秋咲きヒメカンアオイ・春咲きヒメカンアオイの根茎などの様子を撮影しました。
これら秋咲きヒメカンアオイの個体は後日、標本にしたいと思います。
秋咲きヒメカンアオイ、全体の様子
この株には葉が三枚付き、それぞれの葉柄(葉茎)の基部よりも少し上に花がひとつ咲いています。
別の個体ですが、葉が四枚あり花は葉二枚に花一つであり、少し違いがあります。個体差なのかもしれませんが、今後の課題にします。そして花はどの部分からというと上の個体と同じように葉柄の基部の少し上の部分から花は咲いています。この二つの個体は、今年の成長した部分から出ている根は少なく、地下の根茎の部分からは根がたくさん出ている
もう一つ秋咲きヒメカンアオイの根茎・花芽の様子です。
やはり葉一枚に花が一つ咲いています。
秋咲きヒメカンアオイの葉柄痕などの説明
春咲きヒメカンアオイの根茎の様子
根茎は上へ上へと成長しています
葉二枚の基部・頂点に花芽が付き、、そして今年伸びた根茎の下から根がたくさん出ている。
秋咲き・春咲きヒメカンアオイを並べてみました。
まだまだ個体数が少ないうえに、個体差、地域差などもあって、確定することはできませんが、春咲きと秋咲きでは根の出方、根茎の様子、花のつき方が随分と違うことがわかりました。今後の研究課題としてはかなり大変ですが
このようなことから、今後は産地、品種ごとの違いなどが、有るか無いか見くらべて観察することが必要ではないかと思う次第です。と、いうのも様々な文献などを見ていて気付いたのですが、全てが花の形、内部構造、葉の様子については細かく記載されていますが、根茎全体に至ってはほとんど無視されているために、違いが有るのか無いものなのか、わからないからです。その理由のひとつに今回の秋咲きヒメカンアオイと春咲きヒメカンアオイとではひょっとすると品種が違うのではないかという思いからです。