入籍前日オット君が大腸がんの告知をうけました
手探りで生活をしていく中で患者家族は「第二の患者」と呼ばれるこを知りました
治療中や治療後に得たコトをブログに描いてます
はじめに
前回のおさらい
患者さんの仕事もそうだけど、看病することにより家族側の働き方も変ってくる![]()
家計のやりくりどうしよう![]()
看病と仕事、目の回る忙しさの中どう気持ちをもてばいいんだろう…?![]()
まず、私の場合「仕事」も「看病」もいっぺんにおそってきて
気持ちの整理が全然つきませんでした。
そしてずっと、どんなテーマを描いていても燻っているのが「その時感じた感情を塞がれた」という
悲しみのようなものが私にはあります![]()
「前を向いて」「切り替えて」「明るく」「看病なんて偉いね」
よく言われた言葉です。
不安を口に出そうものなら最終的結びはこれにつきることが多かったです。
私も話を聞く立場になると、あまり深く考えずにそう結んでしまうことがあるな…と思うのですが![]()
前なんて向けない、切り替えなんて瞬間は出来ても突如また漠然とした怖さが襲ってくる…
明るくなんていられない…
偉くなんてない…
マイナスな感情を口に出せば出すほど、プラスの方向に切り替えなきゃ!
と言われて
状況を変えられないどころかプラスに考えれない私はなんてダメなんだろうか![]()
こんなんで家族を支えていけるのだろうか…?![]()
出口の無い感情に苛まれました。
なので、もう落ち込むときはとことん落ち込んでみてはどうでしょうか?
「もう大丈夫!」と思っても突如また落ち込む夜もあると思います。それも当たり前で良いと思うんです。
私は、無理矢理押さえ込んでも解消しないな…と気づいてから
落ち込んでいる、辛い、苦しいときは「苦しいなぁ」「焦るなぁ」と一人部屋で声に出してました![]()
声に出すことによって「私は辛い」ということが少し客観的に聞こえ、
自覚する事によって無理矢理 自分の感情から目をそらすよりよっぽど楽になりました![]()
かといってずーっと一人でつぶやいている訳にもいかず![]()
あまり頻繁にやると、今度は自分の声で落ち込むこともあったので
なにがそんなに悲しいのか、不安なのかを考えてみました。
する「私は今悲しい気持ちの中にあせりを感じている」という事に気づきました。
お金のこと、将来のこと…。
とりあえず、病気になってしまったものはしょうがないし
今はオット君(患者)にはなるべく養生しながら生活して欲しい。
でもバリバリ働けないことにより家庭は大打撃…!
ならば、それを支援する公的な保障は無いだろうか…?
あるんです!
がん患者さんにぜひ利用して欲しい 「障害年金」
障害年金を受けるための交渉術
社会復帰をするためにも公的制度を上手に活用しよう
患者さんが働きながらお金を受け取れたり、休職しながらお金を受け取れる制度は割と周りにあることを知りました。
家族は「患者にその権利があるか?」の下調べをすることが出来ると思います。
ただ、これらの制度は「申請しないともらえない」場合が多いので
がん支援センターやソーシャルワーカーさんなど
公的な場所や人に相談するとよい、と学びました![]()
相談するときは、第二の患者さんも落ち込んだりパニックだったり頭が回らないことが多いので
私はちゃんとした顔をせず、相談員さんとかに
「私は今とても頭がパニックで回りません。何度も聞き返してしまうかもしれませんがよろしくお願いします」と最初に宣言してしまいました![]()
しっかりして見えると、通常の人の対応をされることもあったので
「私は今通常時のメンタルではありません」と最初に言うことで、相手の対応が「非常事態の人間に話すモード」にかわり、相手もイライラさせず、私も落ち込まずにすみました。
積極的に「私は今ポンコツである!」と言う事を覚えました![]()
2で「公的な所から援助はでるか?」を知り、
とりあえず患者側の働き方は公的保険などを積極的に使うことにして
次は自分の働き方をどうするか…を考えました。
私は漫画家という自営業なのですが、漫画の収入が無いときは他の漫画家さんのお手伝いをしてお金をもらったりしています(アルバイトのような感じです)
