MARUのブログ

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自分の好きなものや思ったこと等、気が向いた時にタラタラと。
舞台を観るのが好きです。
アニメも好きです。
ずっと応援している宮野真守さんに関する事が多くなると思います。

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「らんまん」、面白いですね!
NHKの朝ドラを欠かさず観るのは何十年か振りです。
情報過多過多過多の宮野さんが出演するからと観始めましたが、すっかりハマってしまいました。

そして、第5週「キツネノカミソリ」 5/2放送の22話、宮野さん演じる "早川逸馬" に釘付けになりました…


https://twitter.com/asadora_nhk/status/1653176222216597506?s=46&t=qsEmhTf2qAwcS-YiBZYSRQ

 

 




自由について互いの想いを交わし合い意気投合した逸馬と万太郎。
それぞれの道に進むための明るい別れになるはずの朝。
そこに突入した警官隊…

万太郎は、自分が政治結社の人間ではないことを訴えても警官に信じてもらえず、結社の中心人物として酷い尋問を受けている逸馬の前に連れていかれます。
逸馬に対する拷問のような仕打ちを目の前にして、警官の思惑通りに "自分も仲間だ" と言ってしまいそうになる万太郎。
しかしそれを遮るように
「仲間じゃないき!!」と叫ぶ逸馬。

そこから始まる、万太郎を逃がす為の、逸馬さんの大芝居。
それは、観ている私達に息もつかせないような壮絶なものでした。

心にもない渾身の罵声を万太郎に浴びせ、「こんな奴と仲間だなんて舐めてくれるな」と警官にも食ってかかる逸馬さん。
嘘を本当と思わせる為の必死さ、拷問の苦しさをあまりにリアルに表現する声や息遣い、周りに何も言わせないほどの気迫、そして言葉とは裏腹の秘めた意思を宿した目の奥の光。
全てが何と言うか…鬼気迫るものでした。
正に「命懸けの大芝居」だったのです。

(この逸馬の行動についてネット記事で「優しい嘘」という言葉をまぁまぁ見かけて…いや間違ってはいないけどそんなフワッとした言葉で表現出来るシーンではないような…と思ったりも)


初めにこの役として登場した時、演説シーンでのカリスマ性や華やかさを見て
「あぁ宮野さんの役だ〜!」
と思いました。
でもこっちか、こっちだったのか、と。
この泥臭さとリアルさ、そして繊細さと激しさ。
役の心に深く深くダイブしながら、表現としてもしっかりアウトプットする。
表情や見た目の表現も勿論だけど、中でもその "声" に乗せる情報量の凄まじさよ…

宮野真守の真骨頂じゃねぇか〜〜!!!

仮にこれがラジオドラマだったとしても。
拷問の凄まじさや言葉と裏腹な想いは、やはり全部伝わってくるはず。
拘束された姿や苦しげな表情を見せなくても、その"声"にまで全てが乗っているから。
本当に凄い。尋常じゃない状況を演じる時ほど凄い。
これが "役者 宮野真守" です…!



そして、これを受ける万太郎役の神木くんもまた素晴らしかった。
逸馬の大芝居の真意を汲み取り、その痛々しい姿を何も言わずに震えながら見つめる目、苦渋の表情。
最後に「仲間ではないのだな」と改めて警官に問われた時の絞り出すような「……はい…」という一言。


お互いを見つめる二人の目は、それぞれの口から出る言葉とは相反した本音を、これでもかと言う程に物語っていました。
テレビに釘付けでドラマに感動しながらも、役者同士のとんでもないぶつかり合いを観ている感覚も同時にあって。
これ、神木くんくらい達者な俳優さんでなかったら、宮野さんのこのお芝居を受けて返すの難しかったんじゃないかな、とまで思うのですよ。
(あくまで私の主観です)



