以前にも紹介しました千葉県産のカンアオイ『チョウシカンアオイ・仮称』の花が咲き始めました。



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這うように延びる根茎。

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少し用土が痛んでいるようです……今年は植え替え作業をしなければならないようだ。


※チョウシカンアオイについて詳しくはこちらをご覧下さい。
http://blogs.yahoo.co.jp/k27de7b8e8nrpsx/12321786.html




※私が研究のために収集しているカンアオイの資料の一つ、千葉県発行(平成15.3.25)・千葉県植物誌 別編4  千葉県植物誌 213頁に、このような植栽されたカンアオイの事が書いてあります。



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記載されていたそのままを紹介します。


※キンチャクアオイ
樹陰に生える多年草、葉は長楕円形で………中略……花期は4月頃、従来知られていたキンチャクアオイの確実な分布域は四国南部、九州中部以南である。県内では1996年に佐倉市の公園で観察記録があるが、現地調査によって自生ではなく、植栽されたものと判断された。




*以上のような内容のものですが、もしもこのように千葉県の近隣に分布しているタマノカンアオイを誰かが山に植栽して永い年月が経ち、一つの群落を形成したならば、そうとは知らない後世の人が、これを発見をした際には、『千葉県にもタマノカンアオイが自生していた』というような事になってしまう可能性もあり、このような行為は決っして行わないように願いたいものである。