生まれては消え
消えては生まれ
淘汰はされても
消えることはない
だけどこうやって
繰り返していくうちに
少しずつ
少しずつ
薄れていくのだろうと思う
少しだけ長くなった
かもしれない
この先の人生を思う
悪くないね
と思えたら
それでいい
今日も明日も
穏やかに
そんなものは
自分が決めるものでもないけれど
かと言って
人に決められるものでも無い
ように思う
溜まっていたものが
溢れ出した感覚は
わかっているけれど
それでも尚
全て吐き出す術もなく
最早、為す術もなく
そうして
こうして
崩れていくのだ、と
認識するに至る
詰まるところ
すべては
自分の所為ということになり
詰まるところ
そんなに
強くもない、と
認識せざるを得ない
為す術もなく
感じることも
考えることも
出来ない
強く、強く
強くならなければ
生きてはいけない
生きる強さがほしい
数日前
明け方に携帯がけたたましく鳴り出した
聞き慣れない不快な爆音で
否応無しに目が覚めた
音を消そうと携帯に手を伸ばして
その音の正体が
緊急地震速報だと気が付いた
そうして
隣で寝ていた彼に抱き着いた
本当は、覆い被さりたかったらしいのだが
寝惚けていて、くっつくので精一杯だったようだった
地震はというと
我が家のあたりは震度2か3くらいで
何事もなく朝がきた
朝になって
明け方のことを回想すると
寝惚けながらも
彼を守ろうとしたらしい
ということがわかって
本能という能力の力を思い知った気がした
その話を彼にすると
彼は彼で、わたしを守ろうしていたらしい
ということがわかった
わたしとは反対側を向いて寝ていたのに
わたしの方を向いたんだとか
相思相愛ぶりも
大事にしている加減も
おんなじくらいで
いい感じです
切ない
色んなことが切なくて
切なすぎて
切なさが
キリキリと
身体に小さな穴が空けていくような
そんな気がして
丸まってうずくまって
身体を大事に抱えて
やり過ごす
それでももう
穴だらけ
無数に空いた小さな穴から
大事な何かが
零れ落ちていく
切ない
ただ
ただ切ない
あした天気になあれ
これを聴ける日が
いつか
どこかで
これを聴ける日が
くるだろうか
あの曲目リストが
今も
頭の中で
駆け巡る
聴くことは
二度と
出来ないモノたち
頭の中で
永遠に
お腹が空いて
体重を測った
44.8kg
19.7%
何故だか
痩せていた
すべてを
振り切って
ぶっ飛んでしまおうかと
水に浸かった刃物を見て
何かが過る
どうやったって
わたしは
わたしでしかないのなら
どこまでも
わたしらしく
わたしらしく
眠れない夜
ノートに手書きも疲れた
ので
連連と連ねる
ピクニックに行きたい
お天気のよい春の日に
お弁当を作って
お外でランチ
ピクニックに行きたい
仕事をしたい
色んな仕事を
今しか出来ない
いろんな経験
仕事をしたい
資格を取りたい
仕事の役に立たなくたって
その勉強と知識が
わたしの人生の役に立てばいい
資格の勉強をしたい
考えても仕方のないことを
今日もまた
延々と考え続けて
論理的に整理をしようと
理論武装をしてみたけれど
ただひとつの
素直な感情には
どうやったって
勝てそうにない
感情で生きている
残念ながら
それが浮き彫りになっただけだ
それには抗えない
使命みたいなもの
わたしは
わたしの感情で総てを選択してきた
そういうことになる
そしてこの先も
きっとそれは変わらない
幸福も喜びも
悲しみも怒りも
わたしを動かすエネルギー
論理的思考だけでは
行動には移せない
そういうことだ
理論的に考えた
そして思った
思ったことで総てを為してきた
そういうことだ
明日のわたしは
何を思うだろう
何を考えて
そして
何を思うのだろう
その感情の選択が
