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今日は天才ポエマーのお話し。

私の家では朝日新聞を購読していた。気が付いたらそうだった。サザエさんが掲載されていた。私はサザエさんがこの頃から大好きである。

よく分からない記事の中に、子供が唯一参加出来るコーナーがあった。

それは、素直な子供の視点によって作成される詩のコーナーであった。

そのコーナー名こそが、


『小さな目』である。


私は、そのコーナーを見て、自分もクソガキでありながら
(子供の視点とは素晴らしい。大人と違う…。)
と、どこ目線か分からない感想を常に持っていた。

このコーナーに天才作文を書くスーパーわたくしは、挑戦したくなった。

ある日私は母親に詩を書いて、朝日新聞に投稿すると決心を語った。

時は夏。夏休み寸前の小学校3年生は、父親が呑むビールは、トイレで音を立てて泡立つ小便に似ていると言う、家では殴られそうな感想を言い合っては、腹がよじれる程笑った。

私は家に帰って詩を書いた。



「お父さんのビール」

お父さんがトクトクと

ビールをコップに注いだ

泡がモコモコ出て来て

出ようか

中に入ろうか

と言っているようだった

お父さんがゴクゴク

ビールをのんだ


評:擬音がとてもよく使われています。


どうですか!投稿した人全員が掲載されるわけではないんですよ!選出されるんですよっ!!朝日新聞の偉い人が、頭を突き合わせ、何度も会議を繰り返し、優秀な作品を選出しているに違いないっ!!

目出度く作品を選出され、
目出度く作品を掲載された私は
調子こいて、
何故「お父さんのビール」を書いたのか、そのヒントを学校で貰った話を母親にした。

鬼より怖い形相になった母親は

「その話を決してお父さんにしてはならない。」

と私にキツく約束をさせた。


家ではこの話題に触れるのは、ご法度になったのは言うまでもない。

家出を繰り返していた私に、懐かしの写真ってあまりない。家捜ししたら出て来た貴重な一枚。オシャレにパンタロンを着こなすこの当時の私。
現在の私。写真を増やして行きたいと思う。ビールはおしっこではない。ハッキリ言って、そんなに美味いものでも無い。

あー〜んまいって言ってる人は単純に冷たいから喜んでるだけだよ。