元保育士の我が子の子育て～子育て中のママに寄り添ったブログ～

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30Aug
- 早く寝室に行きたくなる理由
  みなさんはどこでくつろいでいますか？私は横になったり、ごろごろしたりするのが本当は大好きですけれども「外に出た服でベッドに上がるのは絶対に無理」という自分なりのマイルールがあって、そのおかげで布製のソファーを置くこともできませんカーペットに関しても同じで、きれいな状態でなければ横になれないのです。そんな理由から、私はできるだけ早く家のことを済ませて寝室に向かうのが習慣になっています❗リビングでくつろぐのとは天と地ほどの差があるぐらいベッドに横になった瞬間の安心感と幸せは、何にも代えがたいものです早いときには、まだ夜の19時半に『ママはもうやること終わったからあとはよろしく！』って寝室に入ってしまうこともあるくらいですただ、入ったからといってすぐに眠れるわけではなく、実際に寝つくのは0時を過ぎてからということも少なくありません❗ケータイ時間を楽しんでいます❗「ベッドで過ごす時間」が私にとって特別で、心地よいのです子どもが大きくなって自分のことは自分で出来るようになったからこそ出来る時間❗なんなら外で遊んで汚なさはましたから余計にカーペットとか靴下でも乗ってほしくないイエノナカジャリジャリシテル…いつかは自分だけの部屋を持って、誰にも気兼ねなく動画を見たり、ごろごろしたりしながら一人の時間を思う存分楽しみたいと思っていますその日を想像するだけで、少しワクワクします✨
22Aug
- 夏休みの終わりに思うこと
  もうすぐ夏休みも終わりですね地域によっては9月から新学期が始まるところもあれば、来週から学校が再開するところもあるようです❗長いようであっという間に過ぎてしまった夏休み。振り返ってみると、子どもにどんな経験をさせてあげられたのか、どんな時間を一緒に過ごせたのか、考える方も多いのではないでしょうか最近は「子どもにどんな体験をさせるか」ということが注目される時代になってきましたよねキャンプや自然体験、旅行、習い事やイベント参加など、SNSでもいろいろな過ごし方を目にします。その一方で、日常の中でのささいな体験や家族との時間も、子どもにとってはかけがえのない思い出になるのだと思います。わが家はこの夏、私の体調が優れなかったこともあり、外出らしい外出はほとんどできませんでした少し申し訳ない気持ちもありますが、それでも子どもたちと家で過ごす時間を大切にできたのは、私にとってとても貴重な時間でした。ゲームをしたり、一緒におやつを食べたり、何気ない会話を楽しんだり大きなイベントや特別な体験がなくても、家族で過ごしたその時間が「夏休みの思い出」になるのだと感じています。夏休みの終わりは、どこか切なさもありますが、同時に新しい季節の始まりを迎えるワクワク感もあります子どもたちがそれぞれのペースで成長していく姿を見守りながら、私自身も「日常の中にある小さな幸せ」を大切にしていきたいなと思っています。みなさんは、この夏休みを振り返って、お子さんとどんな時間を過ごしましたか？そして新しい季節には、どんな体験を一緒にしてみたいですか？
14Aug
- もう、うどんは嫌だ
  今日、スーパーで買い物をしていたときのことです。通路を歩いていると、前を歩いていた70代くらいのご夫婦がふと立ち止まり、ご主人が小さな声で「もううどんは嫌だよ」と呟いたのが耳に入ってきました。声は本当にボソッとで、文句というよりは、ちょっと疲れたような、あるいはお願いするような響きがありました。隣にいた奥さまは、特に反応を示さず、カゴに入れる品物を見つめたまま。返事もせず、そのまま歩き出されました。あまりにも自然なやり取りで、もしかしたらこれは日常の一コマなのかもしれません。世間には「そうめんでいいよ」論争というものがあります。夫が「そうめんでいいよ」と言った瞬間、「あぁ、この人は作る手間や連日の食事のバランスなんて全く考えていない」と感じる妻のモヤモヤ…。しかし今回の「もううどんは嫌だよ」は、それを超える新たな領域に達しているような気がしました。「そうめんでいいよ」は“提案”や“妥協”ですが、「もううどんは嫌だよ」は“拒否”です。つまり、過去に何度かうどんが続いたという前提があり、その記憶の積み重ねから出てきた一言なのでしょう。お二人は70代くらいに見えましたので、おそらくもうお仕事はされていないのではないかと思います。そうなると、ほとんどの食事を一緒にされているはず。でも、もしかしたら奥さまはお昼は自分だけの簡単なもので済ませていて、ご主人は昼も夜もうどんに遭遇しているのかもしれません。あるいは、お昼は外で食べることが多かった現役時代の名残で、毎日家で食べるようになってから“同じメニューの繰り返し”がより鮮明に感じられるのかもしれません。そして私はふと考えてしまいました。「じゃあ奥さまは、普段何を食べているんだろう…」と。自分の分は軽くパンや果物で済ませ、ご主人の食事だけうどんを茹でていたのか。あるいは、奥さまもうどん派で、だからこそ何日も続いてしまったのか。ほんの数秒の出来事でしたが、そこに至るまでの暮らしや会話の積み重ねを勝手に想像してしまい、なんだか小さなドラマを見た気分になりました。「うどんは嫌だよ」の裏には、食の好みだけでなく、夫婦の距離感や日常のリズムが隠れているのかもしれません。
