
ユニコーンというバンドを知ったのは、「大迷惑」でも「働く男」でも「スターな男」でもなく、「すばらしい日々」を聞いてからである。つまり、彼らがバンドを解散してから知ったわけである。この辺はリアルタイムだったので、この曲を歌っているのは誰?と思っていた。バンドの解散間際の曲がずっと残っているという面では、ビートルズと共通するものはある。ただ、イーグルス同様、再結成したというのが違う点である。以前にも書いたように、ユニコーンは「オールウェイズ」「月のワーグナー」「アナマリア」「与える男」できれいに終わってもよかったと、個人的なわがままで思う。奥田民生がソロになってこれだけ売れてしまったことが、おそらく再結成の間接的(ビジネス的)理由のひとつだとは思うが。このアコースティックバージョンは、奥田民生がPUFFYをプロデュースして、飛ぶ鳥を落とす勢いの時代に発表されたもの。歌無しである。「すばらしい日々」が、もうバンドとして演奏されないのだなあという頃のアルバムなので、郷愁感が当時はあった。1997年。