今日は、呉先生の憲法について書きますね。
昨日はアメーバがメンテナンス作業をしていたみたいで、書いていた記事が消え、記事更新ができない状況になっていました。毎日更新途切れたので悲しいですが、のんびりやります
おすすめ度
★★★★(★5が満点)
<良い点>
・統治部分がコンパクトにまとめられている。
・人権部分の要所で最近の見解が記載されている。
<悪い点>
・答案の書き方がわからない。
・判例の引用が長い。
<まとめ>
人権部分は論文対策として★3、短答対策として★4です。
呉先生にしてはわかりづらい記述が多い印象でした。
判例の引用が長いことが理由として挙げられると思います。
憲法は判例学習が重要であることから、このような引用方法になったと考えられますが、それにしても長すぎると思いました。
もっとも、短答対策としてはこの引用方法は非常に有用です。
本書を読めば、司法試験の短答の足切りは余裕でクリアできると思います。
また、ヘイトスピーチや忘れられる権利等、最近話題となっているものも載っているので、その点では論文対策として有用だと思います。そのほかの論点は、一般的な基本書と同様の記述が並んでいました。
統治部分は★5です。
この部分は呉先生ならではのわかりやすい文章でした。
私は憲法の基本書を数十冊は読んでいるのですが、統治部分では本書が一番わかりやすかったです(これまでは戸波先生の基本書が分かりやすかったです)。
統治部分の文章は、コンパクトかつ詳細なので、学部試験、ロー入試、短答対策等に非常に効果を発揮すると思います。
以上です。参考になれば幸いです。
読んでいただきありがとうございました
憲法 (伊藤塾呉明植基礎本シリーズ) [ 呉 明植 ]
3,300円
楽天 |
憲法 (伊藤塾呉明植基礎本シリーズ)
3,300円
Amazon |