家族の体調が急に悪くなった、検査が追加された…色々今までとは違う対応を求められる事があると思うので
患者(オット)に「対応を求められたとき、私はどこまで動くべきか」を確認し
患者(オット)が「誰にオットの病気の事を打ち明けてよいと思っているか」を確認しました![]()
患者さんによって「オープンにしていいよ!」と言うタイプと「○○は良いけど××まで言うのはちょっと…」と要望があると思うので
なるべくその要望がかなう事を第一にしました![]()
それでも、言うべき人には言わないといけないので、私の基準としては
「直の仕事のやり取りがあり、私が突如抜けると大きな迷惑をかけてしまう」
「最終的な決定権をもっている上司」
はどうしても伝える旨をオットに納得してもらい
プラス漫画の担当さんにも伝えました![]()
家族側の公的な保障は少ないのですが
仕事仲間や仕事関係者に状況を伝えることによって
看病も仕事もしやすくなったな…と私は思いました![]()
「一人で支えよう」「誰にも言わない」と自分自身で縛りを作ってしまうと本当大変だったので
「周りに甘える所はしっかり回りに甘える」という状況を作ったり
そんな気持ちを自分自身が許したりすることが大切なのかもしれない…と学びました![]()
1~3をいったりきたりしながら(よく1の気持ちに戻りました)
今やれることをやっているつもりでしが、それでもしんどい、焦る、理解を得られないことは多々ありました。
ヘトヘトになって帰ってきても脱力感が襲う……もう、そうなったら寝る!寝よう! 寝るしかない!!
食べるのもお酒を飲むのも最終的にあまりプラスにならないなぁ…と感じたのですが
寝るのだけはマイナスにならない、と気づいてから眠れない日は目を閉じて横になる
寝れそうならもうむしゃくしゃしても寝てしまう。布団に入ってしまう。
目をつぶる![]()
ただ、目をつぶるだけだと、不安な感情が襲ってきて
想像の中でだんだんと恐怖ばかりが大きくなってしまう
日もあります…
そんな時試して「良かったな」と思ったのはこちら!
・本を読む(なるべくフィクションや、今の気持ちや状況と関係ないものを読みました)
・私は漫画を描いているぐらいなので、妄想がとても好きなので、目をつぶって全然関係ない妄想をする(凄く、くだらなければくだらないほどOK)
・頭がイライラや悲しみでいっぱいの時は目をつぶって頭の中に歌の歌詞を思い浮かべる(カラオケの歌詞画面のようなやつを思い浮かべる)
心の中で歌い、頭の中で文字をおっかけていると悩みを考える空きがなくなるので堂々巡りの悩みの時はよくやりました。
気持ちの変化としては
見出しの1→2→3→4と克服してステップアップしていくというより1~4がぐるぐるめぐってくる感じで
よく1の気持ちに突如戻ったりしました![]()
でもこれらの気持ちはステップアップしていくのではなく
ループするものだな…とわかってから
「ああ、また例のループ時期ね
」と少し楽になりました。
漫画でも描いたとおり、状況は変ります。
私は自分が思ったより早く変ったな…というのが実感です。
そして「笑わなきゃ!」とか「明るくしないとダメよ!」といわれ続けましたが
とくに意識的にそうしなくても変りましたし、楽になりました![]()
(そして今もふとした瞬間クヨクヨ、グチグチしてますけど、そーいうものなのでもう「来たな…クヨクヨ期
」と受け流すようにしてます)
働くこと、お金のこと…最初は出口の無い真っ暗闇に放り込まれた錯覚におちいるかもしれません。
もし今「真っ暗闇だ」と思ってる第二の患者さんがいらっしゃいましたら
これだけは声を大にしていいたい。「変ります!」
4話のNちゃんの言葉だけでも読んでもらえたら…と思います(´∀`)
今回も長々とお付き合いありがとうございます![]()
次回の記事にもお付き合いして頂けたら嬉しいです![]()
「今日から第二の患者さん~がん患者家族のお役立ちマニュアル~」が書籍になりました![]()
こちらエッセイコミックとなっております![]()
書籍、電子書籍両方ありますので、お気持ちに合う方で楽しんでいただけたら嬉しいです![]()
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