「父亡くなりました」


突然の知らせから

嘘だと疑う余地もなく

実家では事が進んでいて


「救急車呼んで見てもらって

就寝中だったからこれから警察が来る」


と簡潔に書かれたLINEを見て

とりあえず亡くなったのは事実と認識。



昨日電話した時

いつも通りだったじゃない。

いつも通り面倒くさい冗談言ってたじゃん。


いつも通りに寝たけど

いつも通り起きてこなかったって。


寝てる間に苦しまずに逝ったみたい。


父との思い出を振り返って

また胸が締め付けられる。




司法解剖の結果

死因としては

冠状動脈硬化症に基く虚血性心不全


心臓周りの動脈が硬くなって血液が回らなくなって心臓が止まっちゃった…

って事みたい。


死亡推定時間は明け方かな。


との事。



明け方なのか、、、

【きよし】が私を起こした頃かな。。。



と思ったら、急に涙が止まらなくなった。


ああ。もしかしたら、お父さんが【きよし】を守ってくれたんじゃないか、、、って。



あの時間にトイレに行きたいとか

今まで言ったこと無いのに。

トイレに行っては激痛で、病院に連れてく判断ができたのも、父が知らせてくれたからなのか。

って感じるようになった。

そしたら、すっと気持ちがラクになってね。

もう自分を責めない。

【きよし】の術後の容態の心配をしてたけど

これもう大丈夫だ。絶対にお父さんが守ってくれる。ってね。漠然と思えるようになった。



そんな死後の世界とか知らないし

そう言うことってあるのかな?

っても思うけどね。



5/10の朝に亡くなってから

会いたいと思ってたけど

【きよし】の事もありすぐには行けず。


安置所で会える時間が9:00〜17:00だと分かり

11:00の病院の面会までに会いに行こうと

5/12の朝に会いに行った。



父はとても良い顔をしていた。

ほんのり笑ってるような顔してて。

やり残した小さな事はあると思うけど

人生に満足して終えることができたんじゃないかな

と思わせてくれるような

すごく良い顔。


そんな父の顔を見て、死を受け入れる事ができた気がした。



生前ピンピンコロリが良いと言っていた。

死ぬまで元気、死ぬ時はコロっと逝きたい、と。

迷惑かけずに逝きたいと。


介護って大変だって知ってるからね。

父の実父母(私の祖父母)は認知症を患って

最後はほんと大変だったみたいだから。



ちなみに今実家では、

母が今年99歳の実母(私の祖母)を

介護しながらみていて

老老介護状態なのよね。





享年75歳。



私の中では思ってたより10年くらい早かったけど

そんな本人の願いが叶った形なのかなって思う。

寂しいよ。すごく寂しいけど。うん。


本人も近くで

ちょっと早かったけど死んじゃったかー

って笑って見てるんじゃないかなって感じる。



【きよし】の病状も前日に話して知ってたわけで

朝病院に行かせてくれたのも、

彼の命を守ってくれたんだって言うことも

全部本気で父がしてくれた事だと感じてる。



お父さん人生お疲れ様。

【きよし】を守ってくれてありがとう。

これからも空から私たち家族みんなを見守ってね!



今日はこれから告別式。



ゆっくり休んでね。永遠のお別れ。

おやすみなさい。。





あー涙が止まらない。