坐骨神経とストレス


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腰痛患者が最も恐れる疾患の一つとして、「坐骨神経痛」が挙げられます

坐骨神経痛が発症すると日常生活に大きく支障をきたしてしまうような症状が出現します

具体的には「歩いて5分くらいで片方の足がしびれる」「立って作業をしていると片方のお尻から足にかけて痛みが生じる」といった症状です

こんな症状が出たら非常に困ります

日常生活で歩かないことなんてありませんし、家事をされる方や立ち仕事をされている方は仕事どころではありませんよね

実際に経験のある方はわかるでしょう

でも問題はその症状自体がどうこうではないのです

本当に問題なのは「原因が不明確」ということです

「原因が不明確」→「将来が予測できない」

普通に考えて坐骨神経痛の原因がわかっていれば、その原因を取り除けば症状が改善されますよね

なおかつ原因に対してどの程度の期間治療をすれば改善が見込めるということがわかっていれば

「〇〇日後には症状が改善していそうだな」という将来の予測が立ちます

その時の安心感は大きなものだと思います

でも原因がわからなければ、どんな治療をすればいいかもわからない、当然いつ治るかなんてわかるはずがありませんよね


坐骨神経痛は原因が人それぞれで異なります


そのため「個人」の生活やその他の症状を把握することが、原因追究には必要不可欠です

けどもし坐骨神経痛と同時に「強いストレス」をお持ちであるならば

原因は「明確」です。普通に治療すれば間違いなく改善するでしょう

その理由は…



人間の体は不思議なもので

強いストレスが蓄積すると、ある臓器が疲労してしまいます


その臓器とは「膵臓」「腎臓」です


この2つの内臓は精神的ストレスが蓄積しないように

働く作用があるので、ストレスを受ければ受けるほど疲労がたまってしまいます

内臓が疲労するとその臓器は重くなってしまうので

内臓を支えている骨盤に荷重負荷が生じます

膵臓は左側に位置していますので

「左足がしびれる」という患者さんのお話をよく聞いてみると膵臓が原因だった

ということはよくあるパターンです

その場合は筋肉とか関節を治療していくのではなく、まずは膵臓を治療していく必要があります

そして膵臓を治療すれば骨盤の状態が変化しますので

それを動作に適応させるべく、骨盤付近の筋肉を調整します

そして最後に骨盤自体の調整を行うと

坐骨神経へのストレスが減少されますので、症状が改善していくというわけですね

ちなみに腎臓は両側に位置していますので、どちらの症状でも原因となる可能性がありますね


みなさんに頼られる治療家を目指し、日々精進します。