先日の記事にも報告をさせていただきましたが、フィールドワークの為に、豊田市郊外にて久しぶりに行ったサンエンアオイの自生地の現状を見て………ガッカリしました。此処は間違いなく既に衰退が進行しています。


どうにかならないものかな~



遊歩道が整備されている住宅街の一画にも関わらず、このような状態ではなんとも残念です。



このように多くのカンアオイの自生地は、何処に行っても人の手によって下草刈りなどが、行われなくなってしまうことによって、ブッシュ化が進んでいるのが現状です。


カンアオイは、今にも蛇が出そうなやや湿気の多い北~北西斜面を好む植物ですが、あまりにも暗くなったりすると花も咲かなくなってしまい、子孫を残すことができません。


春の陽射しが程よく入る快適な環境とは程遠いものです。


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遊歩道沿いの、こんな感じの笹の茂みの中にカンアオイは自生しています。

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少し移動すると、今度は一面に覆い被さったテイカカズラの中に埋もれるような状態になっていました。

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笹がしっかりと茂っている中に……
なんとか明るさがあり、生き残っているのがやっとという感じの個体。

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この自生地のサンエンアオイは、サンエンアオイとしてはかなり大き目な葉をつけていて、花を確認しなければ、一見するとスズカカンアオイと見間違えるかもしれませんね。





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