*Merry Christmasは2人で…(大野智) | 青と虹色 ~嵐*大野智さん*天然+大宮~

青と虹色 ~嵐*大野智さん*天然+大宮~

大野智さんfanブログ。 愛されリーダー+仲良し嵐5人が大好きです

※以下妄想ストーリー(完全フィクション)です
実在の人物・団体とは一切関係ありません。


苦手な方は華麗に、スルーでお願いします





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恋人や家族で
街中が鮮やかに華やぐ
クリスマスの夜…





私は一人。


智くんが忙しいのは十分すぎる位、知っているから
” シングル ” ベル だって、もう慣れっこだ。

こんな日は
友人と騒ぐ事も出来るけれど
いつも そんな気分にはなれなくて

私は お気に入りのイルミネーションスポットへと
足を運んだ


ふう。
一つ溜息をつくと、私は その場にゴロンと寝転がる。







やっぱり 自然のイルミネーションが一番綺麗だなあ…

星空を眺めながら
ぽつりと呟く



携帯を取り出し
夜空の写真を撮ると智くんにメールを送った。

『もう、今年で最後にしようかな…』



しばらくすると
携帯が震えた。

『俺の部屋で待ってて』




え…?

理由は分からなかったけれど
久しぶりに貰ったメールが嬉しくて…。

私は、 はやる気持ちを抑えながら
智くんの部屋へと向かう事にした。


中に入ると
相変わらず物が少ないシンプルな部屋。

何カ月ぶり…だろう…。
懐かしい智くんの香り。

そっと、ソファに腰を下ろそうとした瞬間
インターホンが ピンポン と鳴った。

? 智くん…  だったら 鳴らさないよね。

誰だろう…

恐る恐る外を覗くと

「宅配ピザです!」
「え?」

「代金はもらってありますので」
そう言うとピザ屋のお兄さんはサンタの格好で軽快に帰って行く

ピザをテーブルに置くと
その後も次々に鳴るベルの音。

訳が分からぬまま
テーブルには あっという間に
豪華な料理で一杯になった。

………。
2人分の量じゃ…ないよね笑。

何だか可笑しくなって
クスクス笑っていると
またインターホンが鳴る。

「今度は何だろう…」

すると
「あの、相葉です」


「!」
扉を開けると そこには相葉さんが立っていた。

「ごめんね!リーダーじゃなくて」
笑顔でそう言うと
「上がってもいいかな?」
そう問われ
私は思わず赤べこ人形のように首を振った。

「ふふ」
そんな私に、相葉さんは何だか楽しそうに笑う。

「へえ~リーダーの部屋ってこんななんだあ…」
まじまじと眺めている彼に

はっ、と思い出した私は声をかける

「あ、あの…昨日 お誕生日だったんですよね…
おめでとうございます。」

「あはは、ありがとう!リーダーの彼女に言われるって変な気分だね」
リーダーの…。

その言葉に思わず顔が熱くなる。
「あ、ごめんなさい…!」

「ふふ。ね、料理食べようよ。冷めちゃうよ?」

「あ、そうですね!」
あれ?でも どうして知って…

その時…またチャイムが…

「メリークリスマス!!」
「お邪魔しますよっと。」
「わ、美味そう~!すげーじゃんリーダー」

櫻井さん、二宮さん、松本さん…

突然の嵐の出現に
私の頭の中にも嵐が吹き荒れていた。


「…大丈夫?」
櫻井さんが呆けた私に話しかける

「あ、はい…びっくり  して」

「あはははは!そうだよね、こんな男ばっかり一気に来たら俺だって驚くよ」

いやいや、そうじゃなくて…と思ったけれど

皆が凄く楽しそうな笑顔をしているから
そんな姿を見ているだけで幸せになってくる




「メリークリスマス!!」



あたふたしている間にパーティが始まって
あんなに大量にあった料理も少なくなって
沢山笑って

あっという間に時間が過ぎて


気付けば もう23時をまわっていた。


「じゃあ、我々はもう帰るんで」
櫻井さんがそう言うと
「今度はリーダーがいる時に来るからね」
相葉さんが続く


「楽しいクリスマスを過ごして下さいね。」
「…  またな」


「あ、ありがとうございました…   !」



幸せの風が吹いたのか。   嵐が…  去って行った。



今のは…、 夢…だったのかな。
頬をパチンと叩くと痛くて…
夢じゃないんだよね…。


「何 やってんの?」

後ろから聞こえた声に驚いて振り向くと

そこには智くんが立っていた。

「ただいま」



驚く私に向かって智くんは

「皆、来て 大丈夫だった…?」

その言葉に

私はやっと状況を飲み込んだ。


「智…くんが呼んでくれたの?」

「うん、たまには賑やかなのも…いいだろ?」
「………。」


それは

私が一人で淋しくならないように   ?

…そう思ったら 
そっと 涙が溢れた。


「え!どした?  何かあったか?」

「ううん、とっても 楽しかったよ…」
精一杯の笑顔で答える。


「でも、今日は驚いてばかりだったよ。」
「そっか。」
「皆にありがとうって伝えてね。」
「おう。」

「それから…みんな応援してます。大好きですって。」

「んー…それは言えないな。」
「? どうして?」

「だって、お前。 それは俺だけが貰える言葉だろ?」

…! それって 焼きも ち?…

「ねえ、俺に言ってよ。」
「え…そんな 急に言われても~ 恥ずかしいし…!」
なんとか逃げようとするものの智くんが腰を引き寄せ離さなかった。

「言って。」

…観念した私は智くんを見つめ


『大好きだよ。』 と口にした。


「じゃあ、今度は俺と2人だけ…だな」
「え…?」


そういうと
手を きゅっ と握ってくれた。


「ふふ…、智くんって ほんとに きゅっと握るよね…」
「んふふ、そう?」


「なんだか…一緒」


「俺、きゅっとすんの?」
「…うん」

「んふふ」



そんな他愛ない やり取りでも
こころが きゅっ と  あったかい…。


大好き…。



また胸が ぎゅうっとなった時
智くんの真剣な顔が私を覗きこんだ。

「!」

「じゃあさ、…今年で最後…って  何?」

「え?」


「俺と…  終わりたい…とかじゃねえよな?」
その言葉に私は驚き 首を横に振る

「え?そんな事 思ってないよ!」


「…だってさ、 あのメール…」

「………!  あ、それ」

私は智くんに送った内容を思い出していた。

『もう、今年で最後にしようかな…』



「うふふふふ」
「なんで笑うんだよ」

「だって…  違うんだもん。ふふふ」

「だから、何なんだよ。」

「あれは、一人で夜空見るの、寒いから もう、やめようかなって…笑」

「なんだ、そっか」

智くんの安堵の溜息と共に
2人で思い切り笑い合う。

「お前、紛らわしいんだよ!」
わざと怒った風に言ってみせる
「…ごめんね」


すると
「だめ、許さねえ…」
そう言って 抱きしめられると
唇に何度も甘い刺激が落とされる。

そんなにされたら…  

   何も考えられないよ




寒い夜も 2人一緒なら  ずっと、あったかいね。




遠くで





今日、最後のジングルベルが 聞こえた気がした。


























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クリスマスが過ぎた後も

幸せが続きますように^^



yaco