ですね。」
次回に続きます。
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鈴鹿さんのインタビューいかがでしたでしょうか。
「菜食」が一つの姿勢でもあるということを知っていただけたかと思います。
それは健康的に生きたいという意思表示でもあり、
環境を守りたいという意思表示でもあります。
毎日行う食事だからこそ、そのスタイルは意味を持ち、
周りになんらかの影響を与えていきます。
鈴鹿さんのお話からその当たり前だけど
忘れがちなことを知っていただけたのではないかと思います。
もちろんこれを読まれてる皆さんに
絶対菜食生活してください!と言うつもりはありません。
お肉は絶対にいけないとか、
「考え」を無理やり押し付けることは
このブログではやりたくないと考えています。
ただ、
菜食にはどういうプラス面があるのか、
マイナス面もあるのか、そのような皆さんの食生活に
良い影響を与える情報を伝えていければと思っております。
ご意見、ご感想お待ちしております。
近況報告しておきます
色々取材した時の記事を書いてるのですが・・
ふーむ(´Д`)
ということで近況報告します。
ベジタリアン生活もそろそろ2ヶ月目ですしね。
体の調子とかもろもろ報告です。
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・ぐっすり眠れてしっかり起きれてる。
生活リズムが極めて良いです。疲れにくくなってるのかな。
・あいかわらずムラムラがそんなにない。
彼女といる時以外ですけどね。(*・∀・*)
ということは浮気防止に役立つのかも。
彼の浮気が気になる人!肉と五葷を食べさせてはいけませんよ。
・家族がだんだんベジタブルな方向へw
母ちゃんが豆乳買ってきてました。
親の体にはとてもいいことだと思うので、
菜食中心にして健康に気を使う家族になってるのは嬉しいことです。
・便通すさまじく良い。
これほんと。悩んでる方。おとなしく菜食中心にしなさい!w
・調味料がキツイもの、油っこいものをみると・・
本当に受け付けないですね。甘すぎたり、塩辛すぎたり
そういうのが苦手になってきました。僕と外出する際は
きちんとした和食が食べれるところか、自炊でお願いします。
<番外編>
・LOHAS、スローライフ全般に関心が湧き出す。
なんかすごいつながってるんですよね。環境とか経済とか。
機会があればその辺の話もしたいと思っております。
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さて、明日には先日の鈴鹿樹里 さんの記事をアップします。
すっごい、いい方です。お楽しみに。
今後のスケジュール
・ポジティブ生活のnattoさん と先日お話した内容をアップ予定。nattoさんありがとう!
・今週日曜日、農業手伝い に行ってきます!ついに生産の現場へ。(・∀・)
・mixiにて、大阪のベジ店情報 を大量入手!取材してきます。
・読みたい本がいくつか。kiyoyoさんから紹介していただいた「狂ってしまった野菜たち 」を読みたいです。
・鈴鹿さん主催のイベント石釜ワークショップ に参加予定。6月20日ぐらいって言ってたので
できればその報告もしたいですね。
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体いっぱい使って野菜にふれていきたいです。
ほんと知れば知るほど奥が深い。
ということでお久しぶりの近況報告でした。
なにわの伝統野菜・玉造黒門越瓜(しろうり)を求めて③
玉造稲荷神社 鈴木さんへのインタビュー最終回です。
今日は各地にちらばる伝統的なお野菜と
なにわの伝統野菜復興に関する取り組みについてです。
■お話を伺った方
玉造稲荷神社 鈴木さん
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■地域と野菜って密接に関わってるんですって。
鈴木さん:
「ゴリさんのランクアップを願って
色々各地の伝統野菜を調べてみましたよ。
東京であれば
・亀戸大根
・東京大城瓜
・金町子かぶ
愛知であれば
・ちりめんかぼちゃ
・まくわうり
京都
・聖護院大根
・桂うり
などなど・・
せっかくですから、ベジミで各地の伝統野菜に関しての
エントリを募集するのもいいと思いますよ。」
ゴリ
「それはいいですね!早速やってみます。」
