乳がんとわかって
もうすぐ1年半が経ちます。
告知を受けたその瞬間
私の見ている世界は色をなくし、
大きな大きな指に
首根っこを摘まれて
モノクロの世界へひとり
ポン、と置かれたような感覚になったあの日。
術前化学療法 → 手術 → 放射線治療 → 術後化学療法…
有難いことに今日まで
治療は順調にすすんでおります。
そして、おかげさまで
私が見る世界も
今は彩りを取り戻しています。
でも。
身体はもちろん、
心が疲弊して
辛くて 辛くて 怖くて
どうしようもない時があります。
治療がすすんだ今でも
結構な頻度であります。
そんな時、
私が冷静になれる呪文があります。
『子ども達でなくてよかった』
この言葉を繰り返すと
心に凪が訪れます。
告知に絶望することも、
モノクロの世界へ置かれることも、
抗がん剤の副作用で苦しむことも、
髪がなくなるなど見た目に変化があることも、
身体や心を痛めることも、
再発や転移の恐怖が
この先ずっと付きまとうことも…
その全部、全部。
経験するのが
息子や娘でなく、私でよかった。
そう。
子ども達でなくてよかったんだ。
私がすべて引き受けるから
子ども達は絶対に
こんな経験しなくて済みますように…
ねぇ神様、聞いてる?
お願いね。
次の月曜日も抗がん剤(ハーセプチン)投与
行ってきます。
前回の投与から3週間。
ずっと(特に就寝中)
突如、込み上げてくる吐き気に襲われるけれど
なんなのかな。
嘔吐まではいかないけれど、
嘔吐恐怖症気味な私は
毎回、冷や汗かきかき… ( ; _ ; )
追加で服用している薬の影響なのか…
一応、相談してみよう。
呪文唱えつつ
ぼちぼちいきます!
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