こんばんわ。
勇気づけで毎日をhappy に。
あおぞらのキモチです。

おうちで同居されている認知症の要介護者のご家族によくみられる一幕で
「デイサービス・ショートステイに行きたいないって母(父・夫…妻)が言っているので・・・。今回は・・・。」と断られ,認知症の方が家から出るチャンスが少なくなっているご家庭があります。


認知症の介護というのは
お風呂入るように促すのも大変。
同じこと何度も何度も説明・・・にイライラしてしまう。
目が離せないので自分の時間が自由に使えない
洗濯や食事の工夫など家事比率も大きくなる。


でも、大事なお父さん、お母さん、旦那様、奥様。
嫌だって言っているから出せない・・。

他の人に迷惑かけるから出せない・・。

デイサービスから帰ってきてから荒れそうだからいかせられない・・。

周りの人からきちんと介護していないと思われそうだから出せない・・・。


なんだか,子育てのイライラと似ていますよね。

子育ての時も周りからの視線を感じて

自分の中に「~べき・ねば」を作り出し

自分自身を縛ってしまうことがある。

介護も同じことがよくあります。

優しくしなくてはいけない。

嫌がることをしてはいけない。

家できちんとみなくてはいけない。

きれいにしなくてはいけない。

きちんと食べさせなくてはいけない。・・・・・・

 

 

おんぷおんぷおんぷおんぷおんぷおんぷおんぷおんぷおんぷおんぷおんぷおんぷおんぷおんぷおんぷおんぷおんぷおんぷおんぷおんぷおんぷおんぷおんぷおんぷおんぷ

 


認知症の方の物を忘れてしまう。今までできていた行動がわからない(TVのつけ方がわからない。文字が読めないなどetc.)などは中核症状と呼ばれ,脳の機能的な問題として認知症の症状ととられています。

この中核症状は病気の症状です。

 

もう一つ。
認知症の方の心理状況として
不安感
があります。

よくわからない。
何を話しているのかわからない。
どう人から見られているのかわからない。

毎日の当たり前にわかっていた事が抜け落ちていく、
漠然とした、恐れの感情です。

 
その恐れは,BPSD=周辺症状と呼ばれこの行動の中には
徘徊,妄想,幻覚,うつ,暴力,暴言,介護拒否,不眠,失禁,帰宅願望etc.など
様々な症状があります。
このBPSDに関しては,対応次第で軽くすることも,重くすることも可能です。



 
介護者の方の疲労,不安,イライラ,ストレスを
認知症の患者さんは敏感に察し
BPSDを悪化させることがわかっています。
介護をしている側の心の余裕がとても大切なのです。
 
不安を軽減させる技術はたくさんあります。
その時その時で,どのようにするかは違いますが,
根本的に大切なのは
不安だと感じているキモチを否定しない。
分かるようにわかる言葉で話をする。
存在を感謝する
ことです。
 
例えば,
お風呂に入りたくなくて,浴室に入りたがらない方に
「大丈夫だから。」と何度も話しても
伝わりません。
だって。何をされるのか,怖いんです。
お風呂に入って気持ちいいということは,
経験による予測であり
そこの機能が働いていないんだから
お風呂≠気持ちいいという図式は成り立たないのです。
お風呂=何をされるかわからない,みんなが寄ってたかって入れ入れと言うけど
何をするところだかわからない恐れること。
 
 
では,この場合どうやっていけばいいのでしょうか?
 
長くなったので続きはまた書きますね。