11Aug
- 反抗期こないでほしい
  中学生になった長男ですが、今でも母と一緒に出掛けてくれます。私自身の子どもの頃を振り返ると、本当に不思議でなりません。私は小学生の頃から、母親に学校で話しかけられるのがとても嫌でした。理由は正直、今でもはっきりとはわかりません。ただ、とにかく嫌だったのです。廊下で見かけても目を合わせず、できるだけ会話を避けていたように思います。そんな私とは対照的に、長男は学校や行事で私を見つけても、普通に話しかけてくれます。どう頑張っても「ぽっちゃり」を超えて「太っている」と言われる体型の私でも、です。恥ずかしがったり、避けたりする様子はなく、ごく自然に接してくれます。これには、周りの子どもたちの存在も大きいのかもしれません。長男の友達やクラスメイトは、外見に関してデリカシーのない発言をすることがほとんどありません。だからこそ、長男も私を受け入れ、気負わず接してくれているのではないかと感じます。私にとっては、とても嬉しいことです。過去の自分の経験と重ねると、なおさらその優しさや自然さがありがたく感じられます。これからも、この関係を大切にしていきたいと思います。
09Aug
- 今日はちょっと…旦那の愚痴
  夏休みの間、ずっと体調がすぐれない日が続いています。ようやく今日から夫が休みに入りましたが、なぜか私のやることばかり増えてしまい、正直イライラしてしまいます。体調が悪いこともあり、うつしてはいけないと思って、これまでは夫とは別々に寝ていました。夫が仕事の日は「仕事が正義」だと思って特に何も感じなかったのですが、休みに入った途端、私の負担が減るどころか増えている気がします。今朝起きてみると、昨夜の洗い物はそのまま残っていました。昼間も、私は2階で休んでいたのに、下に降りてみたら昼食後の洗い物も全く手付かず。こういうことが重なると、しんどさが一気に増します。極めつけは、夫がおせんべいを食べ始めたときのことです。片付けが進まないのが気になって、私が残っていた洗い物を済ませたら、「食べたらやろうと思ってたのに」と言われました。その一言で、体の疲れよりも心の疲れのほうが一気に押し寄せてきて、余計にイライラしてしまいました。そんな今日はちょっと愚痴…夏休み頑張りましょう！
30Jul
- つぶやき
  こんばんは元保育士ママです。子どもたちが夏休みに入り、仕事お休み中‼️朝目覚ましなしで寝れるとか快適すぎる元の生活に戻れないかも
21Jul
- 「お休みの日は、お休みを。」〜保育園で頑張る小さな背中に思いを寄せて〜
  元保育士ママです。先日、とある動画を目にしました。↓↓↓↓帽子をかぶろうとする小さな子が、なかなか上手くかぶれずに泣きながらも一生懸命頑張っている姿でした。保育士さんは、手を貸すのではなく、言葉で「ここを持ってみて」「もう少しこうしてみようか」と優しく声をかけながら、その子自身の力で出来るように、じっと見守っていました。その瞬間だけを見れば、声掛けが少し強く聞こえると感じる人もいるかもしれません。ですが、私はそのやり取りの奥にある日々の信頼関係や積み重ねられた時間を感じずにはいられませんでした。保育園は「預かる」場所であると同時に、「育ち合う」場所でもあります。特に、0歳〜3歳ごろまでの子どもたちは、家庭では経験できないような「集団生活の中でのがんばり」を日々重ねています。自分の思い通りにならないこともたくさんあります。先生やお友だちとの関わりのなかで、少しずつ「待つ」「譲る」「頑張る」「伝える」という経験をしていきます。そんな日々の中で、子どもたちは本当にたくさんのエネルギーを使っています。泣きながら帽子をかぶろうとしていた子の姿は、その一例に過ぎません。小さな身体と心で、毎日「がんばっている」のです。だからこそ、私たち保育士は保護者の皆さまにこうお願いすることがあります。「お仕事がお休みの日は、お子さんも保育園をお休みいただけませんか？」あるいは、「せめて短い保育時間にご協力いただけませんか？」と。これは決して、「家庭で見てください」「休ませてください」と一方的にお願いしているわけではありません。あくまでも、子どもの“心と体の回復の時間”を大切にしたいという思いからです。家庭という安心できる場所で、保護者の方と過ごす時間は、子どもにとっての心の栄養です。そしてそれは、また保育園で頑張るための大きなエネルギーになります。もちろんご家庭の事情も様々です。育児と家事に仕事、すべてを一人でこなす大変さも、保育士として身に染みて分かっています。だからこそ、無理のない範囲で…でいいのです。「今日だけは、少しゆっくり過ごそうか」「午前中だけ保育園で遊んで、お昼からはおうちでのんびりしようか」そんな風に、保育園とご家庭が寄り添い合いながら、子どもたちを支えていけたらと願っています。一生懸命、泣きながら帽子をかぶっていたあの子の姿を思い出しながら。今日も小さな背中に、そっとエールを送っています。
17Jun
- 梅雨なのに暑い！子どもの水分補給、どうしてる？
