こんにちは。
aoです。
今回は離脱症状によって長期にわたり体調を崩したことで気づいたことや感じたことをありのまま書いていこうと思います。
離脱症状が出初めて1年くらいは本当にこんなことが薬によって起こり得るのかと信じられない思いでした。
まさかお医者さんに処方された薬で日常生活がまともに送れないくらい苦しむことになるなんて想像もしていなかったし、とりあえず現実を受け入れることが出来ず辛くて毎日泣いていました。
脳が壊れると人間は何も出来ないんだということ、「健康に毎日過ごせることこれは当たり前ではなく、本当に素晴らしいことなんだ」と痛いほど思い知りました。
したいことややりたいことはたくさんあるのに体がしんどすぎて何も出来ない日々。
そしてそんな自分に嫌気がさす毎日。
時には「どうして精神薬なんて飲んでしまったのだ私のバカ」と自分を責め、時には「こんな薬を販売しやがって私の人生を返せ」と製薬会社にブチ切れてみたり。
時には離脱症状が何年も収束しないという人を見つけてもう治らないのでないかと絶望し悲しみにくれたり。
人生山あり谷ありと言うけれどこんな谷が存在しているとは。
家族やお医者さんにも理解されず、症状を軽く見られたり時には怪訝な顔をされる始末。
こんなに苦しんでいるのに検査で異常が出ないために薬の副作用が認められず、適切な保障もうけられない。
まさに生き地獄。
このやるせない気持ちをどこにぶつけていいのか分からずずっとイライラしながら負の感情に付きまとわれていました。
そして1年半経った今感情に少し変化が出てきました。
離脱症状が軽くなったからとかそうゆうことではありません。
やはり長く病と闘っていると人間は初めのうちは必死で抗おうとしますが、それが無理だとわかると段々と抵抗するのを辞める。
いわゆる諦めのようなものが生まれてきます。
心の底から治るのを諦めた訳じゃありません。
だけど、1種の諦めのようなものが生まれてきたのも事実です。
今までは離脱症状が治らない事実に怒ったり泣いたりしていました。
だけどある時期から泣いても怒っても過去には戻れないし、現実は変わらないと思うようになりました。
だったら泣くのも怒るのも辞めようと。
この段階まで持ってくるのは容易なことではありませんでした。
もちろんこの考えに至ってからもやはりどこかで現実を受けいられず、密かに泣いたり怒ったりすることだってあります。
だけど1年前に比べるとそのようなことは減ったと思います。
今の現実を受け入れ諦める、そしていつかは治ると信じること。
この考えは離脱症状を克服する上で本当に大切なんじゃないかと私は思います。
そしてもうひとつ大事なこと。
それは「誰がなんと言おうと自分だけは自分の味方でいてあげること」
友達も家族も所詮は他人。
症状の辛さを理解してもらうのにも限界があります。
お医者さんに離脱症状の存在を否定され、家族からも理解されにくい症状に苦しむこのようなことは離脱症状を経験したことがある人なら誰もが一度は経験したことがあるでしょう。
でも自分が頑張っていることは自分が一番分かっているはず。
自分だけは自分の味方でいてあげる。
1番大事なことなんじゃないかと思います。
だから私は誰がなんと言おうと自分のことを最後まで信じる。
離脱症状が治るその日まで。
きっと、この谷を抜けた頃には素晴らしい毎日が待っている。
当たり前が当たり前ではないことが分かった今ならどんな壁も怖くない。きっとそんな強靭なメンタルを手に入れて以前の何倍も幸せを感じられるようになる。
そう信じて今日も一日生きる。
私も皆様も1日も早く離脱症状から解放され当たり前を取り戻せますように。
ここまでお読みいただきありがとうございました。(^^*)