ということで伝統野菜ネタ受付所
というエントリを
作りました!ゴリは大阪を拠点に活動しているため
やはり全国の伝統野菜に関してフォローできてません。
そこで皆さんから是非伝統野菜に関するエントリを
送っていただきたく思っております。
夏休みの自由研究みたく、ちょっと地元の野菜について
調べてみるいい機会かもしれませんので、是非皆さん
調べてみてくださいね。
ゴリ:
「それにしても伝統野菜は知れば知るほど面白くなってきますね。ずっと大阪に住んでいましたが、随分と大阪に対しての見方が変わった気がします。」
鈴木さん:
「そうでしょう。地元で生産されたものを地元で消費することを『地産地消』と言います。顔が知れた地元の人が作った野菜を地元の人がいただく。日本はもともとこういう食べ方だったのですが、最近めっきりこういうのがなくなりましたね。ただ、スローライフ、マクロビオティック、LOHASの流れもあって、だいぶこの考え方が見直されるようになってきました。」
ゴリ:
「もっともっと自分たちの地元の野菜を愛すべきですね。」
鈴木さん:
「地域と野菜の関係を代表する面白い話をしましょう。なにわの伝統野菜に天王寺かぶらってありますよね。」
ゴリ:
「はい。」
鈴木さん:
「これもなにわブランドを示す一つの野菜だったので、人気があったのですが、これに惹かれた長野の人がこの種を地元に持って帰ったんですね。」
ゴリ:
「へぇ、そうなんですか。」
鈴木さん:
「で、その人が長野で植えてみたところうまくかぶが出来ない。どんどんどんどん葉っぱのところが伸びていくんです。
きっと気候の問題なのでしょうね。ともかく天王寺かぶらとは全く違う姿になっていったのですが、でもたいそう立派な葉っぱだったので、漬物にして食べてみるとなかなかおいしかった。
実はこれが野沢菜の始まりだったんです。」
ゴリ:
「えええーっ!そうなんですか!?( ;゚Д゚)」
鈴木さん:
「そうなんです。天王寺かぶらと、野沢菜って実は同じ種から出来てたんですよ。だけどもその地元の風土によって全く違う野菜になっていったのです。」
ゴリ:
「すごい・・。地域の風土と野菜の関係は切っても切れないものなんだってことが良く分かるエピソードですね。いやぁほんっとに面白いです。」
■なにわ伝統野菜の取り組み
鈴木さん:
「今年の3月に大阪市が8つの野菜をなにわの伝統野菜として認証したんです。
府が認めてる伝統野菜ではなく、市が認証した伝統野菜というのは今回が初めてなんです。」
http://www.city.osaka.jp/keizaikyoku/info/info_h230.htm
ゴリ:
「へーそうなんですね。」
鈴木さん:
「
天王寺蕪
田辺大根
金時人参
大阪しろな
毛馬胡瓜
玉造黒門越瓜
勝間南瓜
源八もの(芽じそ)
これら8つが認証されたんです。まだこれらの8つの野菜はマスコミも取材してないと思いますので可能であれば是非取材してみてくださいね。」
ゴリ:
「はいっ!とても面白そうですね。」
鈴木さん:
「ところでゴリさんみたいに実際にこれらが栽培されてるところを訪ねるマスコミって実はいないんですよ。だからいいことですよ。野菜が生きている現場を伝えることが大事だと思うんですよね。」
ゴリ:
「・・ありがとうございます。(しんみり)」
鈴木さん:
「大阪府も『野菜』をキーワードに活性化していこうという動きが活発なんです。これからも伝統野菜がどんどん露出してくると思いますから、ゴリさんもどんどん盛り上げていってくださいね。」
http://www.osaka-brand.jp/dokkoi/yasai/index.html
ゴリ:
「はい!本当に今日はありがとうございました!」
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ということでこれにして、鈴木さんへのインタビューは終了です。
本当に色々なことをとても親身になって教えていただき、
ゴリはひたすら感動してました。
鈴木さん、本当にありがとうございました。
人と語るとより野菜の良さが伝わってくる気がします。
これからも色んな方に野菜に対する考え方、
野菜にたいしてのお話を聞いていきたいと思います。
皆さんもいつも食べてる食べ物のこと、野菜のことについて、
身近な人と話してみてくださいね。
知れば知るほど本当に野菜って奥が深いです。
ご意見・ご感想どしどしお願いします!