  梅雨なのに雨はどこ？気温上昇中、子どもの水分補給を見直そう！元保育士ママです。梅雨といえばジメジメ・シトシト…なイメージですが、今年はちょっと違いますね。天気予報では晴れマークが並び、気温もぐんぐん上昇中。6月とは思えない暑さに、身体もなんだかだるいな～と感じる日が増えてきました。こんな時、大人以上に気をつけたいのが子どもの水分補給。実は、子どもって自分で「のど乾いた」「水飲みたい」ってあまり言わないんです。遊びに夢中になったり、なんとなく面倒くさかったり…。気づけば顔が赤くなって、ぐったり…なんてことも。保育園時代も、夏の水分補給は職員みんなで「声かけ徹底！」を合言葉に、何度も意識して飲ませていました。でも、「水分補給が大事」とはよく聞くけれど、どれくらいの頻度で、何をどのくらい飲ませればいいの？って悩みますよね。年齢別：水分補給の目安とポイント● 離乳食前の赤ちゃん（0～5ヶ月ごろ）この時期は基本的に母乳やミルクだけでOK。水や麦茶を無理に与える必要はありません。ただ、気温が高い日は赤ちゃんも汗をかくので、いつもよりこまめに授乳してあげてください。抱っこしていて肌が熱く感じる、汗をびっしょりかいている時は、短時間でも涼しい場所でおっぱい・ミルクタイムを。● 離乳食期（5～12ヶ月）食事のタイミングに合わせて、少量の白湯や麦茶を取り入れましょう。お風呂あがりや外遊びのあとにも、スプーン1〜2杯ずつこまめに与えるのが◎。※離乳食の食べに影響でないように気を付けて● 幼児（1歳〜3歳）この年齢になると、動きも活発で汗もたっぷりかきます。目安としては1時間に1回以上、100〜150ml程度のお水や麦茶を与えてください。コップやストローマグで「お水タイムにしようね」と声をかけると、習慣化しやすいです。● 幼児〜小学生（4歳以上）晴れて気温が高い日は、外遊びや登園・登校の前後に、200ml前後を目安に補給しましょう。長時間の外出時は、500mlの水筒を持たせて、1時間おきくらいに声かけして飲むように促すと安心です。スポーツドリンクばかりはNG？汗をかいたからといって、毎回スポーツドリンクばかりを与えるのはおすすめしません。糖分が多く、虫歯リスクも高め。また、日常の軽い運動や暑さ対策なら、水や麦茶、ほうじ茶などで十分です。汗をたっぷりかいた日などに利用するのが良いですね。スポーツドリンクでの水分補給をしたい場合は「ちょびちょび」より「タイミングを決めて」小さい子どもはストローでちょびちょび飲むスタイルが多いですが、虫歯のリスクを高めてしまいます。ダラダラ飲ませるのではなく、時間を決めて飲むようにするのが理想的です。例えば：朝起きた後おやつの時間外遊びの前後、お風呂あがり、このタイミングを毎日のルーティンにすると、飲みすぎや虫歯リスクを減らせるかな。食事でも水分・塩分をしっかりと水分補給は飲み物だけではありません。汁物やフルーツ、野菜からも水分が取れるので、味噌汁・スープ・果物なども積極的に取り入れましょう。暑い時期は食欲が落ちがちですが、スイカやキュウリなどの水分多めの食材は子どもも食べやすいです。今年の梅雨はどうなるの？と不安になりますが、気温の変化に負けず、毎日の声かけと少しの工夫で元気に乗り切りたいですね。水分補給、つい忘れがちですが、命を守る習慣でもあります。ぜひご家庭でも、「今の時間、お水飲んだかな？」と気にかけてみてくださいね。※あくまでも水分量は目安です。もっと必要なときも、必要ないときもあるかと思いますのでお子さんの様子を良く見てください！
16Jun
- もっと産みたかった…子育て家庭が本当に欲しい支援とは
  「異次元の少子化対策」って、実感ありますか？こんにちは。元保育士ママです。日々子育てをしながら、「日本の少子化対策って、本当に進んでいるのかな？」と感じることがあります。政府が「異次元の少子化対策」と言っているわりに、現場で子育てしていると、何が変わったのか正直よくわからない。そんな風に感じている方、きっと私だけではないと思います。私は本音を言えば、経済的にもう少し安心できる仕組みがあれば、3人目、4人目…と、もっと子どもを持ちたかったです。大学進学の費用さえなんとかなれば、4人でもウェルカムでした。こういう思いを持っている家庭って、決して少なくないのではないでしょうか。子どもを増やすには、「産みたい」と思える環境が必要です。子育ては、喜びも多いですが、とてもエネルギーが必要ですし、経済的な負担も大きいです。もし、日本の制度がもっと家庭に寄り添ったものになっていたら、「3人以上子どもを持とう」と前向きに考える方も増えるのではないかと感じています。たとえば、こんな制度があったらどうでしょうか？・オムツやミルクを購入できる商品券を、定期的に家庭に直接届ける（同時に、家庭の様子を見て虐待リスクの早期発見にもつなげられます）・ビールやたばこには使えない、生活用品に限定したスーパー商品券の支給・幼稚園や保育園は無料にし、園には国から直接費用を支払う仕組みにする・入学時の学用品購入に使える補助券の配布・3人目以降の子どもについては、所得税の免除や軽減措置・4人目以降には車購入費用の一部を補助・4人目以降には住宅費用の補助や引越し支援・年に1回、旅行や宿泊費の補助（家族のリフレッシュ支援）さらに、補助金は現金で親に渡すのではなく、施設や店舗などに直接振り込む形式にすれば、不正利用や貯金に回ってしまうリスクも減らせると思います。