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公式塾長のブログ

学習塾特命係

昔、50回目のファーストキスという映画があり、次の日になると全く記憶がなくなっているドリューバリモア演じる女性を、アダムサンドラー演じる男性が献身的に見守るというラブコメディがあった。ラブコメディだけあって明るいハッピーエンドで終わる非現実的なファンタジーだが、単純で面白い作品だった。日本でもリメイクされている。ところが、これがファンタジーの要素を失い、現実で起こっている若年性アルツハイマー病、さらにはその患者を世話する家族の問題、一種の50−80問題が顕在化している昨今、見てはいけないしかし見なければいけない作品がこのアリスのままでではなかろうか。前者と違い、記憶がなくなるという現象を面白おかしく描いたのではなく、一種の病気として我々がこれから向き合っていかなければいけないテーマとして描く。子から見て、親が子を忘れてしまうことほど痛恨で悲しいことはないのではないだろうか。そしてアメリカの家族は患者をこんなにもリスペクトできるものだろうか。だとしたら我々日本人は見習わなければいけないことがたくさんある。それは、許すという認識である。認めるという認識である。ただこれはきつい。神ではない我々人間にとって、耐えることができるかわからない試練。何についての話?愛についての話、そう。こう認められるか。ジュリアンムーア、どうしても松坂慶子に見えてしまう。めぐりあう時間たちで、ニコール・キッドマン、メリル・ストリープというオスカー俳優の間に配置されたストレス、このアリスのままでで念願のオスカー受賞。