伝統野菜ネタ受付所
あなたの地域にもきっとある伝統野菜。
あなたの住む地域を見直すいい機会にもなります。
あなたの住む地域の歴史を学ぶいい機会にもなります。
是非皆さんの地域に根付いた伝統野菜に関して
調べたり、食べてみたり、栽培してみたり
された際は是非こちらのエントリまでTBしてください。
地産地消のきっかけをベジミが後押しできたら光栄です。
ベジ店vol.06 common cafe 鈴鹿樹里さん
うわー更新できていませんでした。
すいません。インタビュー記事作成していると
時間がかかり過ぎてしるので、
今日は久しぶりにベジ店更新します。
越瓜最終回は明日にアップしますので
お楽しみに。
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今日行ってきたのは大阪、中崎町にあるcommon cafe さん。
ここのお店は「日によって店長がかわる」
という面白い仕組みになっていますので、
いつもベジーなご飯が食べれるわけではありませんが、
今日は鈴鹿樹里さんというベジタリアンな人が
料理を作っておられるということで行ってきました。
入り口。
今日のメニューはこれ!もうまさにベジベジゴリゴリ!
階段を降りていくとある言葉。
いい言葉ですね。
今日食べたのはこちらです。むっちゃおいしかったよこれで800円。安い。
今日の目玉はこれ。「テンペの竜田あげ」
テンペとはゆでた大豆を発酵させたもの。インドネシアの納豆みたいなものです。(ちなみにねばっこくはありません。)ずーっと前から知ってたのですが、食したことがなくて、本日初体験となりました。
お味は・・・おいしい。今回はしっかり醤油の味付けがされているので、から揚げのようなお味でした。実際はそんなに味はないとのことです。調理してみたいなぁ。ちなみにこのテンペは鈴鹿さんの友達のインドネシア人に作ってもらってるとのことです。すごすぎ!
参考にあるあるスパスパ健康食品ネットさんへのリンク
テンペ
ベジタリアンである鈴鹿樹里さんの料理をcommon cafeで食べられるのは大体、月・火・水のお昼。詳しくはcommon cafeのタイムスケジュールをご覧下さい。お近くにお住まい、お勤めの方は是非。おいしいですよ~。で何よりも毎日メニューが変るらしいのでそこにも注目。てか僕にとってはずせませんねこりゃ。
さて、店内の様子を映した写真もないし、鈴鹿樹里さんの写真もない。どうなってんだ!とお怒りの皆さん!(怒ってないか)ちょいとお待ちを。
実は明日、インタビューを敢行させていただく予定なのです!
どういうところから野菜を取り寄せているのか、日々どういう食事をされているのか、色々聞いてくる予定です。とても優しい方なのでむちゃくちゃ楽しみ。鈴鹿さんはこのほかにも色々な活動をされているのでそこらへんの話も聞いてきますね。お楽しみに。
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ベジ店vol.06 common cafe
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〒530-0015 大阪市北区中崎西1-1-6 吉村ビルB1F
Tel 06-6371-1800
url:http://www.talkin-about.com/cafe/
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なにわの伝統野菜・玉造黒門越瓜(しろうり)を求めて②
先日のエントリ に引き続き玉造黒門越瓜(しろうり)のお話第2回目です。
■お話を伺った方
玉造稲荷神社 鈴木さん
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今日は瓜が育てられてる畑に潜入。
そして瓜にまつわる色んなトリビアもあります。
これであなたも瓜博士ですッ!!
