《ある日スシローになった》
※和風パフェも食べた  

頭を揉みほぐして頂いたその日。
帰ったら、なんだかスシローに行きたくなっていた。

でも今日は、スシローには行けない事情がある。

何故なら、この日の昼食に、私はちらし寿司を作っておいたのだ。

シャケ(半額)。
残りのおでんの中から拾い上げた蒟蒻。
糠床から拾い上げた漬かりすぎキュウリ。
中途半端なカイワレ。
消費期限に切迫している卵をマヨネーズで味付けした炒り卵。
焼きそばの残りの紅生姜。
大葉。
オニザキのすりごま(高価)

等々、残り物&高価すりごまを、ふんだんに利用した地球に優しい起死回生豪華ちらし寿司(家庭用)
※生物は一切使用しておりません。

を用意して出掛けたので、夕飯スシローは当然却下と思ってた。

帰ってテーブルの上を見たら、家人がさっき食べたかの様に、器が重なって置かれている。

ちらし寿司に利用した残ったおでんの、これまた残りのおでんと、エコちらし寿司は綺麗に無くなっていた。

「今食べたの?」
と聞くと
「さっき食べたよ。美味しかったよ。」
と言う答えが返って来た。
(さっき食べたんならさっさと器洗えよ。)
と思ったけどまあ良いや。美味しかったなら良かった。

「チャーハン美味しかったよ♪ありがとう」

ん?

んん??

「温めちゃったのか?」
「うん。だってチャーハンでしょ?」
「…ちらし寿司だったんだよ。まあ別に温めても食えるけど」
「そうだったの?てっきりチャーハンと疑いもしなかったけど、ちょっと酸っぱいって思ったなー。」

チャーハンが酸っぱいなら、腐ってるじゃないか!
疑いもせずに、元ちらし寿司は、腐りかけチャーハンとして家人の胃袋に収納された訳よ。

そこで、酢飯を食べた記憶がない家人に、スシロー案を提示したら、今すぐ行こうと言うことになり、絶対空いてる昼下がり、早めの夕飯をスシローで済ましたのであった。