喜んでくれるとばかり思っていた信頼してる友達に、呆れられてしまった私はかなり傷付きました…
そして、一番の不安はお金の事でした。
「産みたいけどお金はどうしよう…」と思うと、とても不安でした
その反面、「絶対に中絶なんてしたくないこの子を堕ろすくらいなら私が死んだ方がましだ」と思っていました。
悩んだ私は、子育て中の友達に電話して「産みたいけどお金のことが心配」だと打ち明けて相談しました。
その友達から、「産むか産まないかをお金のことで悩んでいるなら、お金は後でどうとでもなるから産みな」と言われました。
私はその言葉に安心して「とりあえず働けるギリギリまで働いてお金はどうにかなるだろう」と思っていました。
姉にも同じように相談し、姉からも「お金はどうにかなるから産みたいなら産みな」と言われました。
この時の友達や姉からのアドバイスは今でもはっきり覚えていて、時々思い出してます。
シンママの友達からも彼との関係も知った上で、子供が出来たことをほんとうに喜んでくれていました。
本当だったら会社の育休を使えたらいいなと思ったのですが、育休は入社して一年後からしか使えないと知りガッカリでした。
赤ちゃんのパパである彼にもちゃんと伝えないとと思い「話したいことあるから今度聞いて」と連絡しました。
彼からは「話したいことLINEじゃあかん
」と返信が来たので「大事な話だから、ちゃんと顔を見て話したい」と言いました。
彼との約束の日、いつものように我が家で過ごして帰る前に妊娠検査薬を見せると…。

私:何回も見たことあるやろ

彼:知らん
私:妊娠検査薬
彼:ん


私:妊娠してた
彼:出来にくいって言ってたんやん


私:産みたい
彼:わかった
こんな会話の中で、彼の言葉に妊娠したことを喜んでないように感じて、ショックを受けていました
二週間後の検診の日、この日もドキドキと不安が入り交じる気持のまま診察を受けに行き順番を待っていました。
看護婦さんからは「苗字はなにに変わるの?」と嬉しそうに言われ
「彼の苗字になる予定」と答えていました。
私の順番が来て診察室に入り、内診してもらうと…。
元気に動く心臓を確認してもらい私には全然分からなくて「えっ?どれ?」と小さすぎて全然分かりませんでした。
けれどももう確実に成長している我が子のスピードの速さにびっくりしたのと、たまらなく愛おしい気持ちでいっぱいになりました。
「ママが絶対に守るからね」とお腹の我が子に声をかけていました。
先生からは「もう心拍も確認できたから、お母さんに話したら?」と言われましたが、母も彼との関係は知っていたので「妊娠した事を言えば張り倒される」と答えると、先生は「親は子供が妊娠したら喜ぶと思うけどな…」と言われました。
「そういう親だったらいいんだけどな…」とちょっと悲しくなりました。
「まだ母には絶対に言えない…。最悪、産んでから伝えよう」と思っていました。