夏のある日 大学から思いがけないメールがありました

「おめでとうございます!採択されてよかったですね!」

 

「えっ!」と思って

科研費申請電子システムにアクセスして確認したら

なんと 科研費をいただけることがわかりました

 

期待はしていたものの

いざ本当に獲得となると もうびっくり

「やったぁ!」と一人喜んだものの

数分後には 

嬉しい気持ちがあまり込み上げてこなくなった

 

嬉しいはずなのに何故だろう

採択された研究は私一人で行っているもので

これまで協力者はいない

 

認められないと思っていた研究が

認められて

いざ科研費が降りたら一人で頑張れるのか

不安と続けなければならないストレスに襲われてしまった

 

恐怖の中 この研究について学会で発表すると

これまではバカにされ気味だったのが

意外と褒められたりして

科研費恐るべしと ますます怖くなってきた

 

ガッツポーズ 喜び束の間 重い冬 

 

それでもこの研究は

多くの人の救いになると思って取り組んでいるのです