「働かなくても大丈夫」な選択肢もあっていいもちろん、働きたいご家庭、キャリアを大事にされる方もたくさんいらっしゃいますし、それもとても大切な生き方です。でも一方で、「子育てに専念できるならそれを選びたい」という方もいます。どちらかしか選べない今の社会ではなく、安心して子どもを育てるために“選べる社会”を目指せたら、もっと温かく、多様な子育てができるのではないでしょうか。子どもが18歳や22歳までの支援って、子どもが育ったあとそこから女性の正社員は正直厳しい。(ここでは敢えて女性側の社会復帰と考えた意見です)そこは子育てお疲れ様の意味も込めてその後の生活も支えて欲しいと思ってしまう。子どもを産んだら、損じゃなくて「得」と思える社会に。少子化が進む日本では、「子どもをたくさん持てる家庭に、6人くらい産んでもらわないと未来が厳しい」のではないかなと個人的には思います。でも、今は「子どもを多く産んだら大変になる」「自己責任」という空気がどこかにある気がして、心が苦しくなります。本当は「子どもを産んだら家族も社会も幸せになる」と思える環境が必要なのではないでしょうか。「産んだら負け」ではなく、「産んだら応援される」。そんな社会にしていかないと、本当に未来が危ういと感じます。もちろん、制度だけですべてが解決するとは思いません。簡単に出来ることではないこともわかっています。でも、家庭に温かいまなざしを向けてくれる社会制度があれば、それだけで子育てに踏み出す勇気が出る方はたくさんいるはずです。「妄想」と言われてしまうかもしれませんが、未来のために、こんな仕組みが実現できたら…と願っています。子どもたちは日本の未来です。そして、子どもを育てる家庭は、社会全体で守っていくべき存在だと思います。
15Jun
- エアコンは我慢しないで使っていい
  こんにちは、元保育士ママです。梅雨に入りましたが今年は暑いですね梅雨が明ければ暑さが増してくるこれからの季節、特に気をつけたいのが「熱中症」です。子どもはもちろん、おじいちゃん・おばあちゃん世代にとっても命に関わる問題です。「昔はエアコンなんて使わなかった」「扇風機で十分」そんな言葉を、年配の方から聞くことがあります。でも、今と昔では気温も湿度も大きく違っています。ここ数年の夏は「命の危険がある暑さ」が当たり前になりつつあり、我慢することが逆にリスクを高めてしまう時代になっています。私が保育士だった頃も、夏場はエアコンや扇風機を上手に使いながら、室内の温度管理には特に気をつけていました。子どもたちは体温調節がまだ未熟で、自分の体の異変に気づくのが遅れがちです。気がついた時にはすでに顔が真っ赤になっていたり、ぐったりしていたり…。そんな姿を何度も見てきました。家庭では特に「子どもが元気そうに見えても、無理をさせない」ことが大切です。家の中でも熱中症は起こります。寝ている間も含めて、エアコンは「我慢するもの」ではなく、「必要に応じて使うもの」として意識を変えていく必要があります。また、高齢者の方にとってもエアコンの使用はとても重要です。年齢とともに暑さを感じにくくなり、水分補給を忘れがちになるため、知らないうちに脱水や熱中症になるケースが少なくありません。もしご家族に「エアコンは体に悪いから使いたくない」とおっしゃる方がいる場合は、こう伝えてみてください。「体が冷えるのが心配なら、28度設定で扇風機を併用すれば大丈夫」「今の暑さは昔と違うんだよ、命を守るために必要なことだよ」「子どももいるから、みんなが安心して過ごせる環境にしたいんだ」そして、一度使ってもらえたら、「気持ちよかったね」「寝やすかったね」と前向きな言葉をかけて、エアコンを使うことへの抵抗感を少しずつ和らげていくことが大切です。最後に、エアコンを使う時は「こまめな換気」や「フィルター掃除」もお忘れなく。快適さと安全のバランスを保ちながら、暑い夏を家族みんなで元気に乗り越えていきましょう。
01Jun
- 『やりたくないことも』大事な経験に
  元保育士ママです。最近、「学校現場からは座れない子が増えている」「字を書くことに抵抗がある子が増えている」といった声をよく耳にします。SNSでも、現場の先生たちの声が投稿されていたり、保護者の方の戸惑いがつぶやかれていたりして、私自身も色々と考えさせられています。昔と比べると…と言うと語弊があるかもしれませんが、私たちが子どもだった頃は、「とにかく座ってなさい」「黙って話を聞きなさい」と無理やり椅子に座らされた記憶があります。今ほど「子どもの主体性」が大切にされていなかった時代でした。嫌なことでも「やらされる」のが当たり前。理不尽に感じることもたくさんありましたが、それが当たり前のように思っていた気もします。一方、今は「不適切保育」という言葉が浸透してきて、保育現場でもその研修が行われていると聞きます。子どもに対する声のかけ方ひとつをとっても、「これはNGです」と言われると、正直、私のように保育の現場にいた者としては「もう戻れないかもしれない」と感じてしまうような内容もあります。もちろん、子どもを大切にするという意味での「見直し」はとても大切です。子どもの尊厳を守り、その子自身の気持ちに寄り添うことが保育の根本だと私も思います。でも、それだけで良いのでしょうか？