安心介護と育児のアドバイザー

【横浜】訪問看護師×コミュニケーション講師の大場まさみです。
ブログにご訪問ありがとうございます。

自宅療養で過ごすという選択

 

☆実母介護に携わって悩む訪問看護師

~母の病状経過~
2011年上咽頭がん初発
仙台での治療を希望せず(治療中の姿を知り合いに見せたくないと)
隣接県の放射線で有名な病院に希望転院して
放射線+化学療法の治療選択
 
その後定期検診をしながら
実生活では仕事復帰・海外旅行・実母(私にとっては祖母)を名古屋から引き取って
近距離介護をしながら老人ホームで看取ったのが2018年。
2019年5月に突然の意識不明転倒で救急搬送
その後入院中も意識消失繰り返し、反回神経麻痺出現。
誤嚥するため絶飲食
3カ月入院して原因精査するが不明で胃瘻造設して自宅療養。
 
嚥下リハビリの為受診した病院でがん再発確認されて
リハビリを後回しにしてがん治療開始
放射線が前治療の影響で出来ない為
化学療法のみ実施。
2クール目で副作用の重症肺炎になり生死をさまよい治療中断。
母がまだ高熱、感染値が高い状態で余命宣告。
治療が体力的にもうできない状態でありかつ年末だったので転院を求められる
(大学病院あるあるww)
 
 
 
 
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在宅介護の始まり

〇胃瘻造設後の退院が介護の始まり

初発の癌治療後は母は自分で生活出来ていたので
2011~2019は、いわゆる介護は必要ではありませんでした。
定期的な受診に父が車を出して付き添うくらいの状態。
 
2019。7月~胃瘻造設後退院の話が出てからは状況一変。
 
胃瘻から1日3回栄養剤を注入して
その他にも水分補給や薬剤投与の度に胃瘻管理を行う
意識消失するので歩行時には付き添うことが必要でした。
(それ以外の日常生活は出来た)
 
まだ介護保険を利用していなかったため
退院の話が出たICのあとすぐに病棟から担当地域の包括センターに電話。
その日の夕方に保健師さんとの面談を予約。
(夜の新幹線で横浜にかえらなくてはいけなかった新幹線
 
私は当時も訪問看護師として働いていて退院後の混乱が予測できたので
上三角退院前に準備できること
上三角退院してすぐに準備しなくてはいけないこと
にわけて動いていました。
 
そもそも介護認定から始めなくてはいけないので
病院の先生に協力してもらい
胃瘻造設を在宅準備ができる大体の日付に合わせて
遅らせてもらったりとかねww
 
そんなこんなで仙台で父と母の老老在宅療養生活がスタート
ベット、シャワーチェアなど福祉用具を揃え
24時間の訪問看護ステーションに訪問を依頼。
父には胃瘻栄養注入の手技を病院でマスターしてもらったあと
自宅で行う時の工夫を訪問看護師さんに退院と同時にフォローしてもらうことで
安心して介護に臨めるように調整。
 
この辺りは家族として動いているより
在宅のプロとして動いている感じ。
 
 
7月末に退院して12月に救急搬送されるまで
3カ月間父の安心を支えてくれた訪問看護ステーションには感謝しています。
しかし、地域柄か大学病院に通いながら往診ということが叶わず
少し調子が悪いとき
ちょっと熱があるとき
には定期受診まで見てもらえないという横浜では考えられない不思議な回答
1週間ほど微熱や排痰があり胃瘻注入したものが嘔吐してしまう状態が続いていました。
 
 《私だったら、ここでこう大学病院の先生にもちかける・・・》
 
という私の経験から浮かぶ思考回路と
 
 《父を実際支えてくれているのは訪問看護師さん。地域の力関係もわからないし
 ステーションの立場や力量を考えるとこれ以上求めてはいけないかも・・》
 
と遠慮と娘として実介護ができない申し訳なさからくる思考回路で
 
もやもやすることも多々。
 
 
そんな時の高熱、意識低下で救急搬送の連絡。

もやもやしながら、

じたばたしていた遠距離介護

 

そして近距離介護へ・・・

(この移動の話だけでもずっと話せるくらい色々病院とやりとりしたなぁぁ)

老老介護の自宅療養でみえてきたこと

〇同業だから思うこと

7月末に退院して12月に救急搬送されるまで
3カ月間父の安心を支えてくれた訪問看護ステーションには感謝しています。

 

私は在宅医療に関わって18年ちかくたつけど
ずっと医療者目線でしたあせる
寄り添っているつもりでも、自宅療養で悩んでいる家庭のことをどこか
「仕方ないこともあるよね。全てに100点は難しい。」と
冷静に見ていました。
 
 
しかし、実母介護の場合
諦められないことが多いこと笑い泣き
 
地域柄なのか大学病院に通いながら往診希望が叶わず
少し調子が悪いときでも
ちょっと熱があるときでも
定期受診まで見てもらえないという訪問看護からの回答には頭が???
横浜では考えられない💦
 
大学病院はバックヤードでドーンと構えて
日頃の診療や投薬などは
往診医やかかりつけ医に任せるのが
横浜では当たり前。
 
熱のあってふらふらしている母を
受診に一人では連れて行けない高齢の父。
その時点で母は自立歩行していたので
介護タクシーを使えないとケアマネから言われこれまたびっくりあせる
業者の数も田舎では限られているからかしら・・・・えーん
(しかも担当者会議を挟まないと新サービス導入が出来ないので
サービス使うにも1週間以上あとだという融通の利かない対応にがっかり)
 
 
そんな対応の遅さを感じている時に
1週間ほど微熱や排痰があり胃瘻注入したものが嘔吐してしまう状態が続きました。
 
 《私だったら、ここでこう大学病院の先生にもちかける・・・》
 
という私の経験から浮かぶ思考回路と
 
 《父を実際支えてくれているのは訪問看護師さん。地域の力関係もわからないし
 ステーションの立場や力量を考えるとこれ以上求めてはいけないかも・・》
 
と遠慮と娘として実介護ができない申し訳なさからくる思考回路でもやもや。
 
 
そんな時に高熱、意識低下で救急搬送の連絡。
 

 

日本の半数以上が老老介護

〇介護者の高齢化

介護者が65歳以上は59.7%
 
さらに75歳以上でも33.1%
 
と日本の在宅介護は殆どが老人同士が
その人たちの能力の中でできることをしています。
もちろん外部サービスを利用して
負担軽減を図りますが、
一緒に暮らしている人の身体的・心理的負担なくして
在宅介護は成り立たないのが現状です。
 
(昨今コロナで面会制限が多いことから更に在宅介護が増えてきています)
 
 
自宅療養って
100点を目指さないってことがポイントなんだけど
そもそも色んなことを知らなければ目指すことも
悩むこともないことを悩むこともありますアセアセ
医療者で知っているからこそ
 
これは誰の望みを叶えているんだろう?
と、迷いながらキーパーソンとなり
行く道のりを照らしてしまう
 
 
医療者のメガネでは見えてこなかった感情や目線
娘だからこそよりよい生活を願い、期待する気持ち
一線を引けず
悩んだり、悶えたりww
そんな娘≠看護師シリーズにようやく着手する気になってきました。
 
次は横浜に移動してからのお話に続きます。
 
 

 

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