ぼちぼち白菜が出回るようになってきましたので、白菜を仕込みますよ!
鍋を作るために!白菜を!漬けますよ!
葉が薄いミニ白菜を使ったので、塩もみしたらちょうど袋一個に収まりました。普通サイズの白菜1/4くらいです。
作り方はいつものとほとんど一緒ですが、鷹の爪を2本プラスしてみました。

もう家の中が涼しすぎてなかなか発酵しないので、夕方から1日外に出しておいたらちょうどいいくらいにクタクタになりました。
このまましばらく冷蔵庫で寝かせる予定ですが、もうすでにおいしい!このまま、ごま油をたらりと垂らして、炒りごまなんてふってしまうだけで素敵な小鉢になってしまうわー。白菜って本当に漬物向きな野菜なんですねえ。

うーん、もう待てないので鍋にしてしまうしかありませんね。
意外と早くできるから、白菜はまた漬ければよい!

酸菜白肉鍋

中国の東北地方の火鍋です。
脂身の強い豚バラ肉を、酸っぱい白菜と一緒にさっぱり煮て食べるという冬のご馳走。

ちなみに火鍋っていうのは必ずしも辛い鍋のことじゃないんですよ。
炭火が燃えてる鍋で供されていた寄せ鍋のことを火鍋といいます。その中でも有名なのが辛いスープの麻辣火鍋だったり、辛いスープと辛くないスープの鴛鴦火鍋というわけです。

こういうのが「火鍋子(ホーコーズ)」という炭火を入れた煙突付きの鍋で、下に炭が入ってて燃えています。日本ではしゃぶしゃぶ鍋に名残がありますね。
むかし台北のレストランで宴席に運ばれて行くたくさんの火鍋子を見たときは興奮したなー。

スープ:干し貝柱、干しエビ、干し椎茸、生姜、酒、塩少々
具材:豚バラ薄切り、きのこ、春雨、酸菜
つけだれ:腐乳、ごま油、ニンニク、ラー油、砂糖、酒

こんなかんじでやってみました。
豚肉は一度軽く湯通しして、アクをさっと落としておきます。

乾物から出たおいしいスープにプラスして、酸菜からもいいお味が出ますねえ。
豚肉もさっぱり食べられて、意外とたくさんいける。これはいい!
去年の今頃の記事に「旦那が繁忙期で食欲減退中」みたいなことが書いてあって、ああ、今年もだわ…って思いましたが、そんな食欲のない旦那氏もさっぱり目の鍋なら食べれるようでしたよ!
まだちょっと暑いですけどね…

冬の間に酸菜を量産しておけば、軽い気持ちでさっぱり鍋が作れます。寒くなると発酵の進みが遅くなるから、やるなら今のうちに作っておいたほうがいいかもしれません。
白菜の使い切りの悩みだとか、でかい白菜をその都度切る面倒からも解放されますしね!冷蔵庫は圧迫されますけどね!