これまで「子どもの主体性」を大切にしながら保育してきたつもりですが、いきなり小学校に上がって「はい、今日から45分、1時間、椅子に座って授業を受けましょう」と言われて、すぐにできる子がどれだけいるのでしょうか。最近では「読み書きは幼児期に必要ない」という声もよく聞きます。確かに、無理にドリルをやらせる必要はないのかもしれません。でも、私は「中身」よりもまずは「座る練習」「話を聞く練習」が大切なのではないかと思ってしまいます。これは小学校に上がったとき、さらに言えば中学校、高校へと続いていく土台になる部分だと感じているからです。近所に、とても自由な保育をされている幼稚園があります。子どもたちは本当に自由で、やりたいことを思う存分やらせてもらっているようです。それは素晴らしいことでもありますが、正直、私は自分の子をそこに入れたいとは思えませんでした。なぜなら、子どもには「やりたくなくても、やらなければいけないことがある」という経験も大切だと思っているからです。楽しいことばかりじゃない。我慢すること、順番を待つこと、話を聞くこと。それらは集団生活の中で少しずつ覚えていってほしいと思っていました。そうやって育ってきた子どもたちの姿が、小学生になり、中学生になったときに、学校の先生たちを日々悩ませているのではないかと感じることがあります。もちろん、子どもに非があるわけではありません。けれど、今の社会の価値観の変化や、大人の関わり方が変わってきたことで、結果として「座れない」「書けない」「話を聞けない」子どもたちが増えてしまっている現実があるのではないでしょうか。私はもう現場を離れてしまいましたが、元保育士として、そして今は一人の母として、子どもたちが将来「生きやすくなる」ための幼児教育や保育の在り方について、改めて考える日々です。やさしさや自由の中にも、ルールや我慢を教える機会が必要。子どもの「今」だけでなく「未来」を見据えた関わりが、大人には求められているのだと感じています。
31May
- 子育てって、大変ですよね
  こんにちは。元保育士ママです。昔は「子育てって、こんなに大変だったっけ？」と、ふと立ち止まってしまう瞬間がありました。朝から晩まで休む暇もなく、気がつけば自分のことは後回し。ご飯を食べるのも中途半端、トイレすら落ち着いて行けない日だってあるんですもの。そんな生活が毎日続けば、心が疲れてしまうのも当然ですよね。病院で「うつ」と診断されなくても、なんだか気持ちが沈んで、何もやる気が起きなくなってしまうことってあります。笑って過ごしたいのに、笑顔がうまく作れない。自分でも「どうしちゃったんだろう」って、戸惑うこともあるかもしれません。でも、それってあなたが弱いからじゃないんです。むしろ、限界まで頑張ってきた証拠。誰にも言えないまま、ただひたすら毎日をやり過ごしているママが、きっとたくさんいると思います。「誰か、頼れる人はいますか？」そう聞かれて、すぐに「いるよ」と答えられる人ばかりじゃありませんよね。家族に頼りたくても、頼りづらかったり、友達に話したくても遠慮してしまったり。だからこそ、こうやってブログやSNSの中で、ちょっと心をゆるめる時間を持つことがとても大切だと感じます。子育ての話じゃなくてもいいんです。昨日観たドラマの話とか、「あの俳優さん、やっぱりかっこいいよね」なんて、他愛のない話をできるだけでも、心がふっと軽くなることってありますよね。誰かと「言葉が通じる」って、それだけで安心できるものなんです。このブログが、あなたにとって少しでも「話せる場所」「気持ちを置ける場所」になれたらうれしいです。今日も本当にお疲れさまでした。あなたはちゃんと頑張ってる。どうか、自分にそう言ってあげてくださいね。また、いつでも遊びに来てください。
28May
- 子どもの飛び出し事故に思うこと
  最近子どもの飛び出しによる悲しい事故のニュースを目にしました。胸が締めつけられるような気持ちになりました。事故に遭われたご家族や運転手の方の心情を思うと、言葉が見つかりません。やはり、子どもというのは大人の予想をはるかに超える動きをします。「絶対に大丈夫」ということは、残念ながら存在しません。だからこそ、普段からの意識と習慣づけがとても大切だと改めて感じました。我が家では、子どもがまだ小さいころから「駐車場では必ず手をつなぐ」というルールを徹底してきました。子どもは「手をつなぐのイヤ！」と嫌がることもありましたが、それでも「ここは命に関わる場所なんだよ」と何度も繰り返し伝え続けました。車を運転していても実感しますが、小さな子どもの姿というのは本当に見えにくいものです。死角に入ってしまえば、こちらにはまったく気づけません。だから、子どもが勝手に先に行ってしまいそうなときは、自分の体で進路をふさぐようにしてでも止めるようにしていました。「手をつなぐ」たったそれだけのことが、大きな事故を防ぐ大事な一歩になります。面倒がらず、嫌がられても、そこだけは譲らずにいたいと思います。もちろん100％の安全を保障することはできませんが、できる限りの備えをしていくことが、親としての責任だと感じています。日々の忙しさの中で、つい気を抜いてしまうこともあるかもしれません。でも、命を守ることに関しては、どんなときでもブレずにいたい。そんな思いを込めて、改めてこの出来事を胸に刻んでおきたいと思います。
25May