■ 越瓜畑に潜入レポ!
瓜の苗でございます。
うんうんすくすく育てよー。
ゴリ:
「瓜が実になりだすのはどれくらいなのですか?」
鈴木さん:
「大体7月ですね。種を植えるのは3月頃になります。」
ゴリ:
「ほうほう。真夏にとれるのですね。」
鈴木さん:
「そうです。越瓜は夏にぴったしなんですよ。なぜなら実にたっぷり水分が含まれてるので夏バテ予防に大変良いのです。」
ゴリ:
「なるほどー。すいかと基本的には一緒ですね。」
鈴木さん:
「そうそう。ところでゴリさん越瓜って色々面白いんですよ。これ見てください。」
ゴリ:
「おおっ。ひょろっとつるが伸びてますね。」
鈴木さん:
「つるは親づる、子づる、孫づるとあって、孫づる以外には実がならないんです。」
ゴリ:
「へぇー。これは何づるですか?」
鈴木さん:
「子づるですね。だからもっと伸びてきた際には切ってしまいます。養分がとられますから」
ゴリ:
「なるほど。」
鈴木さん:
「でね、このつる、どれくらい伸びると思います?」
ゴリ:
「えっ、唐突ですね。んー10センチぐらいですか?」
鈴木さん:
「実はね、こーれぐらいなんです」
ゴリ:
「な、ながっ!(´Д`;)」
鈴木さん:
「未来予想図では直線ですが、もちろんつるなので、にょろにょろと生えます。そしてこれが一本の苗につき何本もはえるので、最盛期は大変ことになるんですよ。」
ゴリ:
「へーッ!今の状態からは想像できないですね。」
鈴木さん:
「今みえてる畑の土がつるで覆いつくされてしまうんですよ。是非実がなる頃にもう一度みにきてください。」
ゴリ:
「はいっ。いやー、さすが自然の生命力はすごい。(・∀・)」
畑には石碑もあります。
なんかご利益ありそう・・(´ー`)
あと旗もあります・・・ってひるがえっちゃった(TДT)

畑は神社に隣接してありますので、
お近くを通られた際は是非見てみてくださいね。
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■ 越瓜にまつわるトリビア
トリビア1:越瓜は何故「しろうり」と読むのか
ゴリ:
「『越瓜』でなんで『しろうり』って読むんですか?当て字ですよね。」
鈴木さん:
「ゴリさん、『きゅうり』って漢字で書けます?」
ゴリ:
「い、いえ・・書けないです。」
鈴木さん:
「胡瓜 って書くのですが、これはそもそも『胡』という国から伝わったからなんです」
ゴリ:
「へぇー」
鈴木さん:
「ということで、越瓜は古代中国の『越』という国から伝わったからこの字になってるんです」
ゴリ:
「へぇーへぇーへぇー」
鈴木さん:
「でね。きゅうりは熟すと黄色くなるんです。ゴリさん、『き・うり』って続けて言ってみてください。」
ゴリ:
「きうり、きうり、きゅうり・・・・・おっ!きゅうり!あー、そういう意味なんですか!」
鈴木さん:
「で、越瓜のほうですが、これは熟すと白くなっていくんです。」
ゴリ:
「なるほどっ!それで『越瓜』を『しろうり』と読むんですね!なんかちょっと賢くなった気分です!」
トリビア2:奈良漬の歴史
ゴリ:
「先日カフェカバーで食べたあの奈良漬、とってもおいしかったです。」
鈴木さん:
