season15は全18話。今までは全19話だったので今回は1話少ないんですね。

「悪魔の証明」というタイトルの最終回。今まで謎に包まれていた社さんの正体が遂に明らかになるとのことで放送前からファンの間で注目されていました。社さんに娘さんがいることは、既にseason13の初登場時に知られていました。でもその後ほとんど触れられることなく、今に至っていました。結構、長かったですね。

なんちゃって刑事のたくらみにより、社さんのPCに侵入した疑いをきせられてしまう冠城君。伊丹＆芹沢両刑事を”良いように使っている”大河内監察官に呼び出しまで食らってしまいますが。もちろん彼は無罪を主張。でも、大河内監察官は「念のため確認」といったていで質問しただけで、初めから疑っている様子はないようにお見えました。これは、冠城君を信用しているのか、それともそれほどのコンピューターのスキルがないとふんでいたのか・・・五分五分くらいですかね(笑)

週刊誌に載せられた社さんの娘さんの写真。それを見て右京さんは、いつもの”細かいことが気になってしまう”という悪い癖により、真相に迫るヒントを見つけます。背景のクリスマスツリーと、12月ではなさそうなカレンダー。そしてプリキュアのシール。カレンダーは分かるとして、プリキュアのことまで詳しく語る右京さん。でもさすがに始めから知っていたわけではなく、ググった結果でしたけど。ただ、ググった結果をちゃんと真実へと繋げていくあたりは、さすがは右京さんですね。

警察内のお偉いさんたちも気にしていた、社さんの娘さんの父親の正体。右京さんがそれを知ろうとする背景には、カイト君と共に逮捕した天野から、さらなる真実を聞き出すためでした。その動きの中、右京さんと冠城君はついに対立してしまいます。

「想像が及ばないのならば・・・黙っていろ！」

「右京さん、あなた、何様だ・・・」

でも後日、冠城君が降参を宣言したことにより、右京さんも自分の考える真実を語りだします。社さんが考えたピンチをチャンスに変える作戦、それも右京さんにはお見通しでした。でもさすがに、父親を認めたうえで騒ぎを沈めてしまうことまでは右京さんも見ぬいていなかったようです。バックに甲斐峯秋が付いていたとはいえ、社さん、かつての片山雛子以上の強者ですね。

結局、冠城君のPCへの侵入疑惑ははらされることなく、減給処分になっちゃいましたが、右京さんたちは真犯人を見抜いていましたね。なんちゃって刑事のその後と、ラストの右京さんの意味深な笑みの真相は、次シリーズへ持ち越しかな？

ところで今回の最終回、成宮寛貴さんが演じたカイト君が回想シーンで登場しました。しかも、キャストクレジットにも名前が。これには相棒ファン、成宮寛貴さんファンには大反響だったみたいですね。成宮さんが引退してなかったら、正式な再登場もあったかもしれないですね。

今回の社さんの印象深い一言「嘘ついただけで地獄に落ちてたら、天国行く人いなくなっちゃうわよ・・・」

相棒season15最終回レポ