高校生の頃、私は陸上部に入ってた。家に帰るのも、いるのも嫌で、周りには“自主トレ”と言って、よく夜の競技場の周りを走ったり、歩いたりしていた。
当時の私は、無力で臆病でそんな自分を嫌ってた。
その反動からか、今思えば、過度な練習をしていたと思う。身の丈にあっていない、ただただ、自分を痛めつけるため、また、家族からの逃避行動として、やっていたと思う。
いつも、無理して笑顔でいて、周りは“努力家で笑顔がいい(同期,後輩,先輩)”と、さぞ思っていたことだろう。
だけど、いつの日か、顔の筋肉が麻痺したのか、無理していたのか、笑顔引きずっていたこともあった。
誰も助けてくれない。誰も本当の自分なんて見てくれてなかった。でも、後でそんな人たちの存在がどれだけ大きな存在だったかと、思い知らされた。だけど、私はそんな大切な存在を捨てた。もう、もとには戻れない。
だけど、そのおかげで、今、また、心底大事な人たちに出会えた。
過去にはもう戻れない。戻りたいとも思えないけど、振り返りたいものもあるけど、それはもう振り返らない。
振り返っていいのは、この憎い気持ちだけなんだ。
消せる記憶に、消せない記憶、消していい記憶、消してはいけない記憶。いっぱいあるけれど、正直、疲れるけれども、それでも、今は明日を歩んでいこう。