ひとつ前のブログで「お花見行きたいなぁ」と書いて、早速有言実行してきました。

家の近所の公園の桜もきれいだろうけど、せっかくだから懐かしのあの場所まで。

簡単におにぎりとお菓子を用意して、子どもたちと電車にのって揺られること数十分。

JR桜ノ宮駅の近くを流れる大川沿いの桜が、ほぼ満開。

お天気は、雨でもなくどんより曇り空でもないけれど、快晴というわけでもなく。

うっすらぼんやりと全体に雲がかかっている感じ。

青空×桜の組み合わせが好きなので、青空だったらもっと素敵だったな〜と思いつつも、あたたかくて過ごしやすいのはうれしいな。

そして、今日みたいなどちらかというと明るいくもり空のことを「花曇り（はなぐもり）」というらしい。今日知った。

【花曇り（はなぐもり）】

桜が開花する３月末から４月中旬にかけて見られる曇り空のこと。

雲、霧などで空が覆われ、雨天ではないが快晴ではない状態。

冬の鳥が帰るころなので「鳥曇り」ともいう。

※検索して出てきたいくつかの文書から引用してまとめました。

学生の頃この近くのパン屋さん（今はもうない）でアルバイトしていたので、懐かしい気持ちで桜並木を歩きました。

帝国ホテルの隣の広場では、物産展や音楽イベントも。

演奏に合わせてノリノリで踊っているお母さんを見かけて、素敵だなぁと思ったり。

「しまねっこ」のシールやパンフレットをもらって、島根県に思いを馳せたり。

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写真のまるい食べものは住吉大社の縁起焼き。

商売上手なお兄さんの話術と「もっちもち〜♪」の歌に大ウケする子どもたち。

息子はカスタード、娘はチョコ、私はよもぎ（粒あん）をそれぞれ購入。

はやく食べたい〜！と待ちきれない娘。

よさそうな場所にレジャーシートを広げて食べることに。

いわゆる「白いたい焼き」的なもちもち生地（大好きなやつ）で、美味しくないわけがない。

私が選んだよもぎは、国産のよもぎをた〜っぷり使用（お兄さんいわく）しているだけあって風味豊か。粒あんも美味しい。

子どもたちも私の想像以上に大絶賛で気に入っていました。

娘は「おいしかったってお店の人に伝えたい！」と言うほど。

その熱意に応えて、帰り際にもう一度お店へ寄ることに。

結局子どもたちにもう一つずつと、夫とお義母さんの分と、次の日遊ぶ約束をしている息子のお友だちの分とを買って帰ったのでした。

私はというと、なぜか頭の中で住吉大社と太宰府天満宮がごっちゃになっていて。

近くで島根や北海道などの物産展があったのもあり、福岡から出店してくださったんだなぁとか思いこんで。

そんなわけで、その日福岡でライブをするBUMPと現地にいるフォロワーさんたちに思いを馳せていました。

が、帰ってTwitterでつぶやこうと思って気づく……

住吉大社って大阪やん！と。

Twitterでつぶやいて恥をかく前に気づいてよかったです。笑

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息子の相棒たち。

お出かけするときはいつも一緒。写真には写っていないけど、娘もぬいぐるみ持ってきてました。2人ともぬいぐるみ大好き。

「お花見と言ったらお団子でしょ♪」

お昼休憩のあとは、「なんちゃって砂浜」で水遊び。

砂浜のある海に行って、きれいな石や貝殻をひろったり波を眺めたりしたいな〜って何年も思っているけれど、そういう海があるのは大阪のかなり南の方で。遠くてなかなか行けなくて。