このシーンの最後、両側から警棒で押さえ込まれてボロボロの逸馬さんが万太郎の背中を見送りながら "民権かぞへ歌" を口ずさみます。
そして一世一代の大芝居を終えて力が抜けたように頭を垂れる寸前に一瞬だけ見えた目の光。
そこには
「おまんは、おまんの道を行け…!」
という強い想いまでが見えるようでした。
本当に、このシーンの最初から最後まで1ミリの隙もなく "命懸けの大芝居を打つ早川逸馬" でしかなかったし、あの激動の時代の中で民権運動にその身を捧げた男でしかありませんでした。





またこの回は、おばあちゃんのタキさんも素晴らしくて。
皆に守られて自分だけが解放された事が申し訳なくて沈んでいる万太郎に、タキさんが優しくも厳しく諭す言葉が観ているこちらにも刺さりました。
「メソメソするのはお門違い。捨てたなら振り返るな。代わりに"何をするか"」
「人は全てを持つことは出来ない。何かを選ぶことは何かを捨てること」
タキ役の松坂さんの存在感と説得力が、この怒涛の回の最後をきっちりと締めてくれました。

このタキさんの台詞、夢を叶えることを選ぶ=家族や家業を捨てること、というこれからの万太郎にも繋がります。
覚悟をもって捨てて、自分が望む何かを成せるか。
逸馬さんのことは辛いエピソードではありましたが、主人公万太郎の成長に必要なものとして描かれた理由が分かる気がします。

観終わって改めて驚きましたが、15分とは思えないほどに、あらゆることがギュッと詰まった回で、まるで物凄い映画でも観たかのように心がゴッソリと持っていかれました。

(ちなみに、これに続く23話〜25話も峰屋の皆さんにはかなり泣かされます)





それにしても。

あ〜〜〜逸馬さん!!!
無事でいてほしい〜〜〜!!!

もう登場しないのかなぁ。
願わくば、逸馬さんが解放され、いつか万太郎と再会するのを見たいし、そうでなくても、無事であることが風の便りで万太郎の元に届けばいいなぁと思うばかりです。


さっそく "逸馬ロス" という言葉をあちこちで見かけました。
そして、「早川逸馬役の宮野真守の演技に涙、素晴らしい」という感想を沢山見かけてファンとしては嬉しい限り、ホクホクなのです。

この日、全国の朝ご飯と昼ご飯の時間、きっとNHKを観ていた誰もがご飯を食べる手を思わず止めて、そのあまりにも"役を生きている"姿に魅入ってしまったのではないでしょうか。
私は、宮野さんの魂が込もった演技に涙しながらも、一方で
「これ、これ!!宮野真守の真骨頂!これを地上波で!NHKの朝ドラで!みんなが観てる!よおおぉぉーーーし!!!💪」
と踊り出したいような喜びも感じておりました。
(ただ、ここまで辛いシーンで魂込もった演技だと、また観るのはなかなか勇気がいるし神経削られます…が、それでも何度も観てしまう…)


ロックスターのようなカリスマ性を感じさせる演説が出来て、この壮絶で泥臭い大芝居をも演じ切らなければならないという早川逸馬役は、他の誰でもない、宮野さんだからこそやれた役だと思わずにはいられません。
キャスティングしてくださった方に金一封を差し上げたい…

いや、そもそも宮野さんの実力を知らずにこの役に抜擢したなんていう事があるはずはないので、今まで宮野さんがやってきたお仕事が実を結んだという事に他なりませんね。

ただ…やはり期待していた以上のものが出来上がって大喜び…というところですよねエラい人?
そうなんです!
いつも期待以上を見せてくれる人なんです!
私の推しです!!
これからもどうぞ宮野真守をよろしくお願いいたしますっっ!!!

既に今の時点で解禁前の大きなお仕事もきっと沢山あるのでしょうけど、今回の役で宮野さんの実力と魅力がさらに広く知れ渡ったと思うので…スケジュール獲得戦ですよ〜頑張れエラい人…フフフ…




そして改めて。
宮野さん、素晴らしい演技をまた堪能させていただき感謝しています。
ありがとうございました!
貴方は本当に"自慢の推し"です!
早川逸馬という人の生き様、この先もずっと忘れません…!


