コロナ対策の為
私の住む周辺の病院は
今ほぼ全て面会はできない
それは、
もしかしたら
入院のドアが閉まった時が
最後の顔を見れる時かもしれないということ
ドアを潜る前
『最期かもしれないから、声かけますか?』
ほんの30秒ほどくれた
最期の時間
あなたは大切な人になんて声かけますか?
【横浜】安心介護と育児のアドバイザー大場まさみです。
ブログにご訪問ありがとうございます。
最後の言葉
介護をしている時から思っていました
今日が最後になるかもしれない
なるべく丁寧に
ありがとうを伝えたり
気恥ずかしいときには
笑いを提供したり
ポジティブな時間が最後になるように
心がけたつもりだけど
なんとなく嫌な空気で終わってしまったり
時間に追われている様を
感じとらせてしまって相手に遠慮の気持ちを与えてしまった日には
部屋を出る時は
心がチクンとして
明日も元気で会えますように
と祈っていた。
救急外来で看護師さんが気を配ってくれて
「本当はダメなんだけど、最後のお別れになるかもしれないから声をかけますか?」
とこっそりと話しかけてくれた
外来の処置室から入院病棟への移動の
ほんの30秒ほどの間に
ストレッチャーで運ばれる母は
目を開けていたけど
「手を握り返して」と声をかけても
瞬き1つせず反応はなかったけど
それでも声は届いていると信じて
かけた言葉が
「お母さん。元気になってね!じゃあね。」
吸い込まれるように消えていくストレッチャーと
1人だけ入院手続きのために付き添える父が
ドアの向こうに消えた後
救急外来を出て思いっきり後悔した。
最後の言葉になるかもしれないのに
じゃあねって・・・・
ありがとうって言えなかった。
今まで育ててくれてありがとう
横浜に来てくれてありがとう
濃厚な時間を過ごすために元気でいてくれてありがとう
いつも応援していてくれてありがとう
見上げた空はとても綺麗で
言葉にしない気持ちも
雲が届けてくれるような気がした
父に慌ててLINE
私も子供たちも
ありがとね
思っているからと
お母さんに伝えてね
どこに入院したかもわからない病棟を見上げて
涙が出た
最期かもしれないというのは
生きていても会えない
かけたい言葉があっても届かない
コロナ禍の入院の空しさ、切なさ
そして、その切なさと空しさを感じている家族のココロのケアに
胸を痛めている看護師さんたちを想う
早く人と人が触れ合っていいようになって欲しい
病院スタッフの皆様への感謝
先ほど書いたように
救急外来では
看護師さんが
「本当はいけないんだけど」と言って
処置室から運ばれる母に合わせてくれた
父に聞くと
入院病棟では看護師さん達が
「本当はダメなんだけど、私たちがバタバタしている間に顔を見てあげて」と
本当はダメだけど
病室に入れてくれたらしい
救急外来担当の先生から
翌々日には症状の説明のお電話をいただき
週明けには主治医の先生から状態報告の電話をいただく
丁寧な対応
私も大学病院にいたのでこの対応を全ての患者にすることの難しさはわかっている
会えないことでの家族の心の溝を
埋めるようスタッフの方々が努力しているのが見える
母は奇跡的に肺炎は改善してきているらしい
しかし、ケアの量は莫大に増えてしまっている
吸引が頻回でなければまた同じことの繰り返しとなる
そして、電話で聴く様子では
私たちのLINEなどを見て理解することが
難しそうだということ
お母さん、
週末に見に行こう約束していた梅がきれいに咲いているよ
母に送ったLINEは未読のまま
でもね、母は生きている
そして、母の願いを私は知っている
医療チームに伝えるコミュニケーションの力もあって
叶えるためのチームコーディネートの力もある
だから、今週は
母の今のACPを叶えるために仕事の合間に
動いています
最期のカードが上手く、回りますように。
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