3月11日は私の生まれた日。そして生まれ直した日。 | 青空アロマテラピー!

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こんにちは!


青空アロマテラピー!の井上ミウです。



3月11日については、その近辺に書くのがタイムリーなんでしょうね。

でも、私にとっては大切なことなので
あえてずらして書きたいのです。



3月11日は私の生まれた日です。


そして、私が生きてきた中で、一番大きな災害が起きた日。


あの日、東京は震度5弱で、
本当に大変だった場所よりはずっと軽かったのに、
それでもそれは後から大変な事態を知ったからそう思うのであって、
あの揺れている間は、
本当に命の終わりを覚悟した。



みんなも、そうだったと思う。



前の日に、娘と夫が、マリービスケットでケーキを作ってくれて、
一晩寝かせて明日食べようねって、冷蔵庫に入れた。


あれはもう食べられないかもしれない。

もう「明日ね」っていう『明日』は来ないかもしれない。


歯医者に行くために、
またまた早く保育園にお迎えに来ていて、
末っ子を着替えさせている時だった。

末っ子を小さなテーブルの下に入れて
古い保育園の建物が揺れ終わるのを待った。


すぐに娘を学童へ迎えに行った。

そこで大きな余震が来た。


だけど、娘を抱きしめてあげることが出来た。
ここでダメでも娘を抱きしめることが出来た、と
感謝した。


たまたま、旦那さんは仕事が休みの日で家にいた。


またまた、お兄ちゃんは病院に泊まっていた。
病院なら何かあってもお兄ちゃんに必要なものは
全部そろっているはずだ。
連絡はつかないけど、きっと大丈夫。



そう、たまたま。


たまたま、私たちは何でもなかった。


そんな実感があふれてくる。



子供たちは、余震が怖くて家のテーブルから出ようとしなかった。



思い出したように、娘は

こんな日だけど、お母さんケーキを食べようよ

と言った。




テーブルの下で、誕生日の歌を歌って、
みんなで、マリービスケットにイチゴを挟んで生クリームをぬったケーキを食べた。


美味しかった。


この日、誕生日のケーキを食べられるなんて。



それから、毎年、
娘はケーキを作ってくれて、祝ってくれる。

本当に嬉しい。


だけど。

私の誕生日は祝う日ではなく、祈る日になった。



この日は生まれ直しの日だと思っている。



大切に生きて来たと思う。
 だけど、やっぱり、忙しさから、
とにかく今をやり過ごせればいいやと思っていなかったか?

今をやり過ごしても、『明日』がちゃんと来ると思っていなかったか?



それじゃダメなんだ、そうお思ったから、
「生き直し」。



それでも、さすがに6年経って
少し辛くなって来た。


ストイックに祈って暮らすのも
毎年ちょっと辛い。



そしたら、


今年は


お友達がお誕生日会を企画してくれた!!



高尾のふたこぶ食堂を借り切って、


店主の樹音ちゃんに、オリジナルケーキを注文してくれた。



それがこれ。
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大きいの!

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ほれ!

この嬉しそうな顔!www

そしてちょっと踊りました。

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友達みんなに祝ってもらえて。

幸せな夜でした〜。

ありがとうございました!!