一生付き合う張り紙 |  青行燈

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  本業絵描き。副業でモデルと役者をしております。
  数学の家庭教師とハウスキーパーのお仕事は休日に。
  21歳大学生の息子と二人暮し。
  必要なものは自分で作ってしまう方。
  日本酒、食器、手拭い、妖怪、恐竜、昆虫、お花好き。
  

この日は息子、中学三年生の修学旅行へと旅立ちました。

朝起きますと、冷蔵庫にこのような張り紙が。

 

一瞬、私への張り紙かと思いましたが、息子が前日の夜お茶を用意していたのを知っております。

 

玄関にも。

なかなか、ADHDらしくなって参りました。

 

私たちはこういった自身への張り紙を、一生せねばならない身です。

張り紙が貼ってあること自体を忘れ、自身の手の甲に書いていることも忘れ、果てはモニタの真ん中に張り紙をしてもその張り紙が目に入らないことが御座います。

張り紙を邪魔だと感じつつも張り紙を懸命に避けてモニタを見ようとするのですよねえ。

最終的に剥がしても、その張り紙に書かれた内容を見ようとしません。

邪魔な塵という認識で、それが何を意味するのかを忘れてしまっているのです。

それでも、張り紙をしないよりはましですので、張り紙を致します。

無論、アラームも同じような扱いになりますので、大事な約束などには理解のある友人に家まで声かけに来て頂いたりもすることが御座います。

 

息子もこの日の朝はお友達が呼びに参りましたので、一緒にお昼を買って行くのでしょう。

朝は息子が好物の鮭解しと金胡麻と青紫蘇の御握りをリクエストしましたので、梅の御握りもプラスして。

 

行先は沖縄です。

元気に行ってらっしゃい。