布団にもどされ、また気持ち良くて、
「もっと……さとし…」
はい、いいました。
今度は覚えています。
「出掛けるの大丈夫か?体つらくないか?ごめん、ついうれしくて、やり過ぎた。」
「大丈夫だよ。僕も気持ち良くて、智のものになってうれしかった。でも今日は橙也 くんとお風呂は入れないよね。」
苦笑いした智が
「橙也 にすら、かずの肌は見せたくないんだよ、俺だけのものだ。」
真っ赤になる僕にキスをして、橙也 くんを迎えに行った。
僕はお弁当を作って橙也 くんを待った。
「ついたよ~」
連絡がきて、鍵を閉めて下におりた。
「にのちゃん、おはよう。」
「おはよう。橙也 くん。お弁当作ってたからお迎え行けなくてごめんね。」
「ありがとう、にのちゃん。お弁当楽しみ♪
にのちゃん、今日は美人さんだね。」
照れるかず、出掛ける前にはしちゃいけないなと反省する。
橙也 くんがみたがってた、仮面ライダーショーをみて、僕は苦手だったから橙也 くんと智がジェットコースターに行ってる間ベンチで座って待っていると、何人かに声をかけられた。
「写真とってください。」
「誰かまってるんですか?」
女の子に囲まれて困っていると
「パパ、お茶ちょうだい。」
橙也 くんが走ってきた。
「お子さんがいるんですね。」
と女の子にたちがさっていった。
「さと~が、にのちゃん救助に行ってこいって。並んでる間もずっとソワソワして見てたよ。もうちょっと待っててね。これ、さと~の帽子かぶっててって。」
橙也 くんが走って智のところに戻るのを見ると目があって笑ってる。
帽子から智の匂いがして、抱かれたことを思い出してしまってあわてちゃった。
大好きだよ、智。
お弁当食べて、また遊んで
最後に観覧車にのろうと
坂をぼるうちに橙也 くんの足が進まなくなって、
「さと~、おんぶして~。」
と智におんぶされ、橙也 くんは寝てしまっていた。
「橙也 くん寝ちゃったね。帰る?」
「せっかくだから乗っていこう。」
観覧車にのって橙也 くんを膝枕して寝かす。
「ありがとう、かず。橙也 がすごく喜んでたよ。」
智が短いキスを何度もしてくれて、
「橙也 、観覧車一番高いところになるぞ」
と起こした。
「もう、ちゅーおわった?」
「やっぱり寝たふりしてたか。」
「にのちゃん、さと~とラブラブ?」
「ラブラブだよ。」
「僕にもちゅーしてよ。」
「橙也 にはこれで充分。」
智が橙也 くんのほほにキスするから、僕も反対のほほにキスをした。