2025年2月8日
ChatGPTに連歌(短連歌、あるいは一句連歌というもの。因みに長く続けるものは長連歌、鎖連歌という。)の付け句(発句(前句)5・7・5への7・7の追加)をさせてみました。
発句として子規の「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」を借りました。
結果は以下のとおりです。(( )書きもChatGPTによるものです。)
柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺
秋風吹いて 木々は静まる
(情景を広げ、秋の静かな風情を表現しました。正岡子規の世界観を保ちつつ、日本らしい落ち着いた風景をイメージしています。)
柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺
夕日淡くて 影長くのび
(夕暮れの情景を描いて、秋の時間の流れを表現しました。)
柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺
遠き彼方に 雁の列ゆく
(秋の空に遠ざかる雁の姿を想像させる下の句です。)
柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺
静寂染み入る 古都の空気
(古都奈良の荘厳な雰囲気をイメージしました。)
なお、小生の試作は以下のとおりです。(( )書きも当然のことながら小生。)
柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺
千年隔て 寄する風韻
(作者と法隆寺の時間距離を鐘の音が媒介している、とのこころ。)
柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺
他日はありや 釈迦拝むるや
(宿まで来たが病重く、参拝かなわずという状況を推測して。)
柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺
ここに至るも さらに歩めず
(同上)
柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺
何を食さむ 春を聴くとき
(春の鐘を聴く時は何を食すことになるか?というこころ)
柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺
奈良の都は 芋でも鳴らむ
(下品な転換を図って。)
巧拙は別として、生成AIには連想に飛躍ということが~たぶん原理的に~ないということですね。