躾ではなく、親の平穏を守ると言う事に対して厳しく育てられた私は、当時大変話題になっていたドラマをリアルタイムでは観ていない。


ドラマを父親の前で観ると言う事は万死に値する

私の親は特に躾には、厳しくない。箸の持ち方を治したのは小学5年生の友達の誕生日パーティーの時だ。自分がみんなと違うと気が付いた。指摘もされて、正しい持ち方を習った。親ではなく、友達に習ったのである。

自分たちが不愉快になる事を子供がする事は厳禁だった。裏を返せば、目が届かなければ何をしても良かったのだ。この世で1番怖いのは、親の機嫌を損なう事だった。バレない様に頑張った。




[ありがとう①]
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あの水前寺清子がドラマに出るのだ。大変話題になった。
たまに母親が機嫌の良い時で、父が在宅でない時観せてもらった事がある。

連続ドラマだから単発で観ても分からない。
それでも嬉しかった。

婦人警官が殉職する回で、子役の女の子が
「おまわりさんのお姉ちゃん!」とセリフを言う場面があったそうな。

そのセリフを言う時に、役者の1人がその女の子に(大きな声で…)と(小さな声で)アドバイスをしたと言うのだ。小学生の私はそれが気になって仕方なかった。観たかった。ずっとそれを観たいと思いながら私は、大人になり、おばさんになり、おばあちゃんになった。

割と最近BS12で[ありがとう婦人警官編]が放送された。


長年の謎を解明する日がついに来たのだ


私は録画してあるそれを必死で観た。誰も女の子にセリフを教えてなかった。女の子は上手にセリフを言っていた。

それでも50年来の謎が解けて嬉しかった。何度も何度も観た。


[肝っ玉母さん]
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観させて貰えなかったが観たかったドラマの1つ。
全く観た事はなく、BS12でごく最近観た。
BS12には感謝している。

[肝っ玉母さん]は、私が想像していたドラマとは違い、意外と「不倫」とか「女性の社会進出」とか「性善説」とか「男尊女卑」とかで成り立っている、社会問題を代弁するヒューマンドラマだったのだ。ちっとも爽やかでもなく、ドロドロしていて、お母さんの肝っ玉も割と小さかった。
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九子と書いてひさこと読ませる名前。絶対読めん。[ありがとう]と言い[肝っ玉母さん]と言い何故難しい名前が出て来るのか不思議だった。
この子は割とセリフが出ない時があって


お父さん役の人に身体を押されたりしていた。その後の笑顔で会話する演技の白々しい事。ひさこは怖かったんじゃないかと思う。



[時間ですよ]
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小学生の男子の間で特に話題になっていたドラマ。もちろん私は観ていない。例によってこっそり観た事はある。
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けんちゃんとマリちゃん。天地真理を可愛いと思った事は一度もなかった。
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浅田美代子は可愛かった。
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この髪型をみんな真似した。剛毛の私はこんな可愛い髪型は出来なかった。この下から上を見上げる様な表情。密かに流行った。
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ゆるふわの原型。浅田美代子にあり。とにかく可愛い。
今でも活躍している事は喜ばしいし、このままおばあちゃんになった浅田美代子は今でも可愛い。



中学生の時、極端に浅田美代子を意識している女子がいた。とっても頭の良い、浅田美代子より綺麗な女子だった。


私は生涯こう言った女子になりたかったけどなれなかった自分を慰めながら生きて行くのである。

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エロ本を読む女子高生