- プールに入ってなくてもかかる!? 「プール熱」ってどんな病気？
  こんにちは、元保育士ママです。5月〜6月になると、保育園や幼稚園でちらほら耳にするようになる「プール熱」。「まだプール始まってないし、うちは大丈夫かな」と思っていませんか？実はこの病気、プールに入っていなくても感染します。お子さんがちょっと元気がないな…と思ったら、もしかするとその“プール熱”かもしれません。■ 「プール熱」ってどんな病気？正式名称は「咽頭結膜熱（いんとうけつまくねつ）」。アデノウイルスというウイルスによって引き起こされる感染症です。もともとはプールで感染するケースが多かったことから「プール熱」と呼ばれるようになりましたが、実際にはプールに入らなくても、咳やくしゃみ（飛沫感染）、おもちゃやタオルの共用（接触感染）などを通じて感染します。■ 主な症状は？高熱（38〜40℃）が3〜5日ほど続くのどの強い痛み結膜炎のような目の充血・目やに全身のだるさ・食欲不振特に喉の痛みが強く出ることが多く、中には「喉が痛くてご飯が食べられない」と訴えるお子さんもいます。そんなときは、無理に食べさせようとしなくても大丈夫。ゼリー、プリン、アイス、おかゆ、うどんなど、ツルッと食べやすいもの・冷たくて刺激が少ないものを選んであげてくださいね。水分もこまめにとって、脱水にならないように注意してあげましょう。■ 予防のポイント手洗いはとにかく丁寧に（石けんで30秒が目安）タオルや食器、目薬の共有は避ける目をこすらないように声かけする部屋の換気を忘れずにプール熱は感染力がとても強いため、園でも家庭でも注意が必要です。園によっては「解熱後2日間は登園できません」などのルールがある場合もあるので、登園再開の目安は園に確認してくださいね。■ おうちでは“しっかり休む”がいちばんのケア保育園や幼稚園に慣れてきた頃のお子さんは、知らないうちに疲れがたまっていることも多いです。そんな時期に高熱が出たり喉が痛くなったりすると、体力的にも精神的にもダメージが大きいもの。休日は予定を詰めすぎず、おうちでゆっくり過ごす時間をしっかり確保してあげてくださいね。色々書きましたが、食事は脱水には気を付けてとりあえず食べれるものを食べる。食べてくれない…体調悪くてグズグズ…体調悪いときパパじゃダメっていうのもあるあるですよね。絶対に阻止したいのは母が倒れる「プール熱＝プールの季節だけの病気」ではありません。名前に惑わされず、日ごろからの予防と体調チェックを大切にして、元気に夏を迎えましょう！
23May
- 保育園に慣れてきた頃こそ要注意！5〜6月に流行りやすい病気と過ごし方
  こんにちは、元保育士ママです。新年度が始まってしばらく経ち、お子さんが保育園や幼稚園に少しずつ慣れてきた頃かと思います。泣きながら通っていたのが、笑顔で「いってきます」と言えるようになると、親としてもホッとしますよね。でも、ちょうどこの5月〜6月は、体調を崩しやすい時期でもあります。季節の変わり目で気温差もあり、疲れがどっと出やすい頃なんです。保育園では、この時期から夏風邪の代表的な感染症が増えてきます。例えば…手足口病：手のひらや足の裏、口の中に発疹や水ぶくれができるウイルス性の病気です。熱が出ないこともあり、気づきにくいことも。ヘルパンギーナ：高熱と喉の痛みが特徴で、口の中に口内炎のような水疱ができます。食欲が落ちて、脱水に注意が必要です。プール熱（咽頭結膜熱）：高熱、喉の痛み、目の充血などが見られ、アデノウイルスが原因です。梅雨〜夏にかけて流行しやすい感染症です。他にも、RSウイルスや胃腸炎などが流行することもあります。感染症は、どうしても集団生活の中でうつりやすいもの。特に乳児さんや年少さんは、手洗い・うがいがまだ難しい時期なので、家庭でのフォローが大切になってきます。手洗いは絶対に大事！泡立てて、手のひら・甲・指の間・爪の間までしっかり洗いましょう。うがいは難しくても、口をゆすぐだけでも効果がありますよ。それから、裸足保育をしている園では、帰宅後に足を洗うのも忘れずに。足裏は意外と菌がつきやすい場所なので、石けんでさっと洗ってあげましょう。また、子どもたちは毎日一生懸命にがんばっています。登園だけでも体力を使っているので、休日の予定は少し控えめにして、しっかり休息を取る時間も大切にしてあげてください。熱を出したり、突然吐いたりして「せっかく慣れてきたのに…」とがっかりしたことがあります。でも、これも成長の一部。身体が強くなっていく過程だと思って、無理せず一緒に乗り越えていきましょう。おうちでできるケアと、しっかり休むこと。これだけで子どもは驚くほど元気を取り戻してくれます
20May
- 男性の育休、本当に数ヵ月も必要？
