日本は2院制の議会制民主主義であり、衆議院と参議院のそれぞれの役割を果たす必要があるが、現実には、ほとんどその意義が実感されることはない。これは、選挙制度が両方とも小選挙区比例代表制であり、選ばれた議員や政党に両議院の間で違いを感じないためである。
衆議院は、政策の推進を目的としているので、小選挙区制で2大政党による切磋琢磨できる状態が望ましい。参議院は、政策を多方面から監査・修正して、より民意を反映した内容に検討する場である。従って、参議院は民意を完全に反映する比例代表制が望ましい。多党となるが、民意を反映すれば当然のことであり、参議院の役割を十分に果たすことができる。
結論として、2院制を活かすには、衆議院の比例区を廃止して、小選挙区のみにし、参議院では小選挙区を廃止して、比例のみにすれば、議員定数削減もできて、選挙制度として、より適切と考えられる。