夫婦別姓について、私には関係ないコトだと思いこんでいたけれど。
彼女の持論を聞いて、最もだな~と感じたことが多々あった。
今までの夫婦別姓の事案は、働く女性がキャリアを保持する為の目的でしかなかった。
でも彼女の感じているコトは、多くの女性がずっと昔から苦しんで来たことだと思う。
私も結婚したての時から、とても悩まされノイローゼになりそうだった。
嫁としての立場、子を産めのプレッシャーと干渉や暴言。
姑や小姑からの嫁いびり。
夫の親族からの批判。
夫からの嫁としての理想の押し付け。
もぅ~それはそれは重い重圧で・・・私は私なりのやり方ではみとめられないの?
と悲しい思いを抱えていた。
それを言葉にして表現してはいけない常識や空気。
嫁としての形や枠に無理やりハメられる苦悩。
そんな女性たちの苦痛を、当たり前のコトとして
世の中に発信した彼女の勇気に尊敬の気持ちこそあれ
異議など感じない。
夫婦は人として対等なんだよ。
女性だからとか、嫁だからと言って、「こうあるべき」と言う攻撃を
されるのは違うと思う。
私自身は数年前の夫からの一方的離婚騒動によって
夫の親族とは関係性を断った。
その離婚理由も、夫の親族の要求を満足させていないと言う理由だった。
とても気分が楽になった。
嫁としてこうあるべき、を強く押し付けて
「こうしてくれない、ああしてくれない」のくれない族で
何をして差し上げても、足りなくて満足しない上に
不平不満のオンパレードだった。
夫の側の冠婚葬祭がとても辛かった。
法事や盆暮れに親族の集まる家に行くのが
針のむしろを覚悟しての一大決心だった。
もっと世の中の女性が、その苦痛から開放されていいと思う。
別性であれば、結婚した事による
銀行口座やクレジットカード、免許証などのカード類や資格名義
フルネームが入るモノの名義変更の煩わしさからも開放される。
女性だけが、その沢山の手続に奔走させられるのだから。
けれど別性であろうが、同姓であろうが
その価値観の押し付けから開放されるコトが、もっと大事だと思う。
それらの苦痛や苦悩から開放されたい為の別性だったら
本当の意味での男女対等は叶えられないのでは? と思うから。
嫁と言う、その家の持ち物みたいな価値観は・・・いい加減に
捨てて変えていっていいと思う。