どーも、ブログ始めました!

日頃思っている政治や最近のニュースに対する考えから、大好きな日本史や最近読んだ本まで語っちゃいます。もちろん、普段mixiでは語れないようなプライベートまでじゃんじゃんぶっちゃけちゃいますヾ(@^▽^@)ノ




今日は記念すべき第一回目と言う事でまぁイロイロ話題を考えた訳ですが…

実はですね、先週末に「カイジ」と「沈まぬ太陽」という映画を観た訳で・・・今日は「沈まぬ太陽」について語っちゃいます。



そもそも僕は原作者の山崎豊子さんの大ファンで、すでに原作は読んでいたので実際見た感じでは端折ってる感は大きかったが、なかなかの出来だと思った。なんせ単行本5冊を3時間半でまとめるには無理がある訳で…




航空会社を舞台に会社によって恣意的に10年間の左遷生活を送った主人公が、帰国後は航空機事故の遺族が係を経て、会長室に勤務し会社立て直しを計るが、政治家、官僚、関連会社や自社の役員の抵抗に遭いながらもひたすら自分の道を突き進む主人公の姿には感動する。しかし、左遷時代会社と闘いながらも苦悩、屈辱の日々の中で自らが狩りで手に入れた剥製を自分の銃で撃ち抜くシーンでは主人公恩地元の孤独が絶妙に描かれる。



利根川総理や十時官房長官、道塚運輸大臣など、政治や歴史に詳しければ名前からでも推測できるようなモデルも魅力だ(笑)



ただ、これを観て感じた事・・・この物語の舞台は20年ほど前であり、そんなに遠い昔でない頃に政府系企業に対し、政治家の利権がこんなにも食いこんでいたのかと思うとゾッとする。今から20年前ほど前と言えば僕が生まれた頃であり、ちょうど竹下内閣の頃だ。竹下内閣はリクルート事件によって退陣する訳だがその後、宇野、海部、宮沢と続き、宮沢内閣では佐川急便事件で金丸信自民党副総裁が逮捕されるという結末に至る。



よく考えてみればこの頃が政官財の癒着のピークだったのかもしれない。政治には汚職はつきもの・・・戦後、昭電疑獄、造船疑獄、虎ノ門事件等の黒い霧事件、ロッキード事件などなど・・・数え切れないほどの汚職が繰り返されてきた。これもまぁ自民党の政権独走態勢の弊害とも言える訳で、今回民主党の政権交代が行われ、いろいろな懸念の声はあるけれども、僕は政界官界財界の「負のトライアングル」の一角が下野したという点では非常に良かったと思っている。まぁ、民主党がまたその「負のトライアングル」の一角を担わなければという条件付きではあるが・・・まぁそんな民主党を、僕はハネムーンの100日は温かく見守ろうと思っとります!




ともあれ途中で10分の休憩を挟む超大作「沈まぬ太陽」、興味のある方はぜひご覧あれ!