*妄想・俺の陰 第七夜 最終話(+act 大野智 | 青と虹色 ~嵐*大野智さん*天然+大宮~

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大野智さんfanブログ。 愛されリーダー+仲良し嵐5人が大好きです

※以下妄想ストーリー(完全フィクション)です
実在の人物・団体とは一切関係ありません。


苦手な方は華麗に、スルーでお願いします



おさらい*妄想・俺の陰 第一夜~






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全てを消し去っていく 強く 
眩しい光に包まれながら

俺の腕の中で
安心した様に優しく微笑む彼女



俺を…  信じてくれてるのか… ?



涙が溢れそうになる心を 必死に静めながら
もう一度 強く彼女を抱き寄せる

「…智…、痛い よ」
「… ごめ ん…  。   」

彼女は 花弁の様に ふわりと笑う

「でも…こうされてると 安心するね…」
「え?」
「だって 守られてるって気がするから…」

すると また 彼女の手が俺の体を ぎゅっと包み込む
「でも…出来るなら…   私もあなたを守りたいな…」

周りを覆う光が どんどん強くなっていく
2人の体も その光を受けて消えていく

「うん… 出来るよ」
俺の目から 雫がこぼれ落ちる


「ふふ、智は泣き虫だね…」



「…  ごめん…    」





「でも、そんな 弱いあなたも好きだから 」


光が包んでいく



「全部  大好きだよ…





彼女の優しい声を聞きながら
意識が遠く 消えていくのを感じた




光が  2人を完全に消し去った…


 



























「…し














「さとし…










ここは    どこだ?




 





「…智!」

呼ばれて目を開けると 彼女が目の前に立っていた。

「  俺…




「大丈夫?ずっと うなされてたから… 心配したよ」
俺は 彼女を強く引き寄せ 抱きしめた
「!…さと…
「…    よかった    」

「え?」
「お前が消えなくて…良かった」
抱きしめる手に力がこもる

「どう…  したの?」

「 夢で…  俺の前からお前が消えて
俺は   自分の中の陰で…

その言葉に 彼女は驚きの声と共に表情を変える

「それ…   私も見たよ…

ずっと 前 だけど…  あなたの陰に会う夢…


ううん、夢じゃないって思いたかったけど

私、あなたの陰に会ったんだ…」


すると 僅かに開いた窓から
部屋の中を 風が吹き抜けていく


「私の前からも あなたが消えて…あの時は寂しかった」

「………」

「でも、それから すぐ  あなたに会えたんだよ」
「え?」
「ほら 初めて会った時、夜に  あなたはドラマの撮影で。
私は 仕事終わって疲れてて 足元ふらふらで見事に転んで…

「…ああ」
「そしたら あなたが 大丈夫?って来てくれて…びっくりしたんだ」
「だって 目の前で派手に転ぶ奴がいたから 気になっちゃってさ…ふふ

「ひどい…。」
「んふふ」

「でも、嬉しかった。 ドキドキもした。
だって、闇からあなたが現れたから 陰かと思ったんだもの…」
「だから あの時お前、俺の事 ” 智 ”…って呼んだのか」
「う、うん… だって本当にびっくりしたから」

「俺も名前呼ばれてびっくりしたよ」
「ふふふ…」

「でも…あの時は それで終わったんだよね…」
「そうだな…」

「だけど2回目に街で会った時は もっとびっくりして…
「あの時も 夜だったもんな…

「その時 あなたが言った言葉で 私…泣き崩れちゃって」
「…何だっけ?」

 



「…   また 会ったな…って…    」


 


「  私の中で 陰とあなたが一緒に見えたの」
「………」

「俺…  初めてお前に会った時 懐かしい感じがしたんだ  」
「え?」
「あったかい感じっていうのかな…よく分かんねえけど…、
なんか コイツを離しちゃだめだ  って…思ったんだよ」

「……   智   」



「でも、なんか納得した

…俺  前からお前に会ってたんだな…     」



「………   うん    」

ふわっと抱きしめられる体


「案外さ…運命の奴は ビビビって感じるって言うけど…、 
前に どこかで会ってるからかもしんねえな…」
「ふふ…、そうかもしれないね…」

くすくす と2人で笑いだす。

「でも、本物の智さんは、全然強くなかった…」
「え?お前 そんな事ないだろ?」

「だって…さっきみたいな怯えたような顔もするし ね。」
「ふふ、そりゃ…    お前の前だから だろ…。     」


   
 
 

 




「会えて良かった 」
「うん…」

「もう…俺の前から消えんなよ…」

「智だって… もう    消えちゃ 嫌だよ…



優しく 重なる唇

そのまま 崩れるように倒れると
自分の印を 刻んでいく…



深く  深く





もう


どこにも 消えてしまわないように…

























______________________



終わりました。^^

話として夢オチは なるべく使いたくなかったのですが
この話の場合 これが一番しっくりきたので
こんな感じにしてみました。

でも、これはお話だけど
陰が智さんの中にいる気がするのは
私がそんな風に感じるからかもしれません

智さんの光と陰。 それが色んな形で私達の前に現れてるのかな~
なんて思いながら
楽しくお話を書き上げる事が出来ました。

久しぶりのお話だったけれど
最後までお付き合いありがとうございました。
途中に頂いた言葉やいいね!も凄く嬉しかったです。
少しでも楽しんで頂けていたら幸いです♡

ちなみに今回のBGMは「Fly」でした。歌詞が重なる所が多くて
曲調も合ってて 良かったなあ。ふふ

さあ、今日は「誰も知らない」フラゲ日ですね!
私も仕事帰りにGET出来るの楽しみにしています♪( ´艸`)




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