ここは海じゃないけれど、一応波が寄せたり返したり、淡水の貝の貝殻も落ちていたりするところ。

同じく水遊びを楽しむ親子や、スポーツを楽しむ人たちで賑わっていました。

子どもたちもかなり夢中で遊んでいたので、いつか本当の海にも行きたいな〜とより一層思ったのでした。潮干狩りもしたいねぇ。

こちらは息子が気に入っていた亀さん。

つるつるの石（？）も拾った。陶器のような、碁石のような質感。

お金のことを気にせずに、お出かけしたり美味しいものを食べたりしたいなぁと思う今日この頃。

子どもたちと出かけたい。いろんな経験をしてほしい。でも出かけると何かと出費が…… そう思って二の足を踏むことが多い。

でも、お花見できてよかった。行ってよかった。

これは別の日。

公園にて、「すずめの涙」さがし。

地面に顔がつくほどの体勢で夢中になって探しているのは……

これ（見えるかな）

この透明でちいさな粒が「すずめの涙」

私も一緒に探したけど、けっこう夢中になる。

最初に娘が「これ、すずめの涙って言うんだよ！学校で◯◯ちゃんに教えてもらった！」と教えてくれて。

へぇ、なんて素敵なお友だちだろう。その子のお母さんがそんなふうに言っていたのかなぁと思っていたら、一般的にもそう呼ばれているらしい（帰ってから何気なく調べてみた）

砂場や運動場に紛れている小さな透明のつぶ。

これを「すずめの涙」って呼ぶの、なんて粋なんだろう。

他にも「星の涙」とか「竜の涙」と呼ばれていたりもするらしい。

その正体は「石英」という鉱物なんだって。

「すずめの涙」、ことわざの方しか知らなかった。

「花曇り」もそうだけれど、まだまだ知らないことってたくさんあるなぁ。知らないことに出会えるのはうれしいな。

こちらは集めたすずめの涙と、なぜか息子のポケットに入っていた塩。似て……る？

おでかけももちろんいいけど、こんな近くでもよーく目を凝らすと宝物が見つかるんだね。

すずめの涙といえば、最近Twitterの広告でよく流れてくるこれ。かわいくて気になっている。

ちょっとしか入らなくてごめんね　すずめの涙ポーチ│YOU+MORE！（フェリシモ）”すずめの涙”しか入りません「ほんのわずか」という意味のこ...

www.felissimo.co.jp

本当にちょっと（すずめの涙ほど）しか入らないポーチ。ほぼぬいぐるみ。

まるっとしたフォルムがかわいいし、目の下にキラキラのビーズ（すずめの涙を表現）がついているのもポイント高い。

フェリシモさん、絶妙に心をくすぐるアイテムが多いなぁといつも思う。

「すずめ」つながりでもう一つ。

金曜ロードショーの『すずめの戸締まり』を観た娘、自分の椅子をみてハッとひらめいた……！

描き描き

すずめの椅子！

かなり好きなようで、こんなふうに絵を何枚も（ここに載せてるの以外にも）描いたり、録画しておいたのをこの土日だけでも7回くらい観るほどの熱量。

ゲームの世界でもすずめの椅子を作ってた！かわいい。

そもそも、娘が金曜ロードショーを最後まで寝ずに集中して観ること自体がめずらしい。最初は少し怖がっていたシーンもあったけれど。

一緒に観ていた私も、とても引き込まれました。

公開当時にいろいろ話題になっていたのは知っていたし、映画館で観た人たちの感想も読んだりしていたけれど、この日はこの映画が何を題材にして作られたのかを忘れて見入っていて。

後半のとあるシーンで「あっ」と気付いて、その後のシーンでいろいろ理解して胸がぎゅっとなって。

実際に起こったことを映画（エンタメ）として扱うのはとても難しいと思うけれど、細かいシーンからも誠実に作ろうとしているのを感じました。

なんというか、今年も大きな震災が起こったばかりだし、その後も各地で地震がつづいているし……

私の中で「13年も前のこと」という感覚がなかった。

私は、直接「知っている」わけではない。けれど、あのときの気持ちを今でも鮮明に憶えている感覚がある。うまく言えないけれど。

娘はキャラクターのかわいさに惹かれている部分が大きくて、物語を理解するのはもう少し大きくなってからなのかもしれない。

でもきっと、何か感じるものがあるんだろうな。

いま、こんなに好きになれる作品に出会えたことも宝物だなと思うし、これから何年もかけて娘にとって大切な作品になっていくのかなぁと思うと「出会えてよかったね」と胸の奥にあたたかい祝福が広がるような感じ。

さてさて明日から新学期。

ブログとか書いてる場合じゃありません。

でも、残しておきたかったから…… 後悔もしていません。

ではでは、また。

すずめの涙と花曇り