夜明け前
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変化

僕は毎日自分と接している。当たり前のことなんだけど。

だから変化ってあまり感じることができない。


それでも「あ、風邪ひいてるの?」とか「声低くなった?」とか頻繁に言われると変化を意識する。


少しずつ変わっている。毎日少しずつ。

しんどいけどね

僕は毎日しんどいけど、それでも生まれてこなきゃ良かったって思ったことはないよ。

自分の中の「普通」が世間では普通として受け止めてもらえない現実の中でも。

父と母の子供として生まれてこれて、姉二人ときょうだいでいれて、僕は少なくとも幸せだ。

しんどい、けどそれは生まれてこなきゃよかったってことでは決して無い。

2ヶ月

学校生活も二ヶ月が過ぎた。

当初僕は本名で通学していて後に改名を済ませた。

同級生の多くは僕のことを知らないから男?女?と不思議がっているかもしれない。

でもその中でも知っている男友達は僕を男として扱ってくれている。

わりと話す女友達もいい人だ。

学校の事務の人や先生方もみんな優しくてちょっとしたところで感激してしまう。


少なくとも3月までよりは快適。

聞かれたらすぐ答えれる。


ホルモンの変化による今は待ち遠しい。

次回

次回のホルモンは15日の午前中に行く。診察は無し。

わすれもの

アーティスト: ケツメイシ, YANAGIMAN, NAM, 369
タイトル: ケツノポリス2

僕はこのアルバムにはいっている「わすれもの」って曲を初めて聴いたとき衝撃を受けた。

初めて付き合った彼女のことを思い出した。

その頃の僕は「性同一性障害」なんて言葉なんて知らなくて自分が何者かなんてわかってなかった。

ただ、彼女に恋をして、それはとても自然な感情で、男としていつのまにか好きになっていた。

そして、初めて、相手が自分を想ってくれた、しかも男として・・・。

何も言葉にしなくても僕のもどかしさを理解してくれた。

僕のことを「彼氏」と言ってくれたし誰よりも彼女が僕を男として扱ってくれた。

付き合いだしてしばらくは有頂天だってけどしばらくすると難しい面がたくさんあった。

それは僕が将来彼女に何をしてあげれるのか、という不安。それが1番大きかった。

少しずつ、彼女に遠慮がちになった。想いが大きくなればなるほど。

相手を束縛することなんてできなかった。けど君は束縛をしてもらいたかった。

少しずつすれ違った。

そして別れを告げられて、僕は何も言えなかった。

何回もやり直しそうになった。でもお互いが躊躇した。


もう彼女に会うことはないと思うけど、もし会えたらあのときの気持ちを伝えたい。

伝え切れなかった自分の気持ちをちゃんと。

第二段階

僕は今日、第二段階の治療をスタートさせた。

GIDの治療は段階に別れている。

第一段階では主に精神面でのサポート、診断。

第二段階では体を心にあわせる準備、ホルモン療法や胸部切除手術。

第三段階ではいわいる性別再判定手術。


そう、僕は今日ホルモン治療を開始した。

ホルモン注射をうつっていうことはもちろんリスクある行為で当事者ではない人には理解しがたい行為なのかもしれない。

でも、男である僕が男の体を取り戻したいと思うのは自然な考えで。

これ以上「女」として生きていくことはできないと思った。無理だった。

僕にはこの道しかなかった。


でもね、こうやって治療を進めようとする中でなるべく体を健康的にするには、って真剣に考えている。

何もなかったら考えなかったことまで深く。

改めて

改めて実感したよ。君を好きだって。
だからこそこの自分の体が憎らしいし今の状況が歯痒い。