アラスカに惹かれ続けてしまうのは、何度も再訪してしまうのは、
毎日毎日、季節が変わっていくからだ。
***
はじめての3月訪問。
北の大地は、太陽の動きが、地平線に対して角度が緩やかで、
その結果、毎日夕方4時頃始まるすばらしい夕焼けは、ずっとつづき、ようやく3時間後に日が沈む。
そして、朝。
オーロラ観測に疲れてみんながようやく眠りについた頃、
しーんと静まりかえったロッジの外に、一人ぽつんと立ってみる。
朝5時には、すでに夜の闇は消え、
朝の藍色が、カリブーの角のシルエットを浮き上がらせていた。
***
半年前、9月のアラスカは、毎日5分ずつ忍び寄る冬に切なくなっていたけれど、
春分のこの時期のアラスカは、毎日5分ずつやってくる春に、心がおどる。
何かが始まる感じが、
スタート感が、
氷点下10度のなかにも、たくさんあった。
▲アンカレジ日報の天気欄にも、ちゃんと日照時間がグラフで載ってるよ。
***
アラスカのお話、つづきはここで。
●3/26(日)関西空港 、と