長野県白馬村産ミヤマアオイの花が咲き始めました。

学名: Asarum fauriei Franch. var. nakaianum (F.Maek.) Ohwi ex T.Sugaw,(2006),

菅原敬氏は、ミヤマアオイを2006年にミチノクサイシンの変種とした。


学名の由来 : fauriei Franchは、フランスの採集家フォーリー師を記念したもの。nakaianumは、中井猛之進博士を記念したもので、ミヤマアオイを1927年に中井猛之進博士が上高地にて発見採集したものによって、前川文夫博士が記載された。


分布 : 長野県、富山県、新潟県、石川県、岐阜県

垂直分布は、白馬村では740~2,000m、富山県立山においては1,000~2,000mに分布する。

開花期 : 3~4月(4~6月)

栽培では2月半ばくらいから開花を始めました。

特徴 : 根茎と茎は、長く這い(地這い性)、落葉の下や陰地では横走する。花は小形で萼筒は短く、広鐘状、やや皿状のものもあり、頂部で括れる。萼筒内面に縦横網目状隆起あり、萼裂片は、水平に開出し、広三角状卵形。


※参考文献
ギフチョウとカンアオイ(著者・藤澤正平)、最新園芸大辞典第一巻・第5巻(誠文堂新光社・1982年発行)




根茎、茎などのようす

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普通のカンアオイを栽培するような鉢では、収まらないために、私はプランターを用いています。

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