今日は、会社法について書きますね。
おすすめ度
★★★★★(★5が満点)
<良い点>
・論点が把握しやすい。
・制度趣旨からの丁寧な説明がなされている。
・ページ数がそこまで多くない。
<悪い点>
・特になし。
<まとめ>
悪い点を書こうとしたものの、特にないですかね。
悪い点というかリクエストとしては、関係図のようなものがあるのですが、今ある図を小さくして、その分の余白により多くの図を挿入すればより分かりやすい基本書になるのではないかと思いました。
コメントでリークエ、田中、本書の位置づけに聞かれたので、ここにも書いておきます(コメントしていただきありがとうございます)。
リークエ(https://ameblo.jp/aoichiaki1/entry-12554546295.html)は、中級者~上級者
田中(https://ameblo.jp/aoichiaki1/entry-12561553433.html)は、上級者
本書は、初学者~上級者
が使用すると良いのではないかと思っています。
リークエは、論点が把握しにくい。田中は、ページ数が多いというデメリットがあります。
本書は、その2つのデメリットをクリアしており、1冊目に読むと良い基本書なのではないかと思います。
本書は、何が論点なのか把握しやすく、答案に使用できる理由付けが丁寧に書かれており、論証化しやすい文章になっています。
もっとも、論点主義というわけではなく、制度趣旨からの説明、条文の引用方法など、様々な面からわかりやすい内容になっています。
司法試験対策として、本書のみで足りるとは思いますが、より会社法が得意になりたい、本書が合わないという人は、上記2冊の基本書へ移行すると良いと思います。
シェア率としては、リークエ4割と本書4割を占め、その他の基本書が2割を占めている印象でしょうか。
最近の受験生は本書を使用する人が増えてきているような気がします。
多数派に乗るというのが司法試験の鉄則ですから、多くの受験生が使用する本書を、自分自身も使用すべき一因になると思います。
以上です。参考になれば幸いです。
読んでいただきありがとうございました