(2023年5月5日)







【追記】

この時に宮野さんが演じた早川逸馬は、登場シーンが僅かだったにもかかわらず視聴者の心に確実に爪痕を残し、「逸馬さんは生きてるの?また登場して欲しい!」という声を上げさせ、とうとうこの作品で唯一 "視聴者の声により再登場が決まる" という奇跡を生みました。

第22回から遥か時の経った第119回、私が上記の本文を書いた時から4ヶ月余り。

少し白髪混じりで髭を生やし、そして頬に傷跡を残した逸馬さんは立派な紳士の姿で現れ、万太郎と感動の再会を果たすのです…!
再会の瞬間、2人が抱き合う場面は何度観ても泣いてしまいます。


この再登場回でも宮野さんは、「らんまん」の世界でしっかりと生きている早川逸馬として、激動の時代をくぐり抜けてきたことを確実に感じさせるような、驚くべき演技を見せてくれました。
その語り口も表情も仕草も佇まいも、何もかもが素晴らしかった。

再登場までの空白の期間、視聴者は逸馬さんの人生を垣間見ることは出来なかったし、もちろん宮野さんもその間の逸馬さんを演じてなどいません。
にもかかわらず、ただ歳を重ねたように見えるだけではない、逸馬さんが歩んできた人生の "時間" と、その間に得たものや失ったものによっての "経験" から滲み出る匂いのようなものまで感じさせてくれたのです。

待合茶屋のシーンでの、誰が見ても只者ではないと分かるような貫禄も凄かったし、万太郎との対話の場面もまた素晴らしくて。

守りたいものや捨てられないものが増えてしまい、どの道を行くか悩む万太郎の顔をゆっくりと覗き込み
「…身分は……大事か…?」
と静かに問うところから始まる台詞。
万太郎を見つめる目と語りかける言葉。仕草。
見入って聴き入ってしまって、一瞬も一音も見逃せず聴き逃せなかった。
こういう大切な場面での言葉の重み…
あぁ再び、宮野真守の真骨頂……!!


逸馬さんはまた、壁にぶつかり迷っていた万太郎の背中を押すことになったのですね。
主人公に度々やってくる人生の岐路で不思議な縁に導かれて出会い、強く優しく道を示す存在である逸馬さん、本当に素敵な役を宮野さんはもらったんだなぁと。

でも逸馬さん、よく咳込んでいたから(もちろん宮野さんの演技です)、病魔に侵されているのかな、とも思い。
逸馬さんのモデルになった人物らしいと言われている植木枝盛さんは、ご病気で短命だったみたいなので(選挙前の突然の逝去だったため暗殺ではないかという一説もあるらしいが)、もしかしたらそれを匂わせたのかもしれないけど。
それでも、あの立派な姿が見られて本当に感無量です。
そしてもう一度言いたい。
早川逸馬という人の生き様、この先もずっと忘れません…!


ちなみに、再登場時に逸馬さんが着ていた衣装ですが、明るいクリーム色の洋装と帽子がとてもお似合いで、ネクタイの色は以前着ていた羽織と同じ "キツネノカミソリ" の色だったのが胸アツです。
そしてこの「らんまん」は、その週のタイトルとなる花とは別に、1回ずつその日を象徴する花も番組ラストに紹介されます。
この逸馬さん再登場の回は "オオキツネノカミソリ" でしたね。
これもまた胸アツだ…



それにしても、朝ドラという国民的ドラマの中で、宮野さんがこんなにも多くの人の心に残る演技を見せてくれたという事が、ファンとしてはとにかく嬉しくて誇らしい。
この日私は、"「ウチの推しすげーだろ」って言いながら街を練り歩きたい" とか深夜にツイートしてしまいました。
(ポストなんて知らない、あくまでもツイート笑)

宮野さんが演じた役で "忘れられない人物" がまた1人増えました。
次の機会には、どんな人をどんな風に演じる彼が観られるのか、本当に楽しみです。


(2023年9月15日)