火災避難訓練、地震避難訓練、不審者侵入時避難訓練、防災時園児引渡し訓練…
4月。
初めての避難訓練のサイレンに怯えて大号泣をした碧翔さん4歳。
サイレン音が怖かったのと、
まだ慣れきらない幼稚園内の騒々しい様子にビックリしたのと、
いつも一緒にいることの多かった父母弟が近くにいない不安感と。
とにかく当日も翌日も、約1週間「こわいこわい」と幼稚園でも家でも泣いていた。
わかるよ、お母さんも怖い。
地震があればドキドキするし。
火を使うときは日々用心するし。
夜勤で主人がいない時に何かあったら…って不安になる時もしょっちゅう。
でも、「こわいこわい」って泣いてばかりでは
いざ！って時に自分の身を守れない。
まずはとにかく碧翔の不安な気持ちを受け止めて、
こわいよね～わかるよわかるよ。
でも幼稚園は安全なところ。
先生がいれば大丈夫。
本当に何かあれば、必ず絶対お母さんがお迎えにいくから！
って毎日毎日話してた。
それでも突如不安はやって来るみたいで
急に泣き出す。
「お母さんもお父さんも紬もいない時に
地震や火事があるといやなんだよー！」
1番の不安はそこなんだな。
ゆっくりゆっくり碧翔と話して。
先生と毎日やりとりして。
幼稚園休ませて、甘えさせて安心させてあげようかなって思った頃。
「こわいこわい」って言わなくなった。
5月。やっぱり泣いた。
理由も前回と同じ。
今回も碧翔の気持ちをよーく聞いてあげて
それから大丈夫、大丈夫ってゆっくり話して。
3日後に復活！
6月。涙が出たけど我慢したらしい。
「あおと、怖くて涙が出たけど。
先生のお隣いったら大丈夫になったの」
帰りの車で話してくれた。
7月。
泣きそうになりながらも、泣かずに避難。
お友達と一緒に手を繋いで避難場所でじっと待てたみたい。
もう4歳。まだ4歳。
1歳2ヶ月から託児所や保育園に出してはいたけど、
やっぱり不安な時に親に側にいて欲しい月齢。
それでもひとつずつ理解して、
我慢して、
成長してる。
「碧翔や紬がだーいすきだから、お母さんずーっと一緒にいるからね！」
そう言っておやすみした夜。
『そしたら碧翔がお母さん守ってあげるからね』
まだ4歳だけど、立派に男になってる碧翔くんに
母は涙がポロリした。
7月に家族旅行で行った旭山動物園にて♡