小学校時代に、授業参観など母が来てくれて嬉しいと思ったこともありますが、高学年になり母親と一緒に家庭科で料理を作る事があったのですが、待っても待っても母は来ず、同級生の子に「お母さん来なくて可哀想」と言われてショックだった事を覚えています。
この頃母は授業参観日にいつも寝ていて来れないことがあり、家に帰ると寝ている母に苛立ちと寂しさを覚えていました。
父が居たらこうはならなかったのかな?と思ったことも何度もあります。
同級生の母親が羨ましい、お父さんとお母さんが居る普通の家庭が羨ましいと思うことも増えていました。
他県に引っ越してから高学年になると学校が楽しいと思えず、遅刻したり自分で学校に電話して休むことが多かったです。
中学校も楽しいとは思えず、高校へ進学せずに働くつもりでしたが、母に「高校に行かないなら住み込みでどこかへ働きにいけ」と言われました。
それがいやで、とりあえず高校受験して姉の通っている高校に合格しましたが、母に自分で学費を払って通えと言われて、定時制の昼からの高校に入学しました。
高校入学後、姉が交際相手の家から全く帰って来なくなり、たまに夜中に姉が帰って来た時に、姉のお腹を見ると飢餓の子供のように大きく出ていて驚きました。
それを母にそれを伝えると、姉が妊娠8ヶ月である事を知りました。
母は凄くショックを受けていて見てられないほどでした。
17歳で姉は子供を産み、同い年の彼と結婚をして家を出ていきました。
その時の衝撃で私はご飯が食べられず、その当時98kgあった体重が58kgになりました。
自転車通学していたのも理由かもしれませんが…
通っていた定時制学校には、私と同じような境遇の友達や私とは無縁ですが、ドラッグをやってる子、薬の過剰摂取している子、リスカしている子など、色んな子と友達になり、私の気持ちを分かってもらえました。
一人一人分かって欲しいという気持ちが強かった為かグループ内でイジメもあり、私もいじめられる側、いじめる側に立っていた事もあります。
その子達とは今でもご縁が続きてる子もいますし、縁が切れた子もいます。
高校生活は凄く楽しかったし、色んな複雑な家庭がある事を学び、私の家庭の事情や気持ちを理解してくれる友達が出来ました。
友達関係も裏切られたり、裏切ったり、悲しいことを共有したり苦しい時は一緒に居られるシェルターみたいな仲間に出会えました。
高校生になってからは恋愛経験もあり、初めての恋愛に戸惑い、右も左も分からず、自分の自己主張ばかり強く、こうあるべきという気持ちを押し付けてていた気がします。
恋の楽しさ、切なさ、難しさ、相手の気持ちを分かってあげられない事や、私の気持ちを伝えられない歯がゆさを感じていました。
この頃から付き合う人とは結婚を意識していました。
高校生の頃から愛し愛される人との幸せな結婚、子供がいて幸せな家庭を築くのが夢でした