ふみえの正法時代 -2ページ目

ふみえの正法時代

現代の知識社会にあった生活道。
人生を変える、正しい生き方。

 

質問1:自分が相手にあることを伝えた時、その話をよく理解したのかを確認することができません。このような場合、相手の理解度はどのような方法で確認することができますか?

 

自分が話しをする時、相手が自分の言葉を 吸収すればどのようなことが起きるのか?話をしても負担を感じません。それは自分が分かります。自分が話をして相手が吸収したのなら、自分に負担として来ることはなく、自分のエネルギーが清まります。ですから相手が自分の話をよく聞いてくれれば、その人にありがたみを感じます。

 

なぜこのようなことが起きるのか?自分が相手にある言葉を話したということは、自分のものを繰り広げたのです。自分が繰り広げたものを相手が受け入れて、その人に助けになったのなら自分は何かを行ったのです。

 

このようになれば自分に少し固まっていた気運を取って、相手に自分の困難な部分を下ろしたことになるので、自分の気運は当然よくなります。ところが自分の言葉を相手が受け入れられなかったのなら、自分自身、息苦しくなります。対話をしたのに何か重苦しい感じがするなら、気運が相手に入らなかったということです。 

 

人間のセンサーは自動です。人間ほど優秀な自動センサーはありません。対話をしたのに相手が自分の話を消化できず、 拒絶しながら話さずにいるのなら、相手が拒絶しただけ正確に自分が重苦しくなるのです。

 

そのように何度かやってみても解けないときは、 他の面白く楽しい話題に変えて、相手の気運を解いてあげれば自分が解けます。そうでなければ相手が重苦しくなっただけ、自分にもそれが濁った気運として残ることになり、このような気運が積もれば病気になります。未来に対する考えも塞がり、成長し発展できる道も塞がるという事実です。私が相手を理解させられなければ口を閉じなさいと言った原理がここにあります。

 

相手を理解させられない話を、分別なくすれば自分が相手を困難にします。そして相手を困難にしたその気運が、再び自分を打ちに入って来て、自分の人生の道が塞がり、そのエネルギーが固まって良くないことになるのです。このようなことが自分の体に病気まで作るのです。ですから蓄える前に口を開くなというのです。もう一度言って相手に自分が正しいと、むやみに主張するなということです。

 

自分が蓄えたものの中で濃縮され整理されたものだけが、答えとして出て来るのです。これが4:3:3進法で成されています。

 

今、私たちが受け入れる情報は自分の知識の40%を形成するようになります。そしてもう一度新しい情報がその上にかぶさって入って来る時、40%の既存の情報は下に押されて下がっていくようになるのです。それが濃縮され整理されて30%を形成するようになるのです。

 

ここでまた新しい知識を継続的に蓄えれば、再び押されて初めに入って来た情報が更に濃縮され整理され、30%を形成するようになります。たちが使うのは30使うのです。

 

対話をする時はこの30%を使わなければなりません。これを使うことによって上のものが更に入って来て圧縮され、再びその圧縮されたものを使うのです。常にこの下の30%を使うのです。ところが相手に今聞いたことをすぐに使ってしまえば、変な人に見え始めるのです。

ですから相手に話すときは、相手に合わせて自分のものとして消化したものを伝達しなければなりません。

 

誰かがゲーテについて尋ねるのなら、本に書いてあるゲーテを聞きたがっているのではありません。それは本を読んでみればよいのです。教授にゲーテについて尋ねたのなら、ゲーテに対する情報を教えてくれというのではなく、ゲーテについて読んで整理したものを聞かせてくれということなのです。

 

ゲーテがいつ死んだのかは材料を見れば全てわかります。そのことを聞こうと教授の所に行ったのではないのです。ですから、なんでも他の人に伝達する時は自分のものとして消化して相手に合わせて対話をしなければなりません。真似をしたのではいけないのです。真似をすれば必ずあからさまになり、後に他の波長を作って自分を打ちに来ます。

 

相手はあなたが考えることを聞こうとするのです。その人も足りないので来て聞こうとするのです。ですからあなたが考えることを話しても通じるということです。足りないのであなたのものを聞こうとするのです。

 

  

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