  最近では男性の育休取得が少しずつ広まりつつあり、以前よりは周囲の理解も進んできたように感じます。ただ、「本当に数ヵ月も必要なの？」「どのタイミングで取るのが正解？」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。私自身の体験を振り返りながら、育休の必要性について考えてみたいと思います。育児の負担や大変さは、第一子か第二子かによっても大きく変わります。初めての育児は分からないことだらけで不安も多く、精神的なサポートが何より大事になります。一方で、第二子以降になると「上の子の世話」という新たなタスクが加わるため、物理的なサポートが重要になります。我が家の場合、私は専業主婦でしたので、基本的には家で赤ちゃんと向き合う毎日でした。ただ、出産後の入院期間中だけはとても大変で、家のことや上の子のこと、食事の準備など、夫の協力が不可欠でした。そのため、夫はこの期間だけ仕事の調整をして、うまく使いながら乗り切ってくれました。基本的には夫が週末や平日の早朝・夜間にできる範囲で協力してくれたおかげで、なんとか家庭内で育児を回していくことができました。第二子のときは完全母乳育児だったこともあり、夜間の授乳が特に大変でした。でも添い乳をマスターできたことで、ある程度睡眠時間を確保できるようになり、体力的にはかなり助かりました。それでも、毎日がバタバタで、とにかく忙しすぎて、当時のことはあまり記憶に残っていないのが正直なところです。男性の育休は、必ずしも長期で取る必要はないのかもしれません。むしろ、「必要なときに必要なだけ取る」という柔軟な形の方が、家庭によっては現実的かもしれません。例えば、フルで数ヵ月の育休を取らなくても、時短勤務にしたり、週に数日だけ休みを取ったりすることで、十分なサポートになることもあります。何より大切なのは、「夫婦で話し合っておくこと」です。産後にどんなことが辛くなるのか、不安を感じやすいタイミングはいつか、自分がどこまで頑張れそうなのか。そういったことを事前に共有しておくだけで、心の余裕がまったく違ってきます。　共働きなら朝の送迎をしてもらったり、今はテレワーク出来たりしますよね。休憩時間に合わせてお昼食べたり。正解は一つではありません。それぞれの家庭の事情や価値観に合わせて、いちばん無理のない形を選ぶことが大切だと思います。夫婦で協力し合いながら、少しでも心穏やかな育児ができるようにしていきたいですね。
18May
- 子どもを育てるって大変。だからこそ社会全体で支え合いたい
  子どもを育てるのは、本当に大変なことです。日々の食事やお世話だけでなく、心や体の成長を見守り、支える責任があります。そして、子どもにできるだけ多くの経験をさせてあげたいと思えば、習い事や塾などにも通わせたくなります。しかし、そうした経験を与えるには「時間」と「お金」という現実的な壁が立ちはだかります。共働き家庭が増えている今、仕事と子育てを両立させるのは簡単ではありません。経済的な負担も決して軽くはなく、将来の教育費を考えると不安になることもあります。一方で、社会全体の視点に立つと、年金制度や高齢者福祉を支えるには、1組の夫婦が3人から4人の子どもを育てていかないと、制度が成り立たないと言われることもあります。ですが、現実的にそれだけの子どもを育てるのは、今の日本では非常に難しいと感じます。では、どうすれば安心して子どもを育てられる環境をつくれるのでしょうか。それには、個人だけでなく社会全体でのサポートが必要だと思います。例えば、育児休業や時短勤務の制度をもっと使いやすくすること、保育園の整備を進めること、そして何よりも「子育ては価値ある仕事だ」という意識を社会全体で共有することが大切です。また、教育や習い事への支援、家庭への経済的なサポートがあるだけでも、親の不安はぐっと減るはずです。未来を担う子どもたちを、家庭と社会が一緒になって育てていける仕組みを整えていきたいですね。子どもを育てるということは、社会の未来を育てることにもつながります。一人ひとりがその大切さを認識し、安心して子育てできる社会を目指していきたいものです。
17May
- 大学無償化のニュースに思うこと〜もしそれがもっと早ければ〜
  「大学無償化」のニュースを良く目にします。素晴らしい制度だと思います。子どもたちにとって、大きな希望になるでしょう。でも、正直に言えば、私は少しだけ悔しい気持ちになりました。私は子どもを3人欲しいと思っていました。でも、経済的な理由で2人で諦めました。特に大学進学にかかる費用が大きなハードルでした。「大学に通わせられるのは2人が限界」そう判断して、覚悟して、今いる子どもたちを育てています。だから、「大学無償化があるなら、私も3人産んでた」と思ってしまうのです。もちろん、制度が整っていくのは良いこと。これからの世代に対して支援をするのは未来への投資です。でも、今すでに子育てをしている世帯や、すでに大学進学を控えている家庭には適用されないという現実には、やっぱりモヤモヤが残ります。今すでに大学に通っている、もうすぐ通うことになるお子さんについては学費等含めて理解した上で今ここにいるはず。少子化のためならば今これから産まれてくる子に使うべき費用かなと思います。ここから3人目国が負担するので安心して産んでくださいってなるべきかなとここで強調しておきたいのは、「子どもを産めたから言える」と思われるかもしれませんが、私は不妊で悩む方々の気持ちも尊重しています。誰もが望むタイミングで子どもを持てるわけではないこと、その痛みも理解しているつもりです。それでも、今、制度の変化に声を上げていいのは、私たちのように「その制度がなかったからこそ選択を変えざるを得なかった」人たちも含まれていると思います。未来の子どもたちのために進んでいく社会。それは嬉しい。でも、その過程で取りこぼされてしまった人たちの想いも、少しだけ立ち止まって、誰かに届けばと願っています。そんなナイーブな話をしたいときもあります