「江戸時代、この周辺では酒造業が盛んだったんですよ。で、奈良漬はこの酒造りからでる『酒粕』と『越瓜』があわさって生まれたんです」
ゴリ:
「ほほーッ!なるほど。なんかすごい納得できる話ですね。」
鈴木さん:
「江戸時代に『お蔭参り』というのが流行したのですが、玉造はそのお蔭参りの玄関口だったんです。
そこで旅支度をしながら、奈良漬を食すというのがその時代のスタイルだったようです。
奈良漬は良く持ちますし、旅のお供にも適していたので、もう皆食べてたようです。いわば奈良漬フィーバーですね。」
ゴリ:
「おもしろいですね~。いやーほんと歴史的なことってすごい興味深いです。」
鈴木さん:
「でしょ。機会があればゴリさんも色んな野菜の歴史を紐解いてみてくださいね」
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越瓜という野菜一つにもさまざまなストーリーがあるのだなぁと
とても感慨深くなったお話でした。
いつも食べてる野菜でもいつから食べられてきたのか、どういう土地からきのかなどを調べてみるととても楽しいと思います。是非皆さんもやってみてくださいね。
さて、鈴木さんへのインタビューは次回で最後です。
各地にちらばる伝統的なお野菜と、
なにわの伝統野菜の取り組みについてお話をお伺いしました。
それでは次回もお楽しみに☆
なにわの伝統野菜・玉造黒門越瓜(しろうり)を求めて①
玉造稲荷神社 に行ってきました。
何故って?それは以前カフェカバーで晩御飯を食べてた時です・・
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カフェカバーの店員さん:
「ゴリさん、ほいっ!」
どん!
ゴリ:
「おっ。これは奈良漬じゃないですか!」
ベジゴリベジゴリいただきますっ(久々)
「カリッ」
軽やかな食感!噛み応え抜群です。
そしてかめばかむほど深みのある味わいが口の中に広がる・・。
おいてぃ・・
カフェカバー店員さん:
「これね、なにわの伝統野菜『黒門越瓜(しろうり)』を漬けてみたものなのです。肉厚でおいしいでしょう。」
ゴリ:
「うん、おいしいッす!お酒がグビッと飲めそうですね!
(ちなみにゴリむちゃくちゃ酒弱いです(´ー`;))」
と、答えつつ、ゴリの頭にはホワホワとはてなマークが浮かびました。
ゴリ頭の中:
「(なにわの伝統野菜・・そんなものがあるのか)」
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ということでこの黒門白瓜が作られてる現場を訪ねてみたくなり
聞いてみたところ、これが「玉造稲荷神社」で作られてるとのことだったのです。
さて、今回お話をお聞かせいただいたのはこの方。
鈴木 伸廣さん
正面から写真を撮ろうとすると照れておられましたので
この写真を採用させていただきました。
鈴木さんは本業は神社のお仕事をしていますが、
その傍ら、なにわの伝統野菜である「黒門越瓜」の復活を推進する
「玉造黒門越瓜出隊」でも精力的に活動されております。
ベジミのランキングをいつも気にしていただいてるみたいで
本当に優しい方です。
それではインタビューいってみましょう!
