キャラクターを愛するということ |  青行燈

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  本業絵描き。副業でモデルと役者をしております。
  数学の家庭教師とハウスキーパーのお仕事は休日に。
  21歳大学生の息子と二人暮し。
  必要なものは自分で作ってしまう方。
  日本酒、食器、手拭い、妖怪、恐竜、昆虫、お花好き。
  

昨日のキャラクターで最後でしたので、漸く全員並べることが出来ます。

 

物語の中で、キャラクターたちが虹になるシーンがあるのですが、其々そのお色にしております。

ただ、今回のキャラデザはそのお色をキャラデザに組み込んでおりませんので、お衣装や髪の色に被ったり相性の悪いものも御座います。

一応、ファンの方々が喜んで下さる虹カラーで作りましたが、別途其々が活きるお色で作りました。

 

明るい色味で爽やかなお色チョイス。

 

シルエットもキャラクター性もお仕事並に考えて描いておりましたので、並べて見ましても映えるデザインに仕上げられたと思います。

無論、お仕事ならここからもう少しブラッシュアップの作業が御座いますよ。細かな角度調整や左右の脚腕の太さ長さ、布の流れの調整、線の整頓などやることは多いです。

 

 

お客様は立ち絵を何度も目にされますので、瞬間的にキャラクター判断が出来るデザインが優れたものです。
飛翔を感じるように重心を上に置きましたり、羽根じゃないものを羽根に見えるようにしたり。

布が舞うような画面であったり、線が飛ぶように見えたり、丸い物、奥行きを感じるもの。

例えば同じ髪型であっても、少し大きさを変えたり背筋を伸ばして歩くキャラクターならそういう風に。

キャラクターを描くということは、キャラを愛し個性を重んじるということです。
そのキャラクターでしか有り得ないシルエット。それが魅せられたなら、そのキャラクターを理解しているということです。

愛は、良いものを創るのですねえ。