誕生日を迎え、改めてこれまでの人生を振り返ってみると、やはり、その時その時、色んな人に支えられ、教えられてなんとか生きてきたなあと思うのである。
中でも、中学の時の社会の先生と、大学の時の専攻の先生(谷井俊仁先生)との出会いは、あらゆる面で私という人間の形成に大きな影響を与えてくださった。
おふたりとも残念ながらお亡くなりになられたが、もしご存命なら、今でも色んな相談をさせていただいてたのではないかと折に触れて思うこともある。
かくも先生というものは、子どもたちに与える影響は大きいのであり、それは親であればなおのことそうなんだろう。
私の生まれた家庭は、裕福というわけでは決してなく、当時流行りまくっていたファミコンなんぞ、決して買うことは許してくれなかったのであるが、例外的に、近所の本屋さんで、文芸の本であれば好きなだけ買ってもいいという感じだったので、子ども心に遠慮しつつ、新潮文庫を中心に、たまにはハードカバーのものも織り交ぜながら、いろんな本に親しんで育った。
友達とのファミコンの話題に付いていけないことはちょっと寂しかったけれど、本を集中して読むことで、そうしたことはそのうち気にならなくなっていった。
今、自分にも子どもができて、いまさらながら、自分は子どもたちに何を残してやれるんだろうと考えてみる。
それがお金でないことは自信を持って言える。
では何か。
それを見つけることを、この1年間のテーマにしようか。