16May
- 保育士だった私は子育てが余裕だと思っていました
  保育士だった私は子育てが余裕だと思っていました。でも、ノイローゼになりかけました。保育士として働いていた私は、「子どもが生まれても子育ては余裕」と思っていました。何人もの子どもたちを見てきたし、夜泣きやイヤイヤ期の対応にも慣れていたので、自分の子育てもスムーズにできるはずだと信じていたのです。でも、それは全くの思い違いでした。24時間休みなしの現実実際に子どもが生まれてから、最初に直面したのは「睡眠不足」でした。夜中に何度も起きて授乳し、寝かしつけて、でもすぐにまた泣き出して…。自分の時間はほとんどなく、昼も夜も関係のない生活が始まりました。気がつくと、体も心もボロボロになっていました。睡眠不足は心をむしばみます「寝ていないだけで、こんなにつらくなるんだ」と思いました。日中は我が子が可愛くてたまらないのに、夜が近づくと不安でたまらなくなるのです。「また眠れない夜が来る」「また泣き止まないかもしれない」――そう思うだけで心がどんどん疲れていきました。上手くいかない育児に泣く日々でした。保育士経験だけでは乗り越えられない保育士としての経験があったからこそ、「私はできるはず」と自分にプレッシャーをかけていたのかもしれません。でも、実際の子育ては知識や経験だけでは乗り越えられませんでした。体力、気力、環境、周りからのサポート…。すべてが必要だと痛感しました。同じように悩んでいる方へ今、もしあなたが「つらい」「しんどい」「私だけができない」と感じているなら、どうかひとりで抱え込まないでください。保育士だった私でさえ、ノイローゼになりかけました。頼れる人がいるなら、頼ってください。少しでも眠れる時間が取れるように工夫してください。泣いてもいい、弱音を吐いてもいい。そうやって少しずつ心を守ってください。また笑える日は、きっと来ます。
15May
- 出産一時金が無料になるより、産後ケア施設に入りたい——それが今の本音
  最近、出産一時金が引き上げられるとか、実質的に無料になるとか、そんなニュースをよく目にするようになりましたね。「少子化対策」として国が動き出しているのは喜ばしいことだと思う。でも、正直な気持ちを言っていいのなら——お金よりも、今すぐに“支え”がほしい。もっと具体的に言えば、産後ケア施設に入りたい。出産はスタートであって、ゴールじゃない妊娠中は、健診のたびにお腹の中の赤ちゃんの成長を喜んだり、不安になったり、毎日がジェットコースターみたいな日々。出産が近づくと、「早く会いたい」「無事に産みたい」そんな一心ですよね。そして、いよいよ出産。けれど、そこで終わりじゃない。そこから始まる「24時間体制の育児」。痛む体を抱えたまま、慣れない授乳、夜泣き、オムツ替え、抱っこ、抱っこ、また抱っこ…。1時間眠れたら良い方。家族も協力してくれるけど、やっぱりお母さんにかかる負担は大きい。「赤ちゃんは可愛い」だけじゃ、乗り切れない日々もちろん、赤ちゃんは可愛い。この子のためなら、がんばれる。でも、だからといって、何もかも耐えられるわけじゃない。体はまだボロボロなのに、自分のことを後回しにして世話をして、誰かに「頑張ってるね」と言ってもらえるわけでもない。今はありますよね。産後ケア施設。「誰かに頼れたら——」「ただ安心して眠れる場所があったら——」って。そんな場所が。産後ケア施設という選択肢産後ケア施設は、産後のママたちが赤ちゃんと一緒に過ごしながら、専門のスタッフ（助産師・看護師など）のケアを受けられる場所。授乳のこと、赤ちゃんの泣き方のこと、自分の体調のこと、なんでも相談できます。ごはんも出て、掃除も洗濯もしなくていい。たった数日でも、そんな“ホッとできる時間”があれば、心はずいぶんと軽くなるんじゃないかな。けれど、現状では「誰でも気軽に入れる」わけじゃない。自治体によって補助の金額も仕組みも違うし、そもそも施設が近くにない人だっている。予約も取りづらい。そしてなによりた　か　いそれなら、出産一時金を増やすだけでなく、そのお金で産後ケア施設の利用を全額補助してくれたらいいのに——そう思ってしまう。すべてのママに、「ひとりじゃない」と思える環境を子どもを産んで育てることは、社会にとって大切なことのはずなのに、なぜか「母親だから頑張って当たり前」「一人でできるでしょ」とされてしまう場面が多いですよね。でも、人はひとりでは育児なんてできない。泣きたくなる日も、心が折れそうな夜もあると思います。そんなときに、そっと寄り添ってくれる場所が必要です。産後ケアは、甘えじゃない。贅沢でもない。これは、「次の一歩を踏み出すためのケア」なんです。そんな施設がもっと広がって、もっと気軽に利用できて、「自分を取り戻せる時間」を持てるママが増えてほしい。最後に私は出産一時金より、産後ケアを選びたい。それは、育児をラクしたいからじゃない。自分を守ることが、赤ちゃんを守ることにつながるから。そんな気持ちを、どうか社会にも理解してもらえますように。この声が、どこかで誰かの共感や変化につながれば、嬉しいです。

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