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■ 越瓜は玉造の伝統野菜なのです
ゴリ:
「そもそも、何故この『越瓜』を広めていく活動をされることになったのですか?」
鈴木さん:
「神社に務める者は、その神社の周辺の地域について歴史的な知識をつける必要があるんです。ですので色々な文献で玉造にまつわる歴史を勉強していたんですね。」
ゴリ:
「ふむふむ」
鈴木さん:
「玉造にまつわる色んな文献を調べていくと『瓜』、『瓜』と、瓜という単語がどんどん出てきました。
(こんな感じです)
で、そこに好奇心がわいて調べはじめたんです。するとどうやら玉造は越瓜の名産地らしく、そもそも『白瓜市場』と言われていたんです。」
ゴリ:
「へーそうなんですかー。」
鈴木さん:
「そうなんですよ。で、そこでまた疑問が浮かんだんです。
『じゃあなんで今その瓜が大阪で見られないのだろう』と。
これ大体3年前ぐらいの話なのですが、
この頃には瓜は栽培されてなかったんですね。
でもそのような歴史的な背景を知ってしまったら、
復活させたいと思うのが人情じゃないですか。(笑)
そこでこの稲荷神社で栽培し始めたんです。」
ゴリ:
「なるほど。そのような経緯があったのですね。」
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■ 伝統野菜が人をどんどんつなげていきました。
鈴木さん:
「活動を始めてみて驚いたのは、マスコミのひきの強さでした。
噂を聞きつけてNHKさんがずーっと畑を取材に来てくれたりしたんですよ。」
ゴリ:
「えっ!そうだったんですか。すごいですねぇ」
鈴木さん:
「他にも新聞や雑誌と各メディアでこの取り組みが取り上げられたんです。
そうして地元の人々に『玉造はこういう歴史があるんだ』と知られはじめることになりました。」
ゴリ:
「なんかいいですね。地元の方がその地の歴史を再認識していくっていうことが。」
鈴木さん:
「そうでしょう。で、そのうちにこの神社の隣にある小学校の先生がすごい興味をもってくれて、地元の歴史教育の一環として、この越瓜を栽培することになったんですよ。」
ゴリ:
「おっ。なんか食育の流れになってきましたね。」
鈴木さん:
「たとえば『黒門越瓜のうた』というものも作ったりされたんですよ。(といってCDを流す)」
CD:
「た~ねをやり~♪ みずをまき~♪・・」
ゴリ:
「す!素敵ですね!この歌!とてもほほえましいです(笑)」
鈴木さん:
「でしょ。(笑) すごいそこの先生が熱心でご自身で作曲されたんですよ。」
※ブログでもこの音源を流したかったのですが、著作権的にNGとのことでした。残念・・。聞きたかった皆さんすいません。
鈴木さん:
「他にも授業の一環で色々なものを作りました。たとえば・・
ポスター(可愛らしい・・)
越瓜について学生が調べたことをまとめた黒門越瓜辞典。(越瓜の育て方、歴史、栄養などやたら詳しい!昨今の小学生恐るべし!)
」
ゴリ:
「いやーすごいです。こういう授業は本当に面白いですね。」
鈴木さん:
「子どもにもすごい受けがいいんです。きっと自分たちが住んでる地域に歴史が密着してるからイメージしやすいんですね。
『えっ!あそこの土地が昔はああいう風に使われてたんだ』とか、そういう新鮮な驚きを子ども達は感じているようでした。」
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ゴリ:
「わわっ。これすごい人ですね。いったいなんですか?」
鈴木さん:
「これは毎年7月に行われる越瓜の「食味祭」の様子です。
この玉造稲荷神社で行われるのですがこのように盛況なんですよ。
先ほども言ったようにマスコミでもすごい取り上げられますし、それにおいしくて新鮮な瓜料理が屋台ででるので人気があるんですよね。」
ゴリ:
「すごい・・是非行きたいです。」
鈴木さん:
「是非是非歓迎しますよ。でも本当に早くこないと行列になりますんで気をつけてくださいね(笑)」
ゴリ:
「はい!いやーほんと地元に愛されてる様子が伝わってきます。地野菜でできたつながりってあったかいものですね」
鈴木さん:
「ええ、本当にそうですね」
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いかがでしたでしょうか。
伝統野菜を復活させる取り組みが、どんどん玉造という地域を活性化させていく様子が伺いしれるお話でした。
次回のは実際に神社内にある畑に行き現在の瓜の模様をお伝えします。そして今回だけでは話しきれなかった瓜にまつわるあんなことやこんなことも!
皆さんもお住まいになられてる地元の野菜について機会があれば是非調べてみてくださいね。知ってるようで知らなかったことがどんどん出てきて面白いですよ☆
またこのインタビューの感想をお寄せいただけるとうれしいです。コメント・TBどちらでも結構ですので皆さんどしどしお寄せ下さい。あと、インタビュー記事多くなってますが、適度に食育関連のものもバランス良く混ぜていきますのでご了承ください。
それでは次回もお楽しみに!
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