2008/01/29 (ドウタ)

父の影

 

今日の営業中にどうしても足りなくなるものがあったので
 

買い物に出かけようと、お店の扉を開け



『あ、雪だ・・・・』



と思っていたら、






『あ~ここが青二才か。やっとあった◎もしかして君が道太君かぃ??』


と、声をかけられました◎


『はい、青二才で僕が道太です◎』



と言いお店の中の席へご案内した後
 

少しお話を伺うと



『君のお父さんと僕は、会社の同期だったんだ◎もう何十年も前になるけどね


しかし似てるなぁ、一目で分かったよ。良かった会えて』




それからカウンターの一番端の席に座られ


父親の若い頃の話
 

仕事で大阪万博へ行った父の話
 

父の実家で祖父に会った時の話
 

父が仕事を辞め実家に戻る時の話
 

父の事故の後の話




僕が父に似てる話、などなど少しほろ酔いのその方が話すお話は
 

一つ一つ僕の心をなぜか優しくしてくれたり、感情を刺激してくれたり
 

気づいた時には少し目に泪が溜まってしまってました。



僕にあえた事で、その方はきっと友人である、今は亡き僕の父を思い出し

僕はその方に会い、今、父がもし生きて仕事をしていたら
 

その方のようになっているのだろうと思い父を思い出し




お葬式以外で、お葬式などと言ってもほとんど記憶に無いくらい
 

つまり初めてお会いしたのに、なぜかすごく感慨深く
 

お互いにとって、きっと素晴らしい日でした◎




今日した乾杯は忘れることがきっと無いような気がします◎


雪は降ったけどなんだか温かく幸せな夜でした◎

 

 

 

青二才

http://www.aonisai.jp