第3話【2部】



「この前あった話③-2 〜板挟み完成〜」


前回、

電話はあっさり切られました。


ここで確信。


あ、これ

誰も助ける気ないやつや。


奥の人も

電話の向こうの偉いさんも

見事な連携プレーで

戦線離脱。


残されたのは

怒りを溜めたお客さんと

受付に立つ私。


責任は上。

矢は下。


完璧な

板挟み完成。


正直、

ここまで綺麗に

誰も前に出えへんことある?

って思った。


でも不思議と、

この辺から

私の気持ちが少し変わってきてん。


怒りでも

悲しみでもなく、

ちょっとした諦め。


「あ、これは

私が背負う問題ちゃうな」


電話もした。

説明もした。

言われたことは全部やった。


それ以上は

私の仕事やない。


そう思えた瞬間、

心が少し軽くなった。


それでも現実は変わらん。

お客さんはまだ怒ってるし、

受付には私が立ってる。


でもな、

今日の私は

逃げへんかった。


板挟みで

逃げ道なくても

ちゃんと立ってた。


それだけで

今日は合格にしてええやろ。


さて。

このあと

私はどうしたのか。


それはまた

次回のお話。