今話題の、水嶋ヒロの処女作「KAGEROU」読みました!


というわけで初日記。



今朝読み始めて、1時間ちょっとで読みました。

一気に読んだ。


普段あまり本読まないんだけど(本当は読む習慣つけたい・・・)

先が気になったし、最後まで飽きさせないというか。



本の帯にも書いてあったように、「命」をテーマにした小説。



私にとってはすごく心に響く一冊でした。



鬱病だった頃、何度か自殺未遂を起こしてる私。


命の重み、生きることの苦しみや悲しみ、そして喜びは

身をもって実感したこと。

なんでもない毎日を生きることや

変わらずに朝がやってくること


今の私には

その全てに意味があって、喜びがあって、感謝がある。



この小説の中で、キョウヤという人物が


「自殺」は他の病気と違って非難される。責められる。

でも、癌や他の病気と同じで、心が病んで死んでいく、自殺は逃げることとは少し違う気がする。


という感じのことを言うんです。


なんかそれが妙に響いて、そうなんだよな…って。

元気な状態で死のうなんて思う人はいません。

まして、死のうと思っても実行には移せません。



自殺にいたるまでのあの苦しみや悲しみ、絶望感は

そこまで追い詰められた人にしか分からない。



日本の自殺者数は年々増加してます。

こういう時代にあの本を書いた水嶋ヒロはすごいと思う。

素直に、素晴らしい作品だと思う。


私は幸い、今生きてます。



死んでしまいたいほどの苦しさから這い上がって、今があって。



生きてて良かったって、日々感じてます。


この声が届くなら、著者の水嶋ヒロさんに、「ありがとう」って言いたい。

読んでて涙が出ました。




なんも知らんでくだらんやっかみを言う人たちなんかに負けないでほしい!

負けんと思うし、見る人が見たら素晴らしい作品だって思うと思うけど。


文学的にどうとか分からんけど、とにかくいい本でした。



一発目の日記にしては重いけど、まあいいやww笑



おわり