人生に於いて
良き選択であることを祈る
何故だが今日は
浮腫が酷い
水を大量に摂取
毒素が抜けるといいのだが
なんだか身体が重たい
走りたいと思った日には
いつも雨が降る
お腹が空いた
断食でもしようか
毒素を抜きたい
あの日、
髪の毛を切らなくてよかったと
心の底から思っている
何かを斬り捨てたい衝動に駆られ
腕を切ることも胸を切ることも出来ずに
爪を切ることすら出来ずに
髪の毛を斬り落とすことを選択した
わたしの選んだ感情は
自分を斬り落とすことを選択した
それが遂行されることがなくて
本当に良かったと
心から思う
わたしの身体も
その一部も
わたしの素直な感情以外の何者にも
冒されてはいけない
斬りたくなんてないものを
斬り落とすことなど
わたしが赦すはずもない
だからよかった、と
今になって思う
ただ
そう選択せざるを得なかった
その感情も
その感情を選択せざるを得なかった
その気持ちも
幻なんかではなくて
苦し紛れの
自分を守るための
防衛策だったことだけは
認めてあげないと
わたしはまた
同じことを繰り返すに違いない
だからわたしは
そのときの自分を
否定したりはしない
それを選ばざるを得なかったその気持ちは
誰にも慰めてもらえないのだから
せめてわたしが
痛みを和らげてあげないと
報われないだろう
わたしの許可なくして
わたしを傷つけることなど
誰にもさせない
本当は
長い髪が好き
長くて
風にゆらゆらと
さらさらと靡く髪が好き
長い髪がずっと憧れで
長ければ長いほど
嬉しくて
鏡を見るのも
髪を撫でるのも
嬉しくなる
だからもう
斬り落とそうなんて
二度と思わないように
わたしはちゃんと
わたしが守ってあげる
メダカさんと
小さい葉っぱの鉢植えが欲しい
何かを育てて
見守って
そして小さな力をもらって
そうやって
強く優しく
穏やかに
生きていきたい
生きていきたい
というのは
少しニュアンスが違うけど
生きていく、
そのお話は
また今度
今日はこの辺で
またいつか
おやすみなさい
Android携帯からの投稿
頭が詰まって
頸が詰まって
胸が詰まって
うっぷ
なんなんすかね
ひーこらへーこら
息苦しくって
ひーこらへーこら
過呼吸気味
テタニーで手がピリピリ
頭くらくら
脳内にいた何かが
心臓まで降りてきて
ぐしゃりと
わたしを鷲掴みにした
そして悶える
ご愁傷様です
うまくいかないもんだな
ぎゃーーーーーーーーーーーーー
と叫びたかったけど
必死で飲み込んだ
そしたら
詰まった
詰まったら
アウト
まだまだ脆いな
Android携帯からの投稿
夢を見た
世界が終わる 夢を見た
世界が終わる日
ヨーロッパの古い街並み
石畳の小路
レンガの壁
近所のチョコレート屋さんに出掛けた
馴染みのふくよかなおばさん
外が騒がしい
慌てふためいた人々の流れ
穏やかな陽射しが薄暗い雲に覆われている
もうすぐ雨が降りそうだ
おばさんに別れを告げ 外に出る
みんな何処へ行くのだろう
何が起こるのだろう
チョコレートの袋を抱え
暗い雲の下
不安に駆られ立ち尽くす
石畳の小路の入り口
わたしの傘をさして
あなたが立っていた
世界の終わりが
どんな風に訪れるのか
目覚めたわたしには
わからないけれど
あなたが迎えに来てくれたのなら
わたしは
きっと
恐くなかったに違いない
例え世界が終わっても
幸福の中で
その時を迎えたのだろう
そんな夢を見た
幸か不幸か
目覚めたわたしの世界は
終わることなく続いていた
人混みの中
あなたを見つけた瞬間の感情を
奇妙なほど
現実味のある感覚で
覚えている
世界の終わりで
きっとまた
あなたを見つけられますように
いつかまた
あなたが迎えに来てくれる日を
ずっと夢見て
R.I.P.
その時まで