山妄想*想いは繋がる(後編) | 青と虹色 ~嵐*大野智さん*天然+大宮~

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大野智さんfanブログ。 愛されリーダー+仲良し嵐5人が大好きです

※以下妄想ストーリー(完全フィクション)です
実在の人物・団体とは一切関係ありません。


苦手な方は華麗に、スルーでお願いします




おさらい 山妄想*想いは繋がる(プロローグ)
      山妄想*想いは繋がる(前編)

(中編)は限定なので ここでは省略します               



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響き渡る雷鳴




智くんへの想いが
コップの水が一滴加えただけで溢れ出る様に

止まらなかった





暗闇の中 拒む彼を愛せば
俺の中の もっとしたい… という欲情が動き出す


もっと内へ


もっと…




もっと  深く…



だけど もう一度と 手を伸ばせば
彼に腕を掴まれ 状況は一変する


え?…


「翔くんはさ…俺と  どうなりたいの?」



思いがけない言葉に息が止まる



「こういう事…したかったの?」

冷静な彼の問いに
頭の中が 白に戻され
恥ずかしさに苛まれる


「……







ごめん




俺……智くんと繋がりたかった  」


嫉妬と不安から来る独占欲
思わず涙が溢れた


すると
ゆっくりと下ろされる彼の唇が俺に触れた


「…!  さとし  くん?」

「ふふ、こんな事しなくても 俺達、心で ずっと繋がってるじゃん」

「…!」



ああ、この人は…
どこまで俺の心を持っていくのだろう…




俺はもう  涙で顔がぐしゃぐしゃになっていた


追いかける様な、彼からの優しい愛撫


「不安にならないで」

「俺も…翔くんが好きだから…」



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…俺は 何を焦ってたんだろう

彼が皆に優しい事くらい  分かってたはずじゃないか

それなのに…俺

「ごめん…智くん。ほんと、ごめん…」

「ふふ…。そんなに謝んないでよ、翔くんは 何も悪くないんだからさ

…あ~どうせアレでしょ? 俺が無神経な行動とか 何かしたんでしょ?」


まったくこの人は 分かってるのか分かってないのか…


急に笑いが込み上げてきて


…ちょっと いじめてみたくなる

「そうだね!智くんのせいだからね!」
「え?」

「あははは!じょ~だん だよ!」

フッと耳に息を吹きかける


「わっ!!!!」
凄い高い声でのけ反る智くん

予想以上の反応にこっちが驚く

「あはははは!」

いつも一歩上を行く智くん
「これからも もっと楽しませてよね」

そう言うと

「大丈夫。だって…翔くん、笑いの沸点低いんだもん
一杯、笑わせるから!


そう、返してくれた



…うん、  もう  変な嫉妬なんかしたりしないよ

俺は俺らしく いつまでも彼をそっと傍で守りたい

たとえ遠く離れたって
俺達は心で繋がっているから




だけど…少しのわがまま
「じゃあ、智くん。いつもは皆に譲るけど
時々は…さ、こうやって…

言い終わる前に彼は俺の頭をぽんぽんっと羽の様に柔らかく叩くと
「うん、翔くんの傍に いるから」


そう笑顔で答えてくれた


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「あれ?翔ちゃん、昨日大丈夫だったの?
何だか凄い楽しそうだけど

「ん?ああ、大野さんの部屋に泊めてもらったから」

「え?リーダーの…?
そっか、リーダーならオバケとか全然動じないもんね
なるほど~…。じゃあ、俺も怖い時はリーダーんとこ行こうかな!

「?!え?

「え?…ど、どしたの?翔ちゃん。顔怖いよ?


…!


「あはははははは」
軽いデジャヴ。
俺、何 驚いてんだろ、雅紀は全然そんな気はないのに

それに俺 嫉妬しないんじゃなかったっけ…?笑
自分で呆れて可笑しくなる

「ごめんな、何でもないよ」

「?」

不思議そうな顔の雅紀の頭を誰かさんの様に ぽんっと叩く

「さ、今日もお仕事頑張りますか!」

見れば外は昨日の嵐が嘘のように晴れ渡っている



俺の心も この澄んだ青い空の様に

何も恐れず 少しでも前に進まなくちゃ




「ね、大野さん?」

































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前編から少し間があいてしまいましたが
やっと後編まで辿り着きました^^

今日はこちらも昨日の雨が嘘の様に綺麗な晴天

皆の所も青く晴れ渡ればいいな

読